１０月５日
昨夜、ごはんを作り（とはいえ作ってくれたのはほとんど富麗華。私はあたためなおして、米を炊いて、トマトを切って、味噌汁を作っただけ）、暑かったのでタンクトップで、ねこ耳ヘアバンドをして、げらげら笑いながら「おっさんずラブ」の続きを見ていたら、いきなりピンポンが鳴り、武装したSECOMと警察の人たちがやってきた。
きょとんとしている私たち家族、パネルを見ると非常ボタンが押し込まれている。うちの子どもがカレンダーになにかを書き込むとき、うっかり押してしまったらしいのだ。
あんなに真摯にあやまる高校生を久しぶりに見た。
そして私も、あんなに恥ずかしく申し訳ない気持ちになったことはない。平謝りとはこのことだという謝り方をした。タンクトップでね！
「なにごともないのがいちばんなのです」とおっしゃって許してくださった警察の方たち。ほんとうに申し訳ない。もう二度と陰で「サツ」とか「マッポ」とか呼びません！
書類に「作家 よしもとばなな宅」と書いてあったけれど、「今は漢字で『吉本』です」なんていうケチなことも一切言いませんでした！とにかくごめんなさい！
うちに入ろうとしている泥棒がいたら、あれほどのことがたった５分で起きるので、絶対やめた方がいいと思いますね。現金もないし。
清水ミチコさんがアド街ックで「下北沢にはちょっと目上の人に持っていく手みやげが一切ない」とおっしゃっていて、全くの同感なのだが、世田谷代田にはあるのだ！
たしか宮崎先生のお身内の方がやっておられる伝説のトトロのシュークリームの店が！いったいどれだけの道に迷う外国人に「トトロ、トトロ？どこ？」と聞かれたことか。これがまたわかりにくいところにあるんだけれど、ステキなんですよね〜。
マルコム・ベッツさんが来日しているので、会いに行く。家族みんなで行って、マジックを見せたり飲みものを強引に頼んだり、やりたいほうだい。
もう２５年も彼の作品をこつこつ買っている。私の唯一の散財&宝物だ。
かわいいやらおいしいやら
仕事にならぬ！
我ながら高嶋ちさ子なみにこわい内容の本なのに、増刷された、嬉しい
私の身につけているジュエリーのほとんどが彼の作品、ほんとうに大好き。去年はいっしょに仕事もしました。元担当の小林さんにも会えて嬉しかった。いちおう顔を隠してるがなによりもうちの子、やたらでかいなあ！
東京は冷たい雨の夜。すっかり秋です。豊かな時間を！