8月8日雨

 

雨の日に家にいて、聴き逃したラジオ(まあ、村上ラジオと粋な夜電波なんだけど…)をまとめて聴いているとほんとうに幸せを感じるが、書いている内容が多少ラジオの内容に引きずられるので気をつけよう。まあ、それも運命ですね!

昔住んでいた家は、雨の日に限りなく憂鬱になる家だった。窓の外に見える家からなにか言い知れない陰気な空気が漂ってくるのだ。なんだろうな?と思っていたらあるとき急にその家の人が夜逃げして、しばらくしたら差し押さえの人たちが来ていた。

そう考えてみると、階下、隣のマンション、裏のマンションといつも怒鳴り声とかもめごとがいっぱいで、しょっちゅうパトカーが来ていたし、ときどきだれもいない部屋で急にラジオがついたり、どんどんボリュームが上がっていったりした。あの江原啓之先生が「あなたのおうち…う〜ん…まわりじゅうみんなが怒りのエネルギーに包まれやすいんだなあ。とにかく生きた花を絶やさず飾ってくださいね!」とお茶を濁しただけのことはある。

しかしそんな場所にはそこにしかない奇妙な趣がありけっこう楽しく暮らしていたし、そこで子どもまで産んだ。でもやっぱりまわりのもめごとはすごかった。いつも怒鳴り声が聞こえる感じというか。

なんといってもそんなことまったく気にせず窓を大らかにあけてピアノを弾いたり、朝はみんなで大声でおしゃべりしながら草むしりをしていた向かいの高知の会社の東京寮の人たちがいちばんすごかった。高知パワーで地の悪い気を全く気にせずはねのけていた。

 

おばけくん

 

少しお答えしますと、「交換こ」は東京の方言だと思います。地元ではみんな言っていました。そして傘のひもはわざと写真に入れてもらいました。なぜなら、ひもが2本ついていて留められるのが超かわいかったからです。

まだまだ続く台風だけれど、皆さま穏やかにすごせますように。

 

スライム

 

大雨の中、キネマ倶楽部へ。

 

 

女王蜂を観に行った。

またこの場所が女王蜂にぴったりすぎた。

アヴちゃんのあまりのすごさに圧倒され、この時間だけは嵐も時間も今がいつで自分が何歳なのかも全て忘れ去ってしまった。

ライブで初めて聴いた「燃える海」という曲には鳥肌が立ち、わけのわからない涙が流れた。歌詞もすごかった。

あんなすごい人がこの世にいるなんて…!というレベルにあの人はここ数年でなってきてると思う。

いっしょに行ったタイラミホコちゃんが「うちの猫の調子が悪くて夫は来れなかったんです」と言ったら、アヴちゃんがこの上なく優しい顔と声で「今はね、でもあっちに行っちゃったらいつでもみんなでいっしょに来れるようになるからね、いつもここに(お腹を指差して)いっしょにいれるようになる、バラバラなのは今だけよ」と言ったので、ほんとうに泣けた。

 

えーん

 

キネマ倶楽部は渋い

 あんたコワイよ!