6月6日雨

 

山西ゲンイチくんに誘われて、9月にはなくなってしまうスヌーピーミュージアムに行く。相変わらず日本人率が低い。旅行みたいだった。

なんでもきちんとしているのはすてきだけれど、いつもなにかに追われているようでゆっくり見られない美術館だなあと思う。空間にはたくさんの遊び心とゆとりがあるんだけれど、気持ちの上でずっと管理されているような…。

そうは言っても大好きで4回くらい行ってるんだけど!

最近いつも私が犬に寝るとき言ってることをチャーリー・ブラウンも言っていた。犬と人の暮らしはいつも同じだなあ。

シュルツさんにお会いすることはかなわなかったが、奥さまのジーンさんに一度お会いしたことがある。

ご高齢ではあるが、なにかに突き動かされてシュルツさんの世界を守っておられる感じで、偉大な才能を支えたもうひとつの偉大な才能を感じた。全身から愛の光みたいなものを発散したまぶしい人だった。

私は自分の英語版の本が出ているので送りますね、と言った。お待ちしていますと彼女は言った。そして私は「そうはおっしゃっても世界中から本や手紙が送られてくるのだから、いちいち読めないですよね」と思いながら一応本を送った。

すると、1ヶ月もしないうちにしっかりと私の本の感想を書いたお手紙が届いたのである。ふつうこういう場合は良くても「本を送ってくださってありがとう、これから読みます」だし、それでもものすごく感激すると思う。

なんていうことだろうと私は思った。ピーナツのピの字も出てこない小説なのに。

シュルツさんとそんなジーンさんの共に生きた人生そのものが、ピーナツの世界を作ったんだなあと思った。

壁に飾られたジーンさんの言葉のひとつひとつが、社交辞令ではなく心からの言葉なのだと確信できて、またちょっと涙が出た。

 

ぐすん

 

中島さんから淡路島の玉ねぎをいただいたので、益子名物ビルマ汁を作る。山西くんもいっしょに食べる。うっすらカレー味でいんげんが入っていて、夏の食欲のないときすごくいい。米も食べずにこれをたくさん作って、何日も主食にしたりする。

でも実はちゃんとしたレシピではない。ちゃんとしたレシピにはじゃがいもが入っているし、とうもろこしは入ってないかも。さらにうちのは肉が入ってない。とうもろこしを生から削ぐのがうちのビルマ汁のコツです。

 

てへぺろ

 

飯テロはやめないけど、コメントは毎日読んでいます。

私の日記シリーズは意外に読んでくださっている方が多く、やめたときにみなさんとても惜しんでくださった。

noteの「どくだみちゃんとふしばな」(このさりげないリンクが超宣伝っぽい照れけど、存在を知ってほしいからはっておきます)みたいに、ほんとうに知りたい人にほんとうに小さな声でしかし本気で役立つために書くものと違って、こちらはみんなに開かれていてただ毎日のことを書くだけ。でもそれが人の心を和ませたり、活気づけたりするかもしれないのが嬉しい。その程度でいいけれど、その程度が小さくても力になるかもしれないから。