スーパー耐久シリーズではST-3で2回チャンピオンを獲ってますし、フェラーリ488GT3でST-Xクラスに2シーズン参戦していますが、これまでオファー無く(笑)、実は初参戦だった『24時間レース』は恵まれた環境のおかげで初参戦ながら優勝することができました
#2 シンティアム アップル KTM
初ドライブのKTM X-bowはスパルタンなルックスで平べったく、室内からはCカーの様な景色。
5気筒ターボで、“THEミッドシップ”という乗り味。初めてKTMの車をドライブしましたが良い意味で他には無いテイストでした。
見た目の部分で言うと独特なキャノピーも良いけど、お尻周りのルックスがHY的にはかなり好みです
飯田選手、高橋選手、加藤選手、小林選手との5人体制となりました。
何よりまず、高橋パパ、加藤さんと久々に一緒にレースが出来ることが嬉しかった。加藤さんとは2009年紫電でセパンでの勝利を含めチャンピオンシップを狙える位置で戦わせてもらいました。
3人一緒に同じマシンで戦うのは2008年の鈴鹿1000kmぶりかな?
(2006〜2008の3シーズン鈴鹿1000kmのみスポット参戦、2009年第2戦〜)
揃って一緒に優勝したのは14年ぶりです(これHYのSGT初優勝↓)
(↑これ、高橋さんのスーツ借りて表彰式に出たので腕を上げたら股間の所がめり込んで痛かったので腕はこれ以上上がりませんっていう状態↑笑)
ということで、引っ張り出してきました…
この↑
14年前?
のTシャツ↓w
PPを狙っていましたが悪天候のため予選はキャンセルになってしまったのでグリッドはこれまでのランキング順となりました。けど24時間ですからね。スタート順位なんてハッキリ言ってどぉでもいい。
そして天候が回復した土曜日のグリッド。
スタートは飯田選手。スタートのスティントめっちゃ速かったな〜 とにかく順調なオープニングスティント
からのその後は大体こんな感じの順番で進みました
小林選手が走行中、パワステのトラブルが出て、重い状態で走り続けたそうですが、パワステありきの車が突然アシスト切れて重ステになるととんでもなく重たくなるんです。それを1スティントまるまる耐えた小林に拍手 そしてリアに重量の比重が寄っているミッドシップで良かった
ということであっという間にナイトセッションに突入。吉本は殆どナイトセッション担当でしたがコース内はしっかりと外灯で照らしてくれているんでよく見えました
花火も良かったけど、夜明け時に浮き上がってくる富士山が綺麗やったなぁ〜
話は戻って、、、24時間の長丁場なので休む場所も必要。ということでAirstreamを引っ張ってって吉本は走行の合間この中で身体を休めさせてもらいました
決勝前まではヤンチャな方の小林選手を含めたくさんの人が遊びには来ましたが夜は誰も一緒には寝てくれませんでしたw
ということでレース中、自分は合計2時間半位睡眠させてもらいましたが、メカさん達は基本ずっと無線を聴き続けて何かあった時すぐ対応できるよう一睡も出来ない。エンジニアもずっと起き続けてデータ解析して毎ラップ無線で指示出したり計算したり。
燃費が悪いから他に比べてピット回数もめちゃ多いからしょっちゅう作業しないといけないし休む暇がなかったかと思います
ということでコース外でも耐久レースは繰り広げられてるんです
途中燃料系トラブルを始め色々ありましたが概ね順調に進みました。そして何よりジェントルマンドライバーのお二人のペースがビビるほど良かった。
作業やストラテジー含めまさに『チームワーク』が光っていました
こんなに順調に行くことがあるんでしょうか?!という具合ではありましたが最後の15分位が本当に長く感じた
ST-1クラス優勝 そしてST-Xクラス車にトラブルが多発した事もあり、総合2番手でチェッカーを受けました
やった〜 めっちゃ嬉しいし達成感
2号車にとってシリーズタイトルを考えると貴重なポイント獲得にもなりました
吉本は今回の24時間だけですが貢献できて本当に良かったです。貴重な時間を共有させてくれたドライバーの皆さん、メカニックやスタッフの皆さんありがとうございました タイトルに向けての引き続きのご活躍に期待しています\(^o^)/
表彰式、とりあえず賞金ボードの片隅だけはしっかり握っときました笑
って言うか高橋さん、最年長優勝記録なんじゃないかな?知らんけど…
いずれにせよ超人すぎですどんどん更新してもらいたいです皆さんおめでとうございました!
ところで…
X-bowはミラーが一般的な鏡のミラーではなく、カメラ&モニタータイプのサイドカメラなんですが
実はこれ、両サイドともに壊れまして…左右を非常に確認し辛く難しいドライビングを必要としたのですが全員が過酷な状態で素晴らしく対応し、24時間“ノーミス&ゼロ接触”でした
長丁場のレース、沢山応援頂きましてありがとうございました
かかってこいや!