皆さん、ルマン24時間はご覧になられましたか
トヨタ、ニッサンデルタウィングは残念でしたが、素晴らしいチャレンジでした
AUDIの強さは凄かった日本でお馴染みアンドレ・ロッテラー選手、ブノア・トレルイエ選手がそのAUDIで昨年に引き続く総合優勝達成しましたね
本当におめでとう本当に凄いことやし、これを機にヨーロッパのチームやメーカーにも日本のレースを少しでも注目してもらえれば良いですね
10月に日本(富士)で行われるWECが非常に楽しみです。できれば参加する側でいたいですが…オファーはありません(笑)
今年のルマン、個人的にはGTEクラスに出ていたアストンマーチンVantage V8が序盤はずっとトップを走っていて、途中グラベルストップ?があって順位を落としたものの3位だったことに、マシンは違えど、同じAMRが制作したVantageを使用したマシンが24時間を大きなトラブルなく走り切った事はA speedにとって良いニュースです。
さて本題
24時間レースともなれば誰でも「体力しんどいだろうなぁ」とか感じると思いますが、一般的にモータースポーツがどれだけ過酷なスポーツかということはあまり認知されていません。
もちろんカテゴリーにもよりますが、Super GTでも特に夏場ともなれば、40度を超える車内でアンダーウェアやスーツを着て、内部は湿度100%になるヘルメットを被ってハンドル切ったり、Gに耐えたり、ブレーキペダルを1周に何回も蹴飛ばしたり、それなりの運動をしている訳で、それはそれなりの運動量になります。
マシンにもよりますが、例えば我々のVantage GT3でいうと窓はどこも穴が開いていません。室内の暑い熱を逃がす事ができないので吸う空気も温い感じです。
今年はクールスーツを用意してもらったので先日の灼熱のセパンはドリンクトラブルで全く水分を飲めないながらも快適にドライブができました
去年はエアコンがついていたけど基本ヘルメットやスーツで身を覆っているのでひんやりしたそよ風が体の一部分にそそいでも殆ど効果はなかったので正直辛いレースもありました。
例えば去年の最終戦のもてぎではエアコンのホースがどうしても指定位置でじっとしてくれなかったので断念してエアコンレスの状態でずっとレースをしなければなりませんでした。
真夏ではなかったけど完全に脱水症状になりました。因みにレース展開的には自分のスティントの後半はずっとJLOCの関口にケツを突っつかれている状態でブロックし続けて守った感じ。
もちろんレース中も手足が痺れたり辛かったけど、チェッカーを受けてピットへ戻ってきた辺りからの吐き気や頭痛がひどくてしばらく横になっていたんですが、後でその時のデータを見てビックリ
レース終盤の最大心拍数が211BPM(回/分)までいっていたんです
スポーツをやってる方なら分かりますが、結構危険な数値です。。。
これらのデータは昨年のGT500のチャンピオン柳田選手の弟で、日本大学医学部社会医学系衛生学分野に属する柳田 亮くんがレース中の心拍数など、さまざまなデータを基にモータースポーツの過酷さを科学的に調査&研究し学会に発表したりされていて、その研究に協力するドライバーの一人としてわたくしHYも心拍計を予選やレースで付けて走らせてもらっています。データは嘘をつかないので本当に興味深いです。
因みに、過去のデータを見るとHYのレース中は平均して140BPM~160BPM程で走っているようです。
そういえばGP2のころも付けて走ったりしていたんですが、どこだったかとても暑い日のレースががあって、その時の1時間程のレースをほぼずっと200BPM以上だったことがあったな
ほぼ変態…
でやねぇ
先日のセパンのデータをまとめたものを送ってきてくれたんですが、これがまた興味深い
あのあッついセパンで吉本の平均心拍数は148BPM。他に測っているドライバーさん達の平均が171BPMだったそうなので身体的にはかなりリラックスした状態 で走れていたようです。
が
面白いのがあのレースの最終ラップの3位争い
はい、吉本とっても頑張って最終コーナーでGTRを抜きました。
なんとその周だけ、瞬発的に199BPMまで上がっていました
めっちゃプッシュした時に一気に心拍数が爆発的に跳ね上がっている訳です。
データって凄いですよね
まてよ…
ということはずっとプッシュしまくって常に200BPMを保つ様にしたらめっちゃ速く走れるっちゅーことちゃうん
ってレースもたんわ(笑)
皆さんが思ってらっしゃるよりも、もぉ少~しだけレーシングドライバーって過酷だということ分かってもらえましたか(笑)
亮くんいつもありがとうね~
かかってこいや!
トヨタ、ニッサンデルタウィングは残念でしたが、素晴らしいチャレンジでした
AUDIの強さは凄かった日本でお馴染みアンドレ・ロッテラー選手、ブノア・トレルイエ選手がそのAUDIで昨年に引き続く総合優勝達成しましたね
本当におめでとう本当に凄いことやし、これを機にヨーロッパのチームやメーカーにも日本のレースを少しでも注目してもらえれば良いですね
10月に日本(富士)で行われるWECが非常に楽しみです。できれば参加する側でいたいですが…オファーはありません(笑)
今年のルマン、個人的にはGTEクラスに出ていたアストンマーチンVantage V8が序盤はずっとトップを走っていて、途中グラベルストップ?があって順位を落としたものの3位だったことに、マシンは違えど、同じAMRが制作したVantageを使用したマシンが24時間を大きなトラブルなく走り切った事はA speedにとって良いニュースです。
さて本題
24時間レースともなれば誰でも「体力しんどいだろうなぁ」とか感じると思いますが、一般的にモータースポーツがどれだけ過酷なスポーツかということはあまり認知されていません。
もちろんカテゴリーにもよりますが、Super GTでも特に夏場ともなれば、40度を超える車内でアンダーウェアやスーツを着て、内部は湿度100%になるヘルメットを被ってハンドル切ったり、Gに耐えたり、ブレーキペダルを1周に何回も蹴飛ばしたり、それなりの運動をしている訳で、それはそれなりの運動量になります。
マシンにもよりますが、例えば我々のVantage GT3でいうと窓はどこも穴が開いていません。室内の暑い熱を逃がす事ができないので吸う空気も温い感じです。
今年はクールスーツを用意してもらったので先日の灼熱のセパンはドリンクトラブルで全く水分を飲めないながらも快適にドライブができました
去年はエアコンがついていたけど基本ヘルメットやスーツで身を覆っているのでひんやりしたそよ風が体の一部分にそそいでも殆ど効果はなかったので正直辛いレースもありました。
例えば去年の最終戦のもてぎではエアコンのホースがどうしても指定位置でじっとしてくれなかったので断念してエアコンレスの状態でずっとレースをしなければなりませんでした。
真夏ではなかったけど完全に脱水症状になりました。因みにレース展開的には自分のスティントの後半はずっとJLOCの関口にケツを突っつかれている状態でブロックし続けて守った感じ。
もちろんレース中も手足が痺れたり辛かったけど、チェッカーを受けてピットへ戻ってきた辺りからの吐き気や頭痛がひどくてしばらく横になっていたんですが、後でその時のデータを見てビックリ
レース終盤の最大心拍数が211BPM(回/分)までいっていたんです
スポーツをやってる方なら分かりますが、結構危険な数値です。。。
これらのデータは昨年のGT500のチャンピオン柳田選手の弟で、日本大学医学部社会医学系衛生学分野に属する柳田 亮くんがレース中の心拍数など、さまざまなデータを基にモータースポーツの過酷さを科学的に調査&研究し学会に発表したりされていて、その研究に協力するドライバーの一人としてわたくしHYも心拍計を予選やレースで付けて走らせてもらっています。データは嘘をつかないので本当に興味深いです。
因みに、過去のデータを見るとHYのレース中は平均して140BPM~160BPM程で走っているようです。
そういえばGP2のころも付けて走ったりしていたんですが、どこだったかとても暑い日のレースががあって、その時の1時間程のレースをほぼずっと200BPM以上だったことがあったな
ほぼ変態…
でやねぇ
先日のセパンのデータをまとめたものを送ってきてくれたんですが、これがまた興味深い
あのあッついセパンで吉本の平均心拍数は148BPM。他に測っているドライバーさん達の平均が171BPMだったそうなので身体的にはかなりリラックスした状態 で走れていたようです。
が
面白いのがあのレースの最終ラップの3位争い
はい、吉本とっても頑張って最終コーナーでGTRを抜きました。
なんとその周だけ、瞬発的に199BPMまで上がっていました
めっちゃプッシュした時に一気に心拍数が爆発的に跳ね上がっている訳です。
データって凄いですよね
まてよ…
ということはずっとプッシュしまくって常に200BPMを保つ様にしたらめっちゃ速く走れるっちゅーことちゃうん
ってレースもたんわ(笑)
皆さんが思ってらっしゃるよりも、もぉ少~しだけレーシングドライバーって過酷だということ分かってもらえましたか(笑)
亮くんいつもありがとうね~
かかってこいや!