犬飼育のアドバイスを求められて、「どうやって犬を叱ればいいですか?」と聞かれたことが多々あります。やって欲しくないことを犬がやらかした時、それはよくなかったんだよと犬に知って欲しい、つまりそういうことですよね。
正の強化(巷では褒めるトレーニングとか、おやつをあげるトレーニングとかいわれている)で犬のトレーニングをしていると、犬を叱るなんてもってのほか、飼い主が先行事象となる環境設定をしっかりやっていれば良い行動しかでないし、叱る状況にはならない、とか、もし犬が何かやらかしてしまっても、それは飼い主の方が悪いとか言い切ってしまう人がいますが、それは現実的ではありません。
確実に犬に「あれ?違ったかな?」と認識してもらい、別の行動をとってもらう。これが正しいエラーの修正。犬との生活は、飼い主と犬の双方の協力によって成り立つものだと私は思うので、飼い主がエラーを起こす環境を修正するだけでなく、犬の方も褒められ行動ではなかったことを認識しておく必要があります。でもそれは罰である必要はなく、報酬が出ないだけで十分行動を弱化させることができます。
いたずらをしたら無視をする、なんて教えるトレーナーさんもいますが、それは普段の犬との関わり方でどんな方法を取るかは変わってきます。無視がひどい罰になることもあるので、無視をお勧めもしませんが否定もしません。我が家の場合はリセットくらいの感じで数秒フリーズする、それで犬は十分察してくれます。







引越しと退職準備で連日大忙しで、夕食前にはもうぐったりな日々が続いています。今日はあまりにも疲れていて、仮眠のつもりで寝室に上がったらそのままぐっすり寝てしまいました。
ダダが寝にきたので目が覚めて、数分後にリビングルームに行ったら・・・この有様。
飼い主がいる時はしないのに、いなくなった途端こうなるってことは、ずっと狙っていたのかもしれません。テーブルの上にあった未開封のお茶。
誰が犯犬か?
私の筋読みは、オリエント急行殺人事件のように、全員。
シャーロットがテーブルの上にあった袋を取り、開封。
残念ながら食べるものではなかったので、そのまま他の犬にパス。
ペニーがアジトに持ち運び、そのあと解体はエリちゃんがしたと思われる。
出産モードのリサ姫は、巣ごもり中で今回は関わりなし。
つまり、主犯はシャーロットで、実行犯はペニーとエリちゃん。
私がリビングに入ってきて、現状を見た途端フリーズしたので、犬たちも全員フリーズ(エリちゃん以外は)。私が片付けている間も、ちょっと遠巻きに見ている犬たち(エリちゃんはサークルの中)
普段からとってもいい関係で、たくさん楽しいことをして暮らしていると、飼い主のちょっとした反応でも犬は十分察してくれるんですよね。いわゆる「叱る」なんて怖がらす行為は全く必要ない。勿論、無視したり怒ってるぞって意思表示も要らない。
ただし・・・・
これでいたずらをしなくなるという保証はありません💦飼主の異変を察知させて犬の行動を変えるのは、強制に当たり、罰として行う無視(タイムアウト)と同じになるので、犬の行動修正はそこではしないからです。その後の事は、犬と飼い主、よぉ〜く話し合って、何がベストか決めていくしかないでしょうね。