[家さがし物語#9] 揺れる心ーROI無限大の太陽光発電ー | 好きなことして生きていこうよ

好きなことして生きていこうよ

好きな音楽がしたくて、その時間を作りたくてネット物販などで起業。
そんな、ある日、電子ピアノをもって旅をし、出会った人たちの温かい支援のもと、ついにコンサートを3回も開かせてもらう。めっちゃ幸福!
その後、コンサートの回数を増やし、活動を広げている

前回





カマジイ事件を機に、僕の物件(通称、山田ハウス)の売却を決意したちょうど数日後、




友人のラクヲから電話がかかってきた。




*ラクヲは友達であり、不動産等仲間の一人でもあります。
ときどき情報交換したり、助け合ったり、モチベーションを高め合ったりできるいい仲間です。




(電話)トゥルルルル




嘉「はい」





ラクヲ「嘉、今大丈夫?」




嘉「なに?」



ラクヲ 「スッゲーおいしい話がある!!だから嘉に電話してみたよ!」




*普通、「おいしい話」には必ず裏がありますが、ラクヲの持ってくるおいしい話は本当においしい話なので、いつも通り安心して聞いていました。




ラクヲ「俺の物件に太陽光発電を付けようと思っている」



嘉「・・・ふーん ( ´_ゝ`)」




ラクヲ「ゼロ金利で」




嘉「!!??  Σ( ;´_ゝ`) 」





嘉「詳しく聞こうジャナイカ  (´-ι_-`) 」




ラクヲ「サウスウエストホールディングス(仮名)って会社知ってる?そこが提携している銀行が金利ゼロで太陽光発電の設備費全部出してくれるそうだ。」




サウスウエストホールディングス⇒(以下)SWH




ラクヲ「俺は、太陽光発電売ってくる業者の説明は、いつもことごとく断っていたけど、(割に合わないから)今回は別物と思ったね。」




ラクヲ「200万くらいで設備がつけられて、かつ10年間日照保障してくれるんだ。つまり曇りや雨で発電ができなくなって、売電価格がSWHの規定を下回ったら、その分の損失を補てんしてくれるんだ。


そして10年以上の経歴を教えてもらったが日照保障を行わなければならなくなったとはほぼないそうだ。

だからSWHもそこまで大胆なことを言えるんじゃない?たぶん。」





嘉「利回りは?」





ラクヲ「うちの屋根に乗るのが5か6kwくらいで、それで月2万数千円以上は売電できる見たいだから・・・・」




ラクヲ「季節によっても変わるし、何とも言えないけど、10~14%くらいじゃない?」





嘉「すばらしいじゃないか!」





嘉「そしてラクヲのポケットからは1円も出さないで済むんでしょ?」




ラクヲ「そう。」




嘉「スゴイジャナイカ!!」



ラクヲ「計算してみたけど、売電しても手元に3000-6000円くらいプラスで入る。」



嘉「ゼロ金利すげぇ。」




嘉「僕も是非やらせてください」




ラクヲ「もちろん!!これはお前にとってもおいしい話になると思って薦めたんだよ!!!」
   「是非一緒にやろうぜ!! 太陽光で夢を掴もうぜ☀ 」



嘉 「・・・(´・ω・`)」



ラクヲ 「・・・・(´・c・`)」



ラクヲ「実は、もう一人紹介すると1万円もらえるんだよ、SWHから。」



嘉 「抜かりねぇ。」





*太陽光発電は個人利用(商用でない)の場合でかつ、10kw未満の発電施設を設置した場合は、10年間しか、国と電気の買い取り契約ができない。10kw以上であれば一気に倍の20年間の定額買い取り契約ができる。利回り10%なら、10年後に施設の投資資金がすべて回収でき、その月からの売電収入がまるまる自分のポケットに入る。




嘉「なんでゼロ金利なの?誰が得するの?」




ラクヲ「実は銀行はちゃんと金利を取っている。SWHが金利分を負担してくれている」




嘉「ホワイ?」




ラクヲ「詳しくは知らんが、会社の業績が(メガソーラー事業で)かなりいいから、少し負担してでも会社のサービスを広めたいそうだ。ちなみに、これ期間限定のキャンペーンで今月末までだから。」




嘉「いつ取り付けるの?」



ラクヲ「今週末」




嘉「見に行っていい?」




ラクヲ「いいよ」




―そして週末―――




嘉「来たよ (⌒ノ0⌒)」


ラクヲ 「もう始まってるよ。上を見てみな。」


嘉 「おお、屋根が黒い板で覆われてる」


ラクヲ 「そう。単結晶のモジュール。あれで変換効率17%くらい出るそうだ。」


嘉「10年間ずっと?」


ラクヲ「まあ、長く使ってると多少パフォーマンス落ちるけど、SWHは日照保障10年を提示しているから、(つまり10年は安心できる)っつうことだと思う。」



嘉「なるほど」



ラクヲ「どう?やってみたくなってきた?」



嘉 「お日さまのお恵みで不労所得ですか。なんかいいっすね、やりたいです!」




そして後日ラクヲは自分のお金を一切使わず200万を金利なしで借りて太陽光発電所を自分の物件の屋根に付けました。

月々の売電売上額で設備費のローンを払い続けてなお、手元に数千円のおこずかいが手に入ります。しかも雨や曇りで発電できない部分はSWHが補てんしてくれます。

利回りは10%から14%程度(天候によって多少変わると思われる)と、良くもなく悪くもないですが、
ポケットマネーを使っていない点が何よりもスバラシイです。(OPM

ROI(投下資本利益率)は実質、無限大。



こういうものをどっからともなく探してくるのが友人のラクヲです。
頼りになります。







「嘉・・・己を信じろ」


・・・あれ、またジェダイマスターみたいな声が天から聞こえてきた気がしました。




そうだった。僕はラクヲの美味しすぎる話に夢中になり、
自分のプランのことをすっかり忘れておりました。



僕の物件(通称山田ハウス)はすぐに売り払う、と決めていたのに

心がついつい揺らいでしまいました。




「投資の大部分は感情が占める、数字はごくわずかだ。」


ロバートキヨサキの言葉を思い出しました。


自分のプランにあったことをする。



「数字がどんなにすばらしくても、自分の情熱が出ないことには投資はしない」


そのとき僕はそう誓いを立てました。



太陽光発電の話はすごく良かったのですが、カマジイが隣にいる山田ハウスにはすでに愛情をつぎ込めなくなっていました。

愛情をつぎ込めないものにさらに投資をつぎ込んでも長い目で見て、きっとうまくいくはずがありません。






今はただ自分のプラン通り、前に進もう。   





でもラクヲのおかげでSWHのことを調べていたら、なんか割安株だったのでとりあえず買ってみて、ちょっと儲けて売りました。



つづく