[家さがし物語#8]山田ハウス売却の決意 | 好きなことして生きていこうよ

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好きな音楽がしたくて、その時間を作りたくてネット物販などで起業。
そんな、ある日、電子ピアノをもって旅をし、出会った人たちの温かい支援のもと、ついにコンサートを3回も開かせてもらう。めっちゃ幸福!
その後、コンサートの回数を増やし、活動を広げている

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自分の物件の隣人が恐怖のオカマおじいさん、通称「カマジイ」だということに気が付いてから、数週間、物件に足を運ぶのが億劫になっていました。


ひまわり不動産から聞いた話では、僕の物件、通称「山田ハウス」は実は結構いい物件だったそうです。


200万の売値がついていましたが、直近まで月35000円で人に貸していたそうです。

部屋の中を見たら、はやり年相応の古さがあって、僕が掃除をする前はとても汚かったのですが、そんな状態でも家賃は35000円でした。


山田ハウスは155万円で購入できたので、不動産取得税と固定資産税合計1万5千円を足して、
156万5千円。
それを35000円の家賃で回したとしたら、実質利回り26.7%くらいの潜在能力を持っているということになります。


僕は自分の好きな音楽を思う存分やるための家を探していたのですが、
「しばらくここに住みながら、また古物商とか輸入輸出ビジネスをやってコツコツお金をためて、次の家を買って、その時この家を賃貸に出そう」


そんな風に考えておりました。


*ちなみに、僕のような投資家をヤドカリ投資家といいます。


今はちょっと古くて汚いけど、内装を50万以内で綺麗でオシャレな感じにリフォームして、
ちょっと家賃を上げて、オシャレな方にぜひ住んでもらおうと心ときめかせておりました。


しかし前回のカマジイ事件以来、僕はあの土地に行くことがトラウマになってしまいました。


もう掃除や草むしりしに行くのもイヤだし、
自分で住むなんてもってのほか。


かと言って賃貸にしたとして、もし賃借人が夜な夜なカマジイの餌食になったりでもしたら・・・


そんなことを考えていたらとても人に貸したいとは思えなくなりました。



サンクコストを考えてはならぬ



天からジェダイマスターのような声に導かれたような気がしました。



そしてしばらく考えた後、



「よし、売ろう」



決めました。



次の瞬間、不動産屋へ電話をかけていました。   つづく