生い立ち#25 ほろ苦い卒業式 

 

 

 

2007年3月。

6年間通った小学校卒業の日。

 

私立に行く友達と離れるのは寂しかったけど、

わたしは中学校も地元の方へ行く予定だったので、

友達と離れる寂しさとかはあまりありませんでした。

 

それよりも寂しかったのは、

先生たちや、いきいきのみんなと離れること。

 

後輩はみんな悲しんでくれたし、

たくさんお手紙をもらいました。

 

先生方ともたくさん話しました。

 

 

 

 

クラスメイトともいっぱい写真を撮りましたが、

最後に一つほろ苦い事件が。

 

 

仲良くしていた男子O君のお母さんが

わたしの母に言いました。

 

 

「よっちゃんもこのあとの打ち上げ行くでしょ?」

 

 

「打ち上げ?」

 

 

「え、聞いてない?

これからクラス全員でご飯食べに行くんだけど」

 

 

 

母はこのあとわたしに

 

 

「打ち上げあるって聞いてた?」

 

「いや…」

 

「あんたハミゴにされてるんじゃないの(笑)」

 

 

 

母はいつものノリで、明るく笑い飛ばしてくれましたが、

わたしは全然笑えませんでした。

 

 

打ち上げがあることを知らされていなかったのはどうでも良くて、

母にそのことが知られたのがめちゃくちゃ嫌でした。

 

卒業まで学校が楽しくなかったこと

なんとかバレずに過ごせたのに、

最後の最後にこんなことになって。

 

 

わたしは母の一言のあとすぐに誤魔化しました。

 

 

「聞いてたかもしれないけど忘れてた!笑

 

 

 

打ち上げは結局行ったかどうか覚えていませんが、

最後にちょっぴりほろ苦い卒業式でした(笑)

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

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母同士がその話をしていたときに、

言ってくれたお母さんの横で

O君は少し気まずそうな顔をしてました。笑

 

悪いと思ったのか?わからないけど

すごく話しかけてくれて。

 

「なんだかんだあったけど楽しかったよな。

中学でもよろしくな!」

 

と言ってくれましたw

 

 

次回からは中学生編です!

 

 

 

ではでは

またね〜バイバイニコニコ