生い立ち#21 ありがとうと言われた日 

 

 

いつものように放課後、チャットを始めました。

当時好きだったのは、「チャベリ」というチャットサイト。

動物のアイコンを選んだり、文字の色や絵文字がたくさんあって

世代別にルームが分かれていたので、同い年の友達がたくさんできました。

 

そこでAちゃんという女の子と仲良くなりました。

 

Aちゃんは2歳年下で、当時小3でした。

 

タイピングがすごく早くて、

本当に会って話してるみたいに会話が弾みました。

 

「www」とか「わら」とかが流行ってました。笑

 

Aちゃんは北海道の子だったので、

そのことでも意気投合しました。(わたしの両親が北海道出身なので)

 

しかしAちゃんは学校でいじめられていました。

話題のほとんどはそのことで、

わたしが話を聞いてあげていました。

 

 

あと名前にコンプレックスがあったAちゃん。

一文字だけを変えて、ハンドルネームにしていました。

 

本名を聞くと、たしかに当時では珍しい名前でした。

でもわたしはいい名前だと思ったし、それを褒めました。

 

そのこともあり、いじめの話をずっと聞いているとある日Aちゃんが言いました。

 

 

「よっちゃんに話を聞いてもらって、すごく楽になったよ」

 

「聞いてくれて、ありがとうね」

 

「もう少しがんばってみる!」

 

 

わたしはこのとき、

人に感謝されることが自分にもあるんだって

びっくりしました。

 

感謝することはあったけど

ずっと迷惑な存在で、

なんならずっと謝りっぱなしの毎日でした。

 

それが、Aちゃんにありがとうって言われたことで

わたしはすごく驚いたのです。

 

 

それと同時に、ぼんやりと夢が見つかりました。

 

 

わたしには何もできないかもしれない。

でも口と耳がある。

話を聞くことができる。

 

そうして、

心理カウンセラーという職業を目指すことになりました。

 

 

夢が見つかった瞬間でした。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

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小5で夢が見つかって、

今思えばめちゃくちゃラッキーだったなぁって。

 

大人になったら何ができるんだろう。

どんな仕事ができるんだろう。

役に立てるのだろうか。

 

そんなことばかり考えていたので、

「自分にできること」を見つけた瞬間は

やっぱり嬉しかったですにっこり飛び出すハート

 

カウンセラーというのも、

そこから自分でパソコンで調べてありつきました。

 

「話を聞く仕事」「相談の人」みたいな検索ワードで調べたなぁ。笑

なつかしい!!よだれ花

 

 

 

ではでは

またね〜バイバイニコニコ