生い立ち#15 リハビリの毎日 

 

 

最初にやったリハビリは、座る練習でした。

 

下半身の「感覚がない」ということは、お尻の感覚もありません。

ということは、「座る」という行為自体、実感が全くないということ。

 

いうなれば、宙に浮いているような感覚です。(今もそうです)

 

座っている実感がないのに、座らないといけない。

最初は何かを支えにしないと、座れませんでした。

 

 

最初はまず下半身の感覚がないってことが

本当に気持ち悪かったです。

 

肌感覚で触ってる実感がないって、

自分の足を触っても、他人の足を触ってるみたいだし、

つねっても、叩いても全く痛くない…

これが不思議で不思議で仕方がありませんでした。

 

 

支えがなくても座れるようになったら、

次は寝返りを打つ練習をしました。

 

寝返りをしないと褥瘡ができてしまうからです。

褥瘡というのは、ずっと圧迫されて出来る傷のことで、

ぐじゅぐじゅに膿んでしまったり、

ひどくなると骨が見えるほどの深刻な状態になってしまいます。

 

これを防ぐために自分で寝返りを打てるようにならないとダメでしたが、

わたしはこれがいつまで練習してもできるようにはなりませんでした。

 

ズボンを脱いだり着たりするリハビリもしましたが

できるようにはなりません。

 

もともと腕が短かったので、難しいんだろうと言われました。

 

お尻の褥瘡を防ぐために

自分の腕で体を持ち上げるプッシュアップも

腕が短くて地面に届かず、できませんでした。

 

どんなリハビリをしても、

できるようになることは少なくて

何もできない自分ばかりが目立ってました。

 

尿が自分で出せないから

カテーテルを使う、自己導尿も

腕が短いせいで出来なくて、母にやってもらっていました。

 

 

歩けてたときは、

あんまり自分のこと障害者だって思ってなかったけど、

歩けなくなってからは、急に自分が障害者に思えてきて、

とても悔しかったのを今でも覚えています。

 

出来てたことが出来なくなった。

それが本当に辛かったです。

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

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入院中のリハビリは本当に嫌だった。笑

けど負けず嫌いだったから絶対に泣かなかったなぁw

 

写真なくてすみません。

見つけたら貼り付けます!

(貼り付けたときは言います!)

 

ではでは

またね〜バイバイニコニコ