人間ドック―日本に帰って思ったこと1 | 知財業界で仕事スル

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知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…

年に一度の人間ドックに行ってきた。
今年は、何年もお世話になってきた京都の人間ドックに行くチャンスがなく、東京で。

別のところにも行ってみるものだなあと思った。今まで行っていたところは「病院」然とした雰囲気が漂っていたのだが、今回行ったところは比較的新しいところで、内装や調度品がオシャレで温かみを含んだ環境に作られていた。両者の環境はずいぶん違い、東京の方が新しいからだろうかアカ抜けている雰囲気。

しかし、検査を行う際の“動き”には違いはない。どちらもすばらしかった。これは、日本の製造業のノウハウがサービス業に展開されて成功したもっとも顕著なものではないか。

無駄のない検査作業、無駄のない動線、無駄のない… あらゆるところに無駄がない。


日本の「人間ドック」のクオリティは、おそらく日本でしか成立しないと思う。その主たる理由は、サービス提供側ではなく患者の側にある。
サービス提供側が無駄のない動きをするのは、どこの国でも訓練によって相当程度に可能だろう。しかし、患者の方はそうはいかない。…日本では、ド素人のはずの患者一人一人が、正確に指示に従い、キビキビと無駄のない動きをするのである。

日本は、やっぱりすばらしい! …息が詰まる面もあるけれども。