2/23(金・祝)〜24(土)にエニアグラム月例ワークショップ
「自己成長」を開催する関係で、改めてこの大切なテーマである
「成長」について考え、書いてみました。

 

エニアグラムは、自己理解や他者理解を深めるための
大きな助けになるだけでなく、
人の可能性を広げ、成長するための具体的な指針や支えを
提供してくれます。
 

ただ、そもそも、「成長」とは何なのでしょうか。
ここでは2つのポイントについて、お話したいと思います。

①「何」が成長するのか?

成長とは、あるべき姿に向けて頑張らなければならないことと考えると、
自分を生きることができず、空回りしたり、逆効果になります。

「成長すべき」と自分に厳しく当たることは、
私とティムのメンターだった吉福伸逸さんが言うように、
「成長は抑圧になる」のです。
 

そして自分がもっている性格(自我)の延長線で頑張り、
「もっと努力すれば」、「もっと愛されれば」、
「もっと達成すれば」自分はよい状態になると考えても、
実際は性格の枠の中にとどまって動くことになります。

つまり、エニアグラム でいう成長とは、
「自我」が成長することではないのです。
 

そして成長は「自我の計画」によって
目指すものではありません。

花は計画通りに咲かせることができず、
必要なプロセスを経て、
ちょうどいいタイミングで開花するように。
 

自分を制約している思考や感情、行動のパターンに気づき、
課題に取り組み、より自由になることで、本来の自分を生き、
可能性を広げることができます。

②「成長(growth)」と「変容(transformation)」の違い

「成長(growth)」は、時と共に変化していったり、
今までの生き方ややり方の延長線上と考えることができます。

一方、「変容(transformation)」は、質的変化を伴うものと
考えることができます。
「変容」は、自分に向き合うこと、そして自分の衝動や反応に
もっていかれない「意識的な選択」を伴うものであり、
「今、ここ」でのみ起きます。

たとえばふだん衝動的に反応したり、関わったり、行動することに関し、
「今、ここ」の瞬間、落ち着いてより健全な選択ができるかもしれません。

このワークショップでは、成長とは何か、
成長のプロセスとはどのようなものか、
成長のためには何が必要かについてお話したり、探求します。

また、心の中の自分の可能性を制限する声とその乗り越え方について、
体験的エクササイズを通じて理解することができます。

さらに成長(健全度)のレベルと各タイプの注意信号を踏まえ、
日常への活かし方についてもお話します。

エニアグラムという枠を超え、「成長」という重要なテーマを
扱っていますので、関心のある方にぜひお勧めです。
わかりやすく進めていきます。
 

2/23(金・祝)〜24(土)
エニアグラム月例ワークショップ「自己成長」