観てきましたよー!
ブロードウェイミュージカル
「コーラスライン」
(以下ネタバレも含むので、閲覧は自己責任でお願いします)
…もうね、
良かったです。
泣きました。
多分他の人はあまり泣かないような所で。
「コーラスライン」は、
ブロードウェイのスターを夢見る若きダンサーたちの、熾烈なオーディション風景を描いたミュージカル映画です。
実際、
毎シーズン「コーラスライン」のキャストは、ブロードウェイを目指してオーディションを受けて勝ち上がってきた人々で構成されています。
つまり、彼らは自分の人生と重ねて、とてもリアルな気持ちで演じていると思うんですよね。
そういうリアルさが他のミュージカル作品とは違うところだと思うし、私が「コーラスライン」をすごく好きな理由のひとつです
劇中で、
「もし、今日を最後に踊れなくなったらどうする?」
という問いかけがあるんです。
ダンサーというのは、不安定で確約のない仕事です。
オーディションに通っても、ショーの公演が終わればまた次の仕事を探さなければいけません。
将来も食べていける保証はありません。
体が資本なので、怪我をしたら終わりです。
…これはモデルの世界にも言えることです。
なので彼らの不安や葛藤が痛い程わかる。
でも、
最終的に彼らは
「悔やまない。選んだ道がどんなにつらくても全てを捨てて生きた日々に悔いはない」
という結論を出します。
素晴らしい。
…でも、そこでフと自分の事を考えました。
彼らのように夢の為に全力で頑張っているのかな
いつの間にか「やりたい」ことじゃなくて、「やれそうなこと」を選んでないかな
失敗するのを恐れて、「やりたくないフリ」をしてないかな
本当に精一杯やれるだけの事をやってきたのかな
…うーむ。
よく言われることですが、
「失敗とは、チャレンジして成功しないことを言うんじゃない。何もしないことが失敗なんだ」
ですよ!奥さん!!
どうせ叶わない・失敗したら恥ずかしい…なんて思わず、精一杯挑戦しないと!
そういう気持ちにさせてくれるミュージカルでした(`・ω・´)
最後のダンスも素敵だし、「コーラスライン」もう文句なしにオススメですよっ
あ、ちなみに
今回ブロードウェイの『コーラスライン』が日本来日公演するのは、実に22年ぶりだそうで…
これを逃すと今度はいつになるか分からないので、興味のある方は是非お早めにー
P. S.
私が泣いた場面というのは、本編最後でオーディションの合格発表があり、
「・・・以上の8人。おめでとう。早速○月○日から舞台稽古が始まる。公演は○月○日から○ヵ月間。詳しい契約の内容は後日連絡します」
という演出家からの言葉に、合格した人たちが歓喜する場面です。
…なんでココで泣くかって?
死ぬほど取りたい仕事を、死ぬ程頑張った末に勝ち取った時の気持ちがわかるからです(泣)
まぁでもココで泣いてるのは、周りで私だけだったかもなぁw