自民党・解体新書は株式市場にどう響くのか?  | 木村佳子のブログ

木村佳子のブログ

社会とのコンタクトポイントの一分野として経済・株式市場をとらえ、分析する過程で資産運用力を磨き、人間として深い「知」を獲得しよう

 自民党がご難続きでかなり厳しい情勢に差し掛かっていると思います。

安倍首相3期9年就任説も現実味が感じられなくなりました。

その安倍首相が任命したお気に入りオトモダチ閣僚の一人、稲田朋美さんが防衛大臣を辞任。

命をかけて危険地帯に出向く自衛隊員からすると、就任時から、稲田朋美さんの奇抜な服装に強い違和感とともに脱力感も感じており、今になっての辞任にも「予想通り」と冷静に受け止める人が多いようです。

 

 どんなファッションをしようとも自由かもしれませんが、行政の現場、特に災害や危険地域に出動する自衛隊、防衛に携わる人々に受け入れられない服装コードを改めようとはしなかった稲田朋美さん。そもそも、女性が就任することからして様々な感情があるのに、そのとんちんかんぶりが政治家としてのすべてを物語っている、と言われても仕方がないと思います。

 

職場は働く人の聖域です。聖域に足を生みいれる以上、相手に敬意を表して、それなりの服装コードで臨むべきだった。

 

金があり、人脈があり、政治家、弁護士と社会的地位の高い職業に付き、つい、そのあたりの常識が薄まっていたのか、慢心か、素質ゆえか。

 

よりにもよってこんな時に神戸市議・橋本健さんと参議院議員で元スピードの今井絵理子さんが週刊新潮に取り上げられてしまいました。

報道で概略を知って、橋本さんに、若く、それなりに見かけよく、歯科医であり、市議である点で、「何でもできてしまえる俺」というおごりがあったのかなと思います。今井絵理子さんはいかにも情にもろそうな女性といった印象で、政治家としては無理があったのではないかと思います。

 

芸能人としてなら、今回のことはあの会見で乗り切れるかもしれませんが、ベッキーさんだって、妻帯者との関係であれだけのことになったわけです。ましてや、税金によって活動し、公人として政務に励むべき議員の立場です。ちょっと甘かったし、このままで済まされない点への認識もまだまだ考えが甘いのでは。

 

まだまだ出そうな自民党議員の不祥事・・・・。そう思わせられてしまいそうな情勢が安倍総理には大逆風です。9月、10月乗り切れるのでしょうか。

 

株式市場は日銀政策によって大きくは崩れていませんが、

今年後半、自民党・解体新書的な動きになったとき、

小池百合子氏の「国民ファースト党」構想と石破茂氏の合体もあり得ます。

 

自民党は再び野党になるのかどうか。

 

インフレ政策を推進するアベノミクスで円安・株高方向にトレンドが発生したのだから、その旗印が厳しくなると、株式市場も変動が生じやすくなりますね。黒田氏の任期問題も迫ってきています。続投になるかどうかはわかりません。

 

それにアメリカのムニューシン財務長官が恐ろしい指摘をしていますね。

「今の状況で中国企業は全アメリカ企業を買収できるが、アメリカはその逆ができない。為替などで是正すべきはしていきたい」(意訳)

 

日経平均株価は為替次第。

 

来たるべき大きな波や中波、小波への準備を怠りなくしたいですね。

 

さて、

8月5日は東京日本橋で朝10時台から講演します。

主催はマジカルポケットで入場無料です。

 

 

 

8月8日は今池レオパレスホテルで講演します。

主催・日本証券新聞リサーチで入場無料です。

 

外部環境に強い投資を心がけたいですね。