アベグジットに備える~海外メディアで安倍退陣の可能性報道から日本株売られる | 木村佳子のブログ

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海外メディアで安倍退陣の可能性についての報道が出てきました。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51306

 

これまで、

アベノミクス→外国人投資家の日本株買い→黒田日銀総裁の金融緩和策→円安→訪日外国人増加→日本の少子高齢化の弱み=消費減退の代替案としてのインバウンド→オリンピックまで日本経済は引っ張れる・・・・

 

という循環で日本のGDP向上を見込んだ日本株買いを継続してきた外国人投資家。

 

 

ここにきて、アベグジットを意識させられる報道がなされるようになり、日本株売りのトリガーになりつつあります。

 

私は安倍シンパでもアンチ安倍でもなく、政治的にはノーサイド。

内閣支持率の増減が株価に影響するため、その一点から政局を見ています。

 

が、中立的に安倍首相の国会答弁を聞く過程で、「あ、ちょっとこれはどうかな」と思う発言が散見されます。お疲れからでしょうか。長期政権前提であるが故の気のゆるみ、弊害が出てしまったのか。失言が相次ぎましたね。

 

まず、ご自身の奥様が名誉理事長を務められ、いわば世話になった関係先の学校園長に対し、しつこいとかの発言は失敗でした。あれで人柄が知れました。

 

「妻がお世話になった先でしたが、利益供与はしておりません」と言って、疑念払しょくに協力すべきでした。

また、安倍晋三として100万円を寄付したのなら、それはそれで、「学校を新設されるお祝いとして寄付をしましたがそれがなにか違法でしたか?」と問えばよかったのではないでしょうか。

やましいことがないなら、「存分に調べて、違法性をご立証ください」と対応すればよかったわけです。

これは稲田朋美防衛大臣にもいえます。

 

指差しモンで、「私も夫も一切関係していない」とものすごい剣幕で、高圧的な答弁をなさっていましたが、もっと適切な言い方があったはずです。

「弁護士という職業柄、様々な方と接点がある。調べて回答する」としておけば、その後、出るわ、出るわのご自身やご主人の森友学園と接点で都度都度の信用失墜はなかったはずです。

 

とはいえ、人は常に完璧にはふるまえないもの。

 

だからこそ、平素より、心の持ちようが大切なわけですが、本性をあぶりだす瞬間は容赦なく予期しないタイミングでやってきます。

 

今回の騒動はひいき目に見ても、やはり相当、分が悪い。

内閣は危機にさらされていると感じます。

 

もっとも、内閣支持率が落ちれば落ちるほど、総理からは解散発言はしにくくくなります。誰も、そんなタイミングで解散などしたくはないからです。

 

今国会期末は6月18日。

 

安倍首相はそれまで慎重に務めて、夏を乗り切らなくてはなりません。

夏といえば都議会選。

 

今のところ当選直後の輝度が失われ、小池都政から都議選の先行きは予断を許しませんが、国会会期末から次回国会開催までの夏・秋をうまく乗り切れるかどうかが安倍首相の正念場でしょう。

日刊ゲンダイが報じているようなこと=森友学園元理事長逮捕の可能性=などでそれを口封じと世間が受け止めれば、騒ぎはますます大きくなるでしょう。弱り目に祟り目で良かれと思ってしたことが逆ネジとなっていくものです。

 

ところで稲田防衛大臣は5月迄持つのだろうか?

 

外国人の日本株売りがアベグジットに狙いを定めて激しくならないかどうか。

安倍昭恵さんには森友学園以外にもhttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/51277

こんな疑念が指摘され始めていて、これは関連企業名も含まれ、株式市場にも侮れない材料かと思います。ちなみに安倍昭恵さんのこれまでの行動に狙いを定めた徹底、材料掘り起しの動きもあるようです。

これも今回のことが契機となって掘り出されてきた材料かと思います。

追記

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170323-00000006-nnn-soci

もっと出てきたら・・・・?

 

株式市場ウオッチャーとしてはその点が気がかりです。

 

安倍首相は海外に出られるようですが、その際、夫人を伴われて出られることも考えられます。するとそうしたこともメディアからの夫人隠しととらえられる可能性が出てきそうですね。

では海外では夫人の行動は?というとhttps://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-500069/

にわかには信じがたいことですが、なかなかな個性をお持ちな方のようですね。

http://mainichi.jp/articles/20170325/k00/00m/040/037000c

この時期、人前に出る、人前で泣く、というのも大変なことです。

 

さて、次の講演予定は

●4月6日大阪 朝日生命ホールhttp://seminar.nsjournal.jp/7160.html

●4月8日名古屋http://www.okachi.jp/seminar/detail20170318o.php

●4月12日東京 東証会館http://seminar.nsjournal.jp/7166.html

●4月19日東京 八重洲ベルサール マジカルポケット主催http://mpocket.jp/

●4月25日名古屋 日本証券新聞リサーチ主催 http://seminar.nsjournal.jp/

 

個人投資家の今後の資産運用についてお話します!