あり得ない選挙演説をしている候補者と実現可能な話をしている候補者を聞き分ける | 木村佳子のブログ

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連日のように選挙関係のニュースが報道されていますし、街中などで選挙演説をされている立候補者の皆さんを見かけることがありますが、


耳を澄ますと


変なこと言ってる候補者

あり得ないことを言っている候補者


がいらっしゃいますよね。


テレビのニュースで見た候補者の方は

「官僚を突破してまいります」とおっしゃっていたけど⇒突破されるのは候補者では?

と思いました。簡単に官僚の壁を突破できないからひよこ議員さんは大変なのです。

意欲は買うけど、ありえない、できないことを言っていると感じました。


「官僚を使いこなす」と言っている候補者もいましたが⇒使いこなされるのは候補者では?

と感じました。


原発即停止も「いうは簡単、成すは大変」な事柄です。そしてどうするという話がないと絵に描いた餅になります。


野田氏の選挙演説も微妙に軸が動いている気がします。

NHK記者、解説委員が「では、政権復帰されたら、原発の増設や再稼働はやめるということでいいですね?」と畳み掛けると、答えははぐらかされました。

ということは野田さん政権下では「脱原発」かどうかは怪しいということですね。2030年ゼロというからには18年間の道筋を示すべきでしょう。


財界とどう話を付けるのか、電力を必要としている財界との折衝はできているのでしょうか?


公約を破り続けてきたわけなので、もうスローガンでは国民は騙されないわけで信用されるに具体的な道筋が必要です。


その点で軸がぶれていない政治集団は福島瑞穂さんの社民党、共産党しかありません。


「一度やらせてみよう、とやらせてみてやらせたらとんでもなかった。だからもういい、選ばない」という公明党の民主批判も国民感情を代弁していると思いますが、その話をする場合は、そんなダメな相手と組んで成立させた法案についてきちんと説明しないと、国民はもろ手を挙げて、そうだ! とは言いにくい気がします。


選ぶ側も難しい選択を迫られている今度の選挙ですが、

候補者が口にしても現実には成し遂げられない内容の演説をしている人を消去法で落とすところから候補者選びを進めたいものです。


税金を簡単に上げる発想しかできない党

きれいごとの公約、ホントのことをきれいな表現で覆い隠している公約、

成し遂げられないのがみえみえの公約を掲げる候補者


そういう候補には投票しない。それが増税増税で苦しむ国民ができる税金の無駄遣い防止策ではないでしょうか。

議員になったら歳費がもらえ

億単位の政党助成金も出る。

立候補者にはそのチャレンジがかかる衆議院選+都知事選ですが、


私たち生活者にはずーっと長い期間続く増税がかかっている選挙です。


お財布にとっての節約だけでなく、

支出増を迫る国政レベルの壊れた蛇口修理をこの選挙でしたいものです。