「10月3日からアゼルバイジャンに行きませんか?」と六本木ワールドインベスターズカフェ運営の石田和靖さんに誘っていただいた。
10月3日に講演会が入っていたので「どっしょかなー」と言っている間に、石田さんたちは旅団を組成して19時間もかけて、かの地に行き、無事に帰国。
その後、石田さん自身がワールドカフェでレポートを発信されている。
アゼルバイジャンといえば、外務省の渡航注意 にあるように、平和な日本に住みなれている人がのほほーんと行ける場所ではないイメージがある上、イランにも近い。
だから、私には「怖い場所、できれば近ずきたくない場所」という印象があったけれど、石田さんのレポートを観て、考えが変わった。
アゼルバイジャンは石油が採れ非常に豊か。
特に2006年末にロシア・黒海へのパイプライン以外にトルコ側にパイプラインを敷いたことで流れが変わったのだという。(画像は石田和靖さんの放送から引用させていただきました。画像はクリックすると拡大されます)
このパイプラインの話でピンときた!
このパイプラインを引くことで、なによりイランがいくらホルムズ海峡を封鎖しようとも、ヨーロッパ地中海側に石油を供給ができるようになったんだなー。
日本はほどんどホルムズ海峡を通過するタンカーで石油を得ているけれど、このアゼルバイジャンのトルコ経由のパイプラインによって地中海経由で石油を得ることができるのだ。
今、アゼルバイジャン共和国には石油メジャーが多数、資本投下しているという。ということはアメリカも承知の流れなのであろう。
アゼルバイジャンからロシアのコントロールが効かない石油を需要地に供給するというアイデアは対イラン、対ロシア、ひいては対中国政策を考えれば重要だ。
なーるほど。
私の中で今まで何故、エジプトやリビアの政権がひっくり返ったのか、はっきりわからない部分があったのだけど、このアゼルバイジャンのトルコ側のパイプライン完成とイランの問題をスライスさせることでやっと点と線がむすばった気がする。
なーるほど。
赤い線でパイプラインを引いてみる(地図は外務省のモノに加筆)
イランの位置(地図は外務省のモノに加筆)
エジプトとリビアの位置(地図は外務省のものに加筆)
着々と何かが進行していると感じます。
世界に目を向けて置きたいですね。
ちなみに石田和靖さんはさまざまなわくわく地域へのツアーを定期的に企画されています。
次回からは是非参加したいと思います。
石田和靖さんがアゼルバイジャン・ツアーに誘ってくださらなかったら、エジプト、リビアの問題はずーっとわからない部分を引きずったままだったでしょう。大感謝です。
石田さんにはミャンマーをリクエスト中ですが、次はどこに行かれるのか興味津々でウオッチし続けたいと思います。