たまたまSNSを見ていて
「私が出来たんだから、みんなも出来るはず」
というキャッチで集客をしている方を見かけて
この思想で動くのは、私は危険だと思うので
ひとつ記事を書きます。
まあ、SNS集客に限らず
「私が出来たんだからあなたも出来るよ」
とか、気軽に言う人いるじゃないですか。
私は、あれはおススメしていないのです。
なぜか。
事実と主観を混ぜたものに対して、「事実」だと主張しているから。
例えば、推しのライブを誰かと一緒に観に行ったとして
全く同じ感想にはならないじゃないですか。
推しが○○の歌を歌って、客席に向かって投げキッスをした(←事実)
推しと私の目が合ったので、私に向かって投げキッスをしたと解釈する(←主観)
極端な話、これくらいの違いはあるんですよねｗｗｗ
同じ空間にいて、同じ時を共有していても
推しのどこがカッコよかったか
推しのどの部分が一番心に響いたかは
人それぞれ、じゃないですか。
まあ、似たようなものが好きな人同士だと
感想を言い合っても
共通点が多いから
共感しあうことも多いだろうけど
相手が抱いた印象や感想は
自分が抱いたそれと「完全コピーではないこと」くらい
ちょっと冷静になったら
誰でも分かるはず。
ここまで極端な例を出してしまうと
「そんなことするわけないじゃんｗｗｗ」
って思う人も多いだろうけど
それが、日常生活になると
これと原理が同じなことが
そこらじゅうで起きているわけですｗｗｗ
同じ場所に同じ時間にいて
同じ事実に遭遇したとしても
それに対する解釈は、そこにいた人の分だけ存在する
ってのは、冷静に考えればわかりますよね。
でも、そこに対する理解がぶっ飛んでいる方が
一定数いるわけですよ。
一例を挙げると…。
自分が傷ついたとき
その言葉尻だけ「切り取って」
どこをどうしたらそんな解釈が出来るの？
というくらいの解釈をして
私はこんなにひどいことを言われた
私はこんなにひどい目に遭った
という風に
その傷口を「わざと」広げて周囲に見せる
(しかも何度も。しつこくw
本人が気が済むまで繰り返しやるから
周囲からすればホントにしつこいw)
なぜそれをするのか？
「可哀想な私」になると、周囲が自分を見てくれるから
「可哀想な私」になると、周囲が優しくしてくれるから
「可哀想な私」になると、自分の寂しさを手っ取り早く埋められるから…。
自分が目にしたり聞いたりしたことを、
頭の中で解釈した全てのことは、
「事実」そのものではなく
事実に対して自分の主観を混ぜた「思い込み」であるということを前提に
思考や行動をするといいのでは、と私は思っています。
事実に対して、それをどう解釈するのかは自分が勝手に決めていることです。
そして、みんなそれぞれの
「思い込み」を抱えながら生きているのです。
思い込み自体は悪くない。
それが問題になるのは
事実を切り取り
自分に都合の良い解釈をして
(ここまでは悪くない、ここからが問題)
その解釈が
あまりに卑屈だったり
自分本位だったりするゆえ
周囲に見てもらいたい、
かまって欲しい、
優しくして欲しいから
「かわいそうな私」を作り出し
他人(もしくは自分)を責めたり
悲劇のヒロインになったり
クレーマーになってみたり…。
巻き込まれた人は
迷惑なとばっちりですw
事故に遭ったようなものなので
気にしなければいいんですが
気にしてしまうと、
相手の思うツボですw
すべては「事実と解釈を混ぜた思い込み」が作り出したものであるのにね。
だとしたら、
わざわざ
生きづらくなる思い込みを
しなくてもいいのにねえ。。。
だから、
私が出来たんだから、みんな出来るはず
理論を振り翳すのは
事実と主観を混ぜた「思い込み」だから
スルーでいいのです。
そんなことを思いながら、今日も自分が出来ることを淡々とするのみ、なのです。
これからは、手帳講座でもこの話しようかなぁ。