私が子どもの頃、テレビのCMでは
「ミ〇キーはママの味」
と言っていたので、
母の味、のキャンディーというと
ミ〇キーの味が条件反射で思い浮かぶ。
そんな私は
先日、
京都に旅行に行った友人から
「幽霊子育飴」という飴を
お土産でいただきました。
不勉強な私は
この飴、初めて知ったので
いろいろ調べてみましたw
(京都に行ったのも、たぶん2回くらいなので…)
こんな説明書きも入ってました😊
超、端的に書くと
死して埋葬後に幽霊となって出産し
三途の川の渡し賃である六文銭を
6日に渡って一文ずつ使い飴を買ってました。
7日目(以降)は
お供えの樒の葉をお金に変えて飴を買っていたのです。
怪しいと思った飴屋の店主は
女性を追いかけたら
墓の前でスッと消えてしまい
それ以降は買いに来なかったのだけど
墓場の中で赤ん坊の泣き声がするので
掘り起こしてみたら
お墓の中から赤ん坊が出てきた、という話。
子どもに飴を与えることで
命を繋いでいたのですね。
死してなお我が子を思う、母の愛の話です。
実際に口にしてみると
思ったより甘くなく
水あめの優しい甘さを感じる飴でした。
そうか、母は本来
強烈な存在感(甘さ)で
愛情をアピールするのではなく
これくらい、控えめな甘さで
そっと訴えかけるくらいの
スタンスでいいのだな、ということを
「幽霊子育飴」から学んだのでした。