2009.2.21 鎌倉スペアジョギング 北鎌倉駅10:04~帰源院10:13
鎌倉から江ノ電ジョギングをしようと思っていた。ただ行き逃したところがあったので「鎌倉駅から少し北に行ってから江ノ島に行こう」「ちょっと待てよ、それなら、北鎌倉スタートでもいいよな」というアイデアが頭をよぎる。大船駅でかなり長い間停まってる間も、どっちにするか迷ってた。
おばさんが乗ってきて、待ち合わせてた隣のおばさんと話し始める。
「あっ、どうぞ」(席を譲ろうとすると)
「いいです、わたしたち鎌倉までですから」
「えっ、あの、わたし、北鎌倉までですから、どうぞ」
スタート地点は、北鎌倉に決定した
①10:04 北鎌倉駅 かなり多くの人が降りる。特にリュックサックを背負った年配の方が多い。これからお寺巡りのハイキングですね。
①10:06 駅の北側にも出口があって、スイカ・パスモの臨時出口がある。一列に並んでピッピッやってる。
②10:07 前回に引き続き円覚寺 ほとんど行ったんだけど、肝心のところに行くのを忘れてたので、リベンジだ。
②10:08 総門から入って、拝観料¥300を払って入る。ちょっと痛い出費だがしかたがない。今ならすき屋で牛丼一杯食べれるんだけど・・・
②10:08 山門 この外国人のお兄さんの圧倒されてる感じがいいですよね。ここから右に曲がって目的地に向かいます。
③10:10 帰源院 夏目漱石が円覚寺に参禅した時に泊まっていた塔頭寺院。この山門がいわゆる『門』の『門』。作中では『一窓庵』と呼ばれている。門の外には「観光の方「入庭」ご遠慮ください」の立て札がある。
③10:10 中では梅がきれいに咲いていて、おそらく庭師のおじさんが草むしりをしている。落ち着いた整然とした時間が流れています。入ってみたい!
「あの~ 入れないんですよね」
「よくご存知の方ならいいですよ」
「えっ」
「右側に木戸があるでしょ。そこからどうぞ」
③10:12 落ち着いた庭園に石碑が・・・漱石の句碑だ!
「先週も来たんですけど、ここに来れなくって、もう一回来ました」
「そういう方は入っていただいて結構です」
1962年に先代住職で漱石と親交があった富沢敬道さん(当時神戸祥福寺住職)が、建てられた句碑だそうです。
佛性は 白き桔梗に こそあらめ 漱石
「この世の一切衆生が本来持って生まれてきている仏となるべき性質、内在している仏となる可能性(中略)そういう仏性はこの今、眼前にある白い桔梗の花にこそある」 『秀句三五〇選 色』 嶋田麻紀編(蝸牛社/1990年) 素晴らしい鑑賞です
③10:12 本堂は関東大震災後に建て替えられたもので、建て替え前は茅葺きだったそうです。
③10:12 落ち着いた佇まい。漱石は1894年ここに2週間逗留して座禅の教えを乞うた。この体験を後の1910年「門」に書いている。
③10:12 この『門』執筆中に胃潰瘍のため、修善寺で大量吐血。一時危篤状態に陥る。いわゆる「修善寺の大患」 この後、小説の作風が変わったと言われているようです。
③10:13 一礼をして門から出る。入れていただき、どうもありがとうございましたすごくうれしかったです!
来て良かった今日は朝から幸先がいい。暖かいし、楽しいジョギングになりそうだ鎌倉スペアジョギング・スタート!