2009.2.14 鎌倉ジョギング 釈迦堂切通し14:44~大町15:42
65)14:54 しばらく行くと「黄金やぐら ←200m」の文字がある。何だろうと思って見に行くことにする。ところが坂道を上がってくと、家の駐車場で行き止まりなので引き返す降りてって地図を見てると、おばさんが来て
「どうしたの?」
「黄金(おうごん)やぐら探してるんですけど、行き止まりなんです。」
「コガネやぐらは・・・この道で合ってて、左側にあるはずだけど。」
65)14:54 駐車場と思ってたけど、クネクネとなって道がつながってる
66)14:55 黄金やぐら あったけど何これ。「やぐら」とは鎌倉時代の横穴のお墓。ヒカリゴケは繁殖して光って見えることがあり黄金と呼ばれた・・・そういうこと・・・さて戻るか、でも市の中心部には遠い。このあたり、名越地区みたいだから「名越の切通し」に行く近道があるかもしれないそこに母娘連れが散歩で歩いてきた。
「あの、すみません、名越の切通しってこちらから行けますか」
「この道を行くと階段があって、上がりきって右に行くと公園があるから
そこをまっすぐ行くと名越の切通しに行けるわよ。ちょうど私たちの散歩
コースよ。今発掘作業してて柵があるけど、隙間から見えますから。
黄金やぐらはここが造成される前は、地上にあったんだけど、造成時に
土をかなり盛ったので、あんな地面の下になってしまったの・・・」
67)15:01 長い階段をダッシュで息を切らせながら上がると・・・
67)15:02 西武が造成した久木ハイランドの西端の公園に遊歩道がある。
68)15:10 この道は鎌倉古道。かわいらしいお地蔵さんがいたりします。散歩中の老夫婦がいた。
「あの、すみません、名越の切通しはこっちで合ってますよね」
「そうだね、水道のポンプ場からも行けるけど、展望台があるから、
69)15:15 展望台があった。しかもおじさんがいて、解説付きだぁ!
「北側には衣張山、昔の鎌倉古道はこちらに続いてたんだ」
「南側の正面が逗子駅、ちょっと曲がってるところがそうだ。
右奥に見えるのが逗子海岸」
「西側には鎌倉の市街地。由比ガ浜があって、一番左が稲村ガ崎。
向こうには江ノ島が見える。そう、戸塚からここまで、そりゃすごい、
尾根沿いに行って、大きい屋敷を越えたところが名越の切通しだから
気をつけて行きなさい」
70)15:19 尾根沿いの道をリアルタイムメールを打ちながら進む。
71)15:26 大きなお屋敷を敷地沿いに右に行くと、発掘作業の柵がある。その間から写真を撮るけど
71)15:29 これは切通しじゃないなぁ。いわゆる切通し以外のところで山越えを困難にする「切岸」かな?道間違えたか?
72)15:31 まっすぐ行くと、名越の切通しの石碑発見 でも教科書で見るやつじゃない。すると白髪のおじさんが歩いてきて、
「切通しはこっちですよ、土日はいろんなところを歩いてるんです」
72)15:34 切岸 切通し以外のところで山越えするのを困難にするための防御施設と言われてきたが、最近石切り場ではないかという説が出てきたそうです。
72)15:34 名越の切通し あったぁ!教科書に出てくるところ、詳説日本史図録ではこんな感じ
ありゃ~・・・プロが撮ると、こんな感じなんだ ちょっとくやしいなぁ。季節はともかくとして、この細く見せるアングルはすごいなぁ 恐れ入りました・・・
72)15:35 おじさん、こっちから降りてく。どうもありがとうございました
72)15:35 逆サイドから。名越の切通しは鎌倉七口の一つで大軍の進入を防ぐためにわざと狭く、見通しを悪くしてた。封鎖しやすいしね。やっぱり鎌倉って、城塞都市と呼ぶにふさわしいところだね
73)15:39 西側に下ってくと、雨でぬかるんだ泥道。東海道ジョギング箱根西坂でスッテンとすべってドロドロになった悪夢を思い出す。慎重に歩く
73)15:41 山道が開けて
73)15:41 眼下に横須賀線が見えてきた。
73)15:42 なんかちょっと危ない崖沿いのコンクリート板の道を行くと鎌倉市街地に戻ってきた!
ちょっとRPG的な「名越の切通し」巡りでした。地図なしで行けるじゃん!
さて坂を下りると、鎌倉市街地、ゴールに向けてラスト・ランだ