富士急ハイランドにて10月27日(金)〜29日(日)に実施されたハロウィンイベント「戦慄ホラーナイト叫」に行ってきました。
イベントチケットがWeb先着順だったので取れるか不安でしたが、販売開始時間前からスマホ持って待機して時間になったら即
子供をあやしてたら普通に忘れてて、40分後に慌てて購入しましたが無事購入できました。
なお、28日(土)と29日(日)のはすぐ売り切れて、27日(金)もその日中にはほぼ全部売れてたようです。
前回の記事に書いたよう、イベント開始まで富士急ハイランドで遊び、最後の「ZOKKON」に乗り終わったのが17時52分頃と、18時わりとギリギリにイベント受付へ。
受付時に電子チケットの提示だけでなく名前も聞かれるなどチェックは厳しめで、イベント本番でも各ルートでお客さんの進行状況を細かく確認するなど、かなりしっかりした管理でしたね。
こちらがイベントチケット、兼チェックポイントで使うスタンプラリー用紙。
私は以前夏休みのお盆時期にやってた「夜の遊園地 肝試しツアー」は何度か体験した事があるのですが、2017年以降に10月ハロウィンの時期に実施されるようになった戦慄ホラーナイトは初めて。というか夜の遊園地に参加したのも確か10年以上前だからなぁ。
ただ、基本的な概要は変わってないみたいで園内数カ所あるチェックポイント毎に分かれてスタートし、(アクター演じるお化けだらけの)園内を一周する方式。
私は「C.スカイサイクル前」からスタートでした。
イベント開始5分前、怖いBGMが流れはじめ、そして園内の電気が消灯され真っ暗に。実際はこの写真以上に暗かったです。
さっきまで「そんな大したことないでしょ」と余裕ぶっこいてた若者達も、この暗さと不気味な雰囲気に流石にビビってましたね。私はさらにチビってました(理由:恐怖と寒さによる体の冷え故の生理現象)。
18時40分、イベントスタート。1組ずつテント内で説明を受けてから、懐中電灯を受け取って進みます。なんか各エリアでテーマが決められているらしくて、Cは「殺人鬼の実験場」とのこと。
◯ポイントC「殺人鬼の実験場」
スカイサイクル → ええじゃないか → ZOKKON
結構しっかり前の組と間隔を空けられたため、1人孤独に真っ暗な園内を進む。ルートは地面に目印のテープが貼ってあるとのことですが、めっちゃ見え辛くて全然分からない。スタッフですら「ルートは地面に目印が・・・ あるはずなんですが・・・」と言ってたくらいですからね。
でもまぁアクター(お化け)の脅かしはそんな大した事なく、せいぜい公然わいせつ犯ぐらいだろうと勝手に思っていました。
ルートはスカイサイクル付近から「ええじゃないか」の方へ進み、(普段は入れない)レール下の通路からZOKKON方面へ。
ええじゃないかレール下には凶器持った殺人鬼が何人かいまして、「ばあ!」と脅かしてくるかなぁ身構えてたら
追いかけ回されながら園内中央に出て、どっちに進むのか迷っているとお化け達が
「ゾッコン、ゾッコン」
と言ってたので、言われた通りに「ZOKKON」へ。
出口側から駅舎内に入り、ロッカーから車両プラットホーム、最終確認のモニタールームから並び列のスロープへ、通常の動線と逆走する形で丸々ルートとして使われていました。
出口〜駅舎間の通路も3体くらい殺人鬼がいて、プラットホームとモニタールームにも殺人鬼。しかも狭い導線なのにみんな追いかけるタイプだから、本当に怖い!
一方で並び列のスロープから入口までは一切殺人鬼がいなかったですね。
以上でポイントCは終わり、次のポイントAへ。
◯ポイントA「Jホラーの実験場」
高飛車近くから富士飛行社裏 → トーマスランド周辺 → 鉄骨番長前
ポイントAは「Jホラー(ジャパニーズ・ホラー)の実験場」と言う事で、出てくるお化けは白装束の「幽霊」です。
テント内の案内スタッフも白装束の幽霊で、
「お化け屋敷系とかお好きなんですか?」
と気さくに話かけてくださいました。
「好きですけど最近子供が生まれたんで、あまり行けてないんですよ。」
「おお、おめでとうございます。いつかお子さんと一緒にお化け屋敷行けるといいですね。」
「そうですね〜、ありがとうございます。でもまだ4ヶ月なんで、あれ?戦慄迷宮って何歳から入」
そんな他愛のない会話をしてたら、スタート時間に。ここでは最初「花」を受け取り、最後の「遺体」の場所へ納めてくるというミッションがあります。
幽霊も殺人鬼も同じでした。こいつら本気で、マジで本気で襲いかかってきます。富士飛行社の建物裏では4〜5人に取り囲まれるし、草むらから容赦なく飛び出してくるし、ひと時も休まる時間がない。
最後に遺体と献花台(本物のお線香まで焚かれている)があり、そこにお花を納めると・・・。
案の定、遺体が起き上がり、それを合図に周辺から2〜3人集まってまいりました。
◯ポイントB「戦慄迷宮の実験場」
鉄骨番長 → NARUTOエリア → 戦慄迷宮 → スカイサイクル前
最後のポイントBは「戦慄迷宮の実験場」という事で、鉄骨番長からNARUTOエリアを通って戦慄迷宮に行き、そこの体験がメインです。NARUTOエリアでは大人の事情でお化けは出ないかなと思いましたが、最初の方で普通に1人いました。暗い中でNARUTOのキャラオブジェやパネルを見るのって不気味。
まぁ全体的にアクターの配置は少なく、メインの「戦慄迷宮」へ到着。裏側から、通常の出口側から入りますが、ここは10人程度の1グループで「案内役のスタッフ2人と一緒に進む、ツアー方式」になっています。
案内役スタッフ2人は「姉妹」という設定で、人体実験や不法な臓器密輸が行われている「慈急総合病院」に入院している彼女らの母を救うため、潜入するというストーリーらしい。
出口から入り、通常では"最後の部屋"になる「遺体処理室」にて上記のストーリーを聞き、すると「患者達が暴動を起こした」と院内放送が入って、病院内へ。そこから和室を通って「長い廊下」に。
廊下では患者らしき人が立っているので声をかけると振り向き、腸が飛び出し、口から血を吐いてる(本当に口から赤い液体を吐く)姿を見せ、すると廊下の電気が消えてあちこちからお化け達が飛び出し、追いかけてきます。その先のロッカールームまでしつこく追いかけてきて、最後は力尽きて(?)倒れてします。
その先の診察室でも凶器持った医師に気付かれないようにやり過ごしたり、病室では火傷した患者に部屋にあるブラックライトを当てて追い返したりと、様々なアクションを行います。
螺旋階段を降りると、暴走した患者達によって怪我を負った病院の院長?が登場。助けを求めますがそれを拒む案内役の姉妹。すると院長は銃を取り出し(!)威嚇射撃をしますが、
隙を見て銃を奪い、姉妹は院長を射殺!そんなバイオレンスな演技が間近で行われます。
(心の声)「院内のお化け達といい、案内役のスタッフといい、この人達は絶対ただのお化け役アルバイトとかじゃない。というかこの院長どこかで見た事あるし、こんな感じの演技する人達って、もしかして・・・」
その後は「霊安室」に行き、そこで姉妹達の母親がいて無事再会。しかし、母親も既に悪霊と化しており・・・
襲いかかる母親を姉妹が必死に押さえるなか、霊安室のあちこちから遺体(アクター)が次々と起き上がり、逃げるように促されます。
以上で戦慄迷宮での体験は終了で、最後は待合室にて1組ずつ、お化け達と一緒に記念写真撮影ができます。
今年はお化けメイクをした富士急ハイランド社長さんと一緒、とかではないみたい。
記念写真撮影が終わると、戦慄迷宮の入口側から出て、スカイサイクル方面に。
※なお、本イベントではルート上の写真撮影は禁止(チェックポイントとかで待つ時はグレー)ですが、何故かここではスタッフがわざわざ写真を撮ってくださいました。
スカイサイクルまでの道のりは僅かですが、この間にもお化け達が2〜3人いて最後の最後まで脅かされました。
最後のチェックポイントでスタンプを押して貰い、記念品を受け取ってイベントは終了。ここで、スタッフに思い切って先程私の脳裏に浮かんだ疑問を聞いてみました。
Q.「戦慄迷宮の中に出てきたお化けって、怖がらせ隊の方ですか?」
A.「そうですよ。」
ああ、やっぱり。あの演技は怖がらせ隊だよなぁ。さらに言うと、園内のお化けも全員ではないですが、怖がらせ隊関係の方が出演されているとのことです。今思うと、本格的に脅かすお化け(怖がらせ隊関係)と、どちらかと言うと道案内的な事をしていたお化け(富士急関係?)に役割が分かれていた気がします。
いやー、戦慄ホラーナイト楽しかった! 10段階中で言えば2、いや3くらいに楽しかっ
冗談はさておき、過去に参加した(10年以上前だけど)肝試しツアーの前知識やインターネッツ力で仕入れた事前情報以上に、非常に濃厚で完成度の高い内容で驚きました。怖がらせ隊が演出に関わってるのは恐らく今年初と思われますので例年とは違った、例年より100倍以上楽しい内容だったと思われます。
前述のよう、かなり競争率の高いプレミアイベントだったので、参加できた方は本当にラッキーだったと思います。私も久しぶりに本格的なホラーイベントを体験できて、ここ最近荒んで疲弊した精神を癒す事ができた、気がします。
なお、最後に貰える記念品はこちらでした。色々使い勝手が良さそうなグッズでしたね。