
2023年のUSJ
「ハロウィーン・ホラーナイト」のシーズンがやってきました。今年はゾンビ・デ・ダンスの楽曲で新たに
「Ado」を起用、8月には
渋谷でPRイベント、9月には
「東京ガールズコレクション」にもゾンビがゲスト登場・PRを行うなど、例年にない力の入れようです。
ストリート・ゾンビは(数と種類が)過去最多、ホラーメイズ(ホラーアトラクション)も新作が2つもオープンします。ただ、その2つは「チャッキー」と「貞子」とだから、完全新規って感じはしないんですよね。
「8年経って、まだ新発売だもんなぁ・・・」
・「チャッキーズ・カーニバル・オブ・カオス ~チャッキーの血塗られた祭典~」
今年初登場の新作ホラーメイズ。でも2014年から続く、毎度お馴染みのチャッキーです。玩具工場、病院に続いて今回の舞台はサーカス。3Dメガネをかけて進み、内部の造形物が目の前に迫ってくるような感覚を味わえます。
※海外(アメリカ、シンガポール)では過去に同内容のホラーメイズを実施しておりテーマもサーカスやピエロだったので、恐らくそれをベース・参考にして作られていると思われます。
こんな感じで、壁とか床とかがカラフルな蛍光色で、これが3Dメガネの効果で目の前に浮き出て見えるのですね。
「志村、後ろ〜!」
みたいな感じで背後から不意にチャッキーが迫ってきてます。
壁一面に臓器ぶら下がっていたりと、相変わらずグロテスクな演出もあるみたいです。仕掛けも豊富で、チャッキーが車で迫っきたり、サーカスの大砲なんてのもあるらしい。
なお、去年ストリート・ゾンビでサーカス団にいた「ゴリラ」(のゾンビ)もチャッキーにスカウトされ(?)、登場するらしいです。
翌年2024年も続投。ただ、2023年が中の照明が明るくコミカル(ブラックユーモア)寄りの演出だったのに対し、今回は中が結構暗くなり演出も増えて怖くなっているとのこと。
・「ユニバーサル・モンスターズ ~レジェンド・オブ・フィア― ~」
昨年からの続投(2年目)。ランタンを持たなくなったくらいで概ね昨年と同じらしい。
こちらは翌年続投されず、2023年が最後の開催となりました。
・「バイオハザード・ザ・エクストリーム+」
こちらも昨年からの続投で、2019年に開催されていた分を含めれば3年目。これも新しいクリーチャーが増えたくらいで基本的には同じ内容っぽい。
こちらも2023年を最後に終了。翌年2024年は全く新しい内容のバイオハザードのアトラクションができました。
こうなると、結局チャッキー以外は今までのと同じで、ホラーメイズに関しては新鮮味が薄そうですね。
・「貞子の呪い ~ダーク・ホラー・ライド~」
「スペースファンタジー・ザ・ライド」の特別バージョンで、こちらは遅れること9月24日(日)より実施。日曜日スタートと不自然な開始日で、しかも前日23日(土)にプレオープン(つまり実質的に土曜日スタート)と思ったらそれも無く、本当に24日の日曜日より実施でした。
これも一応"新作"となっていますが、内容は真っ暗な館内を今回用の怖い音声を聞きながら走行、最後のモニターに貞子が出てくるとの事で、実質過去(2013年~2015年)に実施した
「貞子 ~呪われたアトラクション~」の焼き直しになっています。
でも結構怖いらしい。
〇「ストリート・ゾンビ」
前述のように新しいのを含むたくさんの種類・数のゾンビやモンスターが、USJで大暴れします。
数が多くて全部は紹介しきれないので、ツイッターで検索するか、YouTubeのまとめ動画やニュースサイトを見てください(丸投げ)。
パーク内に檻や死体、不気味なオブジェクトの設置及びそれらを使った演出、
そして一般ゲスト(のふりをしたサクラ役のアクター)がゾンビに襲われるなどの演出もあります。
格好良いと評判のビジュアル系(?)モンスター・ゾンビ。
上のドラキュラはハナタレわんぱく小僧に見えますが、心臓に打たれている杭がそう見えるだけです。
等身大の人形が徘徊するエリアも。つまりもう既にゾンビやモンスターでもない?
2024年には、(ディズニー作品)「トイ・ストーリー」のウッディに似たカウボーイ人形がいた事も、ちょっと話題になりました。
これはきっと、山寺宏一さんの、無念の思いが具現化されたものでしょう。 ※勝手な事ばかり言っています。
トイ・ストーリーの主人公、ウッディの日本語吹き替えには当初「山寺宏一」さんが起用され、収録も全て終わっていたのにも関わらず、土壇場で「唐沢寿明」さんに変更されています。しかも理由は単純に「人気俳優が担当した方が売れる」という判断。一方で、本件によって山寺さんがメディアに多く露出し、一般的に広く認知されるきっかけになったそうです。
人形には日本人形もいるみたいで、これだとUSJホラーナイトじゃなくてナンジャタウンの「怨霊フェス」みたい・・・。
ちなみに妖怪(?)もいる。
今年はこういった"得体の知れない"のが多いと思います。
上の彼は「ジャンケンマン」の親戚なのかもしれません。
筋肉ムキムキのゾンビもいました。
プロテインとか叫んでいたらしいので、たぶん井ノ原真人の親戚(※)です。
※「リトルバスターズ」という、CLANNADで有名なkeyのゲームに出てくるキャラクター。
あと、背中に何かが憑りついている人。
なんでゴミ袋持っているんだろうと思ったら、背中の者がゴミ袋被せて窒息させる演出があるみたいです。
ゴミ袋・ビニール袋による窒息事故は実際に起きていますので、皆様も十分気を付けましょう。現在、子供関連の商品には必ず「窒息事故を防ぐため、袋はすぐに廃棄してください。」と書かれています。
人気の「ハミクマ」は今年もメインキャラの1人(1匹?)としてステージに登場。今年は新たに、なんと「ハミクマ ソウル」とやらが登場しました。
"ソウル"ということはハミクマの魂、または真の姿って意味かな?
まぁ、星のカービィの「マルク ソウル」みたいなもんでしょう。倒されると叫びながら真っ二つに裂けるのかもしれない。
ショーもスクリーンの映像があるなど、凝っています。
〇「ゾンビ・デ・ダンス」
「ゾンビ・デ・ダンス」は、昨年までの「ラタタ」(三代目JSOULBROTHERS)から、Adoの楽曲「唄(しょう)」になりました。
歌い手の「Ado」と言えば、2020年「うっせえわ」で有名になった方ですね。その時はこのように尾崎豊みたいに尖った印象の顔付きでしたが、
3年経ち、このように随分表情が丸くなった感じがします。
まぁ尾崎豊も、世間ではクールで尖った印象でも素顔は"明るい好青年"だったそうで、彼女もそうなのかもしれません。 ※もちろん冗談で言っております。
曲は悪くないんだけど、何故か「ラタタ」と違ってダンスが恰好良くないのですよね(振り付けが悪いのか?)。このゾンビとか、パリピを通り越してアホの子にしか見えない。
ホラーナイトではないのですが、昼間は今年は初めてポケモンが題材のショー「ポケモン・ジャンピン・ハロウィーンパーティ」も開催されています。
このように、確かに今年はホラーナイトの真の完全復活(実際はコロナ前の方がもっとコンテンツがありましたが)、充実した内容で初日からたくさんの方に支持を得ています。
みんなツイッターやYouTubeで様子を投稿してくれるから、行かなくても行った気になれるのも嬉しいですね(爆)。
確かホラーナイト(ストリート・ゾンビ)の対象年齢は中学生以上なので、私が行ったところで家族・子供(生後2ヶ月)とは体験できないのです。
でも、子供がぐずってた時にYouTubeでゾンビ・デ・ダンスの動画見せたら泣き止んだので、大きくなったら一緒に楽しめるかもしれません。
-完-
〇2024年のホラーナイト
翌年2024年も、2023年のをベースにした内容でホラーナイトが実施されました。

人気の「ハミクマ」は、昨年新登場した白い「ハミクマ・ソウル」に続き、青い「ハミクマ・パンク」という、また新たなキャラクターが登場しました。
同じく好評であったAdoの曲『唱』も続投。
まぁ、確かにこの曲は一般的にも流行りましたからね。紅白にも出てたし。

さらに、Ado隊長率いる治安部隊「ブルーローズ隊」が登場し、ゾンビ達と戦うという演出が行われます(Ado隊長は映像及び音声で登場)。

ホラーメイズは「チャッキーズ・カーニバル・オブ・カオス」のみ続投、新作として新たなバイオハザードのアトラクション「バイオハザード ナイト・オブ・ヒーローズ」が登場。
歴代のキャラクター達がゾンビと戦う様子を見る、ウォークスルーというよりはショーを見るタイプのアトラクション。

また、今回は人気アニメ「チェーンソーマン」のアトラクション(4Dシアター)「チェーンソーマン ザ・カオス4-D」も実施されます。

こちらの動画を見ると、2024年のホラーナイトのとても詳しい様子が分かります。
また、「ウィザーディングワールド・オブ・ハリーポッター」にて「デスイーター・アタック」が実施されます。

2016年以来、実に8年ぶりの実施ですが、デスイーター達のビジュアルや演出等が大幅にアップデートされているとのことです。