東京ドームシティにて1992年から28年以上、お化け屋敷(常設及び期間限定)をプロデュースしている製作会社「オフィスバーン」。2011年夏に広島でお化け屋敷を開催したのをきっかけに、翌年以降は北海道から沖縄にかけて、全国各地で夏を中心にお化け屋敷を展開していきました。一覧はこちら

 

奇しくも当時、自分は元々お化け屋敷を(今よりもっと)好んでいた、社会人2年目で独身、自由に金と時間が使えたこともあって、毎年全国各地のお化け屋敷を巡ったりしていました。そこで今回も、旧Yahooブログからデータを元に「2011年~2016年 夏の(オフィスバーン)お化け屋敷巡り」の様子を簡潔にまとめたいと思います。

※当時を振り返ると、自由にいろいろな所で遊んでたくさんの思い出を残し、それは確かに自分の大切な宝になっていますが、同時に慢性的な金欠になってしまうのは悩みの種だったな…。若かったとはいえ、もうちょっと真面目に将来を見越した人生計画(具体的に言えば貯金)をすべきだったかも…。

 

2015年より実施されていた「ニコニコ超会議」でのオフィスバーンによるお化け屋敷についてはこちらを。

 

・2011年夏

〇広島県紙屋町「恐怖のおるすばん」

 

この年、2011年は1月に東京ドームシティで死亡事故(当時あった「スピニングコースター舞姫」から乗客転落死)及び東日本大震災の影響で毎年恒例の夏季限定お化け屋敷が実施されず(翌年2012年より再び実施されている)、その代わりか広島で本イベントの開催。

なお、親切な方が自分のブログにイベント情報をコメントしてくれたのをきっかけに開催を知り、新幹線とホテルの予約をとって決行したのを覚えています。いつも大阪までだったら車で行くのですが、広島は遠いからなぁ。地図上ではピンとこないけど、「大阪~広島」間って「東京~大阪」間と同じくらいの距離あるんだもん…。

 

お化け屋敷の舞台は、かつて「家に不審者が押し入り、留守番中の子供が殺された」惨劇が起きた一軒家。居間や廊下等を進んでいくと、窓の外に怪しい男がいる、机で塞がれたドアが激しく開くなどの脅かしがあります。

 

仕掛けやアクター等の脅かしも巧妙で、2段ベッドからアクターが飛び出す→アクターが引っ込んだ直後に上から生首が降ってくる、廊下で後ろから人形が迫ってくる→途中からアクターに入れ替わって追いかけてくるなど、実に巧妙でした。

 

凄かったのが最後の脅かし。「ちゃぶ台の上の布をめくれ」という指示があり、ちゃぶ台ゆえに布をめくるためには屈む姿勢になりますが、ふと見上げると目の前に「異様に爪と髪の長い女性が出てくる」という…。なお、この女性は殺された子供の母親で、事件をきっかけに精神を病んで亡くなり、霊となってこの家に棲みついているという設定らしい。よく見ると家に残されたメモが最初は綺麗な文字だったのに後半は乱雑になっているなどの伏線があった。

 

2012年夏

〇広島県紙屋町「呪い人形 キクミさま」

 

広島では2年目の開催で、上記「恐怖のおるすばん」と同じ場所で開催。内装は変わっておりました。「キクミさま」という願掛け人形に纏わるストーリー設定で、鈴のお守りを家の中にある人形にかけるミッションがあります。着物をきた少女の霊が何回もしつこく出てきた気がする。

なお、自分が行った日は2012年7月14日(土)、この日は「東京ジョイポリス」リニューアルオープンの日で、自分朝一でジョイポリス行ったあと、午後に新幹線で広島へ向かったんですよね。当時こういうはしごみたいな事をよくしていて、体力あったんだなぁ…。

 

2012年夏

〇大阪府梅田「ゆびきりの家」

 

オフィスバーン初の大阪での開催。中盤に棺があり、そこの少女の遺体に指切りをするミッションがありました。案の定、指切りと同時に少女のアクターが出るとかだったかな。

 

2012年夏

〇新潟県古町「丑三つマネキン」

 

1937年から営業していた老舗デパート『大和新潟店』(2010年6月閉店)の跡地にて開催(「新潟プラザビル」として、イベント会場等に使用されてきた)。なお、2017年よりこの建物は解体され、今年2020年3月に新しいビル「ルフル」が完成しています。

 

お化け屋敷も廃墟となったデパートという設定で、洋服が散乱する売場などがありました。途中にマネキンの首があってそれをもっていき、最後「首のないマネキン」にそれをくっつけるというミッション。

 

 

2012年夏

〇鳥取県堺港市「(ゲゲゲの鬼太郎)妖怪の森」

 

ゲゲゲの鬼太郎の作者「水木しげる」ゆかりの地で、「水木しげるロード」があることで有名な鳥取県境港市に、珍しい事にオフィスバーンのお化け屋敷が開催されました。

 

森の中に妖怪の人形がたくさんあるみたいな内容で、恐怖度は控えめでしたが、最後の「ぬらりひょん」だけはアクターで突然動き出すという脅かしも。

 

 

2013年夏

〇大阪府梅田「呪い歯 密八号の家」

下記の名古屋及び東京ドームシティの3ヵ所のお化け屋敷、そしてドラマ「悪霊病棟」や小説など「呪い歯」プロジェクトとして1つの世界観で多方面に展開する試みが行われました。

 

大阪の「密八号」は、黒い歯によって呪われた少女に纏わるストーリーで、彼女が無くなった「蔵」を巡ります。途中で少女の遺体にまだ「黒い歯」は残っているか確認をし、それと同時にアクターが…。今思うと演出の内容自体は「ゆびきりの家」と似ていた気がする。

 

2013年夏

〇愛知県名古屋「呪い歯 密九号の家」

こちらは黒い歯の呪いで収容された男性がいる「病棟」が舞台。そのため医療機器や看護婦の遺体などの演出が中心でした。拘束された男性の遺体(人形)に薬のカプセルを飲ませますが、人形の後ろからアクターが迫ってくるのが怖かった。

 

 

2013年夏

〇富山県高岡市「足首屋敷」

 

初の富山県での開催。2階建ての実際の民家を移設・改築したお化け屋敷で、玄関→床の間(和室)→風呂場(「ここで引き返せ」と張り紙がある)→床の間まで戻ると別の扉が開いているのでそこから台所→階段を使って2階へ…と、実際の民家を上手く使ったコース構成でした。2階では2つの寝室があり、アクターが足首を狙うように背後から襲い掛かってきます。

 

なお、アクターは富山大学の学生が夏季休暇を利用して協力していたとのこと。

 

 

2013年夏

〇広島県呉市「血手形の家」

 

3年目の広島開催ですが、今年は紙屋町ではなく呉市での開催。家の中に3つの「血手形」があり、それらに自分の手を重ねてくるというもの。1つ目は姿見にあって手を重ねると姿見の奥に人影が映る、2つ目はテレビで重ねると映像が不気味な顔に変わる、3つ目は襖で、手を重ねると向こうから押しているように膨らんだあと、襖からアクターが出てくる演出でした。

 

9月の3連休まで急遽開催が延長され、その時は演出が強化された「超・絶叫篇」で実施したそうです。

 

 

2014年夏

〇大阪府梅田「恐怖のかくれんぼ屋敷」

2013年「呪い歯プロジェクト」のような大規模なものではありませんが、この年も東京ドームシティと大阪で”同様の設定で内容が異なるお化け屋敷”が展開されました。

 

「かくれんぼでトランクに入ったまま不慮の事故で無くなった少女」に纏わるストーリーで、クローゼットをあけてトランクを探すことになります。アクターが人形のようにぎこちなく動いて(動く仕掛けだと見せかけて)脅かすなど、演出が絶妙でした。

 

2014年夏

〇富山県高岡市「高岡呪いの廃ビル ~見津子の血涙~」

 

富山では2年目の開催ですが、前回とは別の場所。廃墟のビル内で開催されましたが、舞台はそこに設置された「家」。狭くコースが短い割にアクターは多く、密度が濃かった事を覚えています。


なお、富山では翌年2015年に「口縫い人形」が開催され、それをもって翌年以降は開催していません。自分は「口縫い人形」には行けなったのですが、オフィスバーンの五味氏いわく「元の建物を上手く活かせた、自信作」だったとのこと。

 

 

2014年夏

〇石川県金沢「地下室の子守唄」

 

実際にビルの営業していない地下スペースで実施されました。薄暗い地下を進んでいき、突然壁から人形やアクターが飛び出してくるような演出が多かった。

 

 

2014年夏

〇秋田県秋田市「顔はぎの家」

 

イオンモール秋田にて開催。イベントスペースでの実施ですが、民家が外観から再現されていたりと内装の完成度は高かった。終盤、奥に正座しているはずの女性がいきなりこっちに向かってくる(実際は正座しておらず走ってきている)のは怖かった。

 

8月下旬から演出が強化された「超・絶叫篇」となり、そして8月31日最終日は「the final」として終盤に小型ライトを使い、一切の明かりが無くなっている暗闇の中を進む演出に変更されました。

 

 

2014年夏

〇福岡県「お鷹の呪い」

 

福岡ヤフオクドーム(現・福岡PayPayドーム)にて開催。タイトルや設定の「お鷹」はプロ野球チーム「福岡ソフトバンクホークス」に由来(ホーク=鷹)。足を切られた少女という設定上、血まみれの部屋や血で書かれた恨み節などの演出が使われていました。

 

 

2014年夏

〇広島県横川「赫い糸の家」

 

4年目の広島の開催ですが、今回は横川で。「運命の赤い糸」がテーマで、通路が赤い糸で仕切られていて、それを挟んで2人並んで進むという演出でした(途中から糸が無くなる)。

 

2014年夏

〇パピコお化け屋敷「呪いばさみの家」

 

海浜幕張で8月に行われる「サマーソニック」(サマソニ)にて、パピコのブースにオフィスバーンのミニお化け屋敷が出展していました。パピコを購入すると無料で体験でき、3~4部屋ほどの短いお化け屋敷ですが、アクターが3人も配置されていて脅かし方も非常に凝っているなど、密度の濃い恐怖演出が楽しめました。特に一番最後、出口の演出は

①カーテンから女のお化け(アクター)が襲ってくる。

②その先の扉を開けるとその先に別の男のお化け(アクター)が出てくる。
③(本当の出口へ向かう)脇の扉が開き、その先が出口ですが直前に上から生首が降ってくる。

 

このよう最後の最後まで意表を突く演出でした。

 

 

2015年夏

〇大阪府梅田「呪い指輪の家」

今回も東京ドームシティと同タイトルの開催。終盤、人形(実はアクター)に指輪をはめますが、入場者全員に1つずつ「指輪ケース」が渡され、そのうち指輪が入っているのは1つだけ、それを持っていた人がはめるというロシアンルーレット的な演出がありました。そして、ケースには脈拍センサーが内蔵されていて、後ほどサイトにアクセスすると「ビビり度」が診断されるというのも。

 

 

2015年夏
〇パピコお化け屋敷「カミソリ女の家」

 

昨年2014年に続き、今年もサマーソニックのパピコブースでの出展。内容は昨年のに似ていて、最後の連続して2人のアクターが襲ってくるとかもありました。

 

2015年夏
〇六本木お化け屋敷「喬子の哭く家」

夏休み期間中に行われていたイベント「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り」での出展。恐怖映像・感動映像バラエティー「トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン」とのコラボしたお化け屋敷で、ストーリー・構成・内部映像・セット等は番組製作チームが担当。表向きには発表されていませんが、オフィスバーン製作のもの。東京ドームシティ近郊には同社の名前を出してのお化け屋敷営業ができないという取り決めがあるので、名前を伏せていたみたい?

最初に前述のよう番組制作チームによる本格的なドラマを見た後、ビデオテープが散乱している部屋や日本人形だらけの部屋を進んでいきます。「等身大の人形が姿見に映っているが、実はそれは姿見ではなくアクターが向かい合わせに座ってそう見せており、鏡の向こうから襲ってくる(ように感じる)」という仕掛けが印象的で、他のお化け屋敷でも流用されたことがあります。

 


2015年夏
〇「赤ゲットの幽霊」  

 

愛知県にある「明治村」にて開催。同園に展示してある"本物の歴史的建物"を巡って恐怖体験をする、ラリー式のイベント。
①「監獄」で話を聞く
②「資料館」で心霊写真を見る
③「理髪店」で椅子に座り、アクターの演技を間近で見る
④「病院」で暗闇の病室を巡る

 

各所、恐怖演出は控えめでしたが、使われている建物とストーリーの融合は見事でした。

 


なお、明治村では翌年2016年には「かさね写真の幽霊」というイベントが開催されましたが、こちらはオーソドックスなお化け屋敷であったようです。

ちなみに「かさね写真」とは何人もの顔写真を重ねていくとそれぞれの個性や特徴がなくなり、最大公約数的な写真を作る事。明治時代後期に流行し、宣伝チラシなどで美人のかさね写真などが使われました。その一方で、犯罪者のかさね写真を作って「犯罪を起こしそうな顔つき」を公開するというようなことも行われ、これは差別を助長・人権軽視の点から問題になった事も。

 

なお、現代も防犯カメラに画像認識ソフトとA.I.を用いて、予め登録してある「犯罪を起こしそうな顔つき」の人を見つけたら自動的にカメラが追うようにしたり連絡が行ったりすることで犯罪の早期発見に役立てるといった研究が行われていますが、やはり上記と同様に差別や人権などの倫理的な問題がクリアできていないとのことです。


2017年には「虎狼痢(ころり)の幽霊」というお化け屋敷が開催されました。虎狼痢(ころり)は「コレラ」とのことで、当時は細菌感染症の概念が無かったことから、コレラ感染症による症状を「虎狼痢という妖怪に憑りつかれた」とされていたことによります。お化け屋敷とは別に、「ラムネを飲むと虎狼痢を退治できる」と言われたことから、園内ではラムネのコラボ商品があったようです。

なお、ラムネが虎狼痢(コレラ)の特効薬というのは間違いではありますが、コレラ感染症による下痢には水分補給と糖分など栄養の摂取が回復には有効なので、あながち見当違いな事でもないです。

 

2016年夏

〇大阪府梅田「ふたご霊」

 

個人的に、オフィスバーン最高傑作だと思うお化け屋敷。オフィスバーンでもこれまで無かった斬新な演出がたくさん取り入れられていました。
・最初8人くらい同時に案内され、お化け屋敷内で使う「お守り」を、隣の部屋から誰か1人、指名された人が取りに行く。自分は選ばれなかったので分かりませんが、どうやら暗い部屋の中に机があり、ちょっとした仕掛けもあったようです。

 

・中で行うミッションは、2つに分かれた人形を1つもち、途中に置かれてあるもう1つにくっつけるというもの。人形を合わせた瞬間置かれている机が真ん中から開いてアクターが飛び出しました。
 
・その先に建物外へ通じる「出口」が見え、もう終わりかと思って近づくとなんと出口が閉まる。「あなた達はやってはいけないことをした。人形が一つになり、あの二人は離れられず強力な怨霊となってしまった。」と聞こえ、脇の扉が開いて続きが…。

 

・先に進むと教室があり、黒板に「お守りの裏を見ろ」という書かれています。ここで最初に渡された「お守り」の裏側を見ると、ブラックライトでメッセージが見える「二人を離すには、繋いだ手をほどけ」。

 

・しばらく進むと手を繋いだ「ひとえ」と「ふたえ」。指示通り、手をほどくと奥のカーテンが開き、先に進めます。同時に「また私達を引き裂くのか」という物凄い恨みのこもった声が・・・。

 

・その先の通路、左脇に「ひとえ」、そして右脇に「ふたえ」がいます。最初は全く動きませんが、しばらく進んだところで突然動きだし、声を上げながら追いかけてきます。振り切ってやっと本当の出口だと思ったら、脇の壁を開けてアクターが襲ってくるなど、最後まで魅せてくれる。


メインビジュアル等を始め演出にある「双子の少女(の幽霊)」のモデルになっているのは、兵庫県淡路島の双子アイドル「ハニー&ハニー!」

※現在公式ブログやツイッターは消滅しているため、どうも今は活動を休止もしくは終了しているみたい?
 

今回は双子という特集な条件のためキャスティングが難航した(公式ツイッターでも企画が難航している事が報告された)関係で、メインビジュアルの作成に影響があったようで、開催発表は7月上旬と例年に比べると随分遅れました。

 

なお、2012年より始まった大阪でのお化け屋敷開催は、翌年2017年以降は遊園地「ひらかたパーク」内のイベントとして実施されました。2019年以降はオフィスバーンではなく「株式会社 闇」の企画になっている。

 

 

2016年夏

〇千葉県館山市「臨怪荘」

 

林間学校用の建物を再利用したキャンプ施設「館山シーサイドビレッジ」(現・館山サザンビレッジ)にて、建物の一部をお化け屋敷に。学校の面影が残る実際の廃墟を、20分かけて進みます。広いだけでなく演出も上手く詰め込まれていました(富士急ハイランドの「戦慄迷宮」は距離・所要時間こそ長いものの、脅かしや演出がある場所は少なかったりする)。

 

ミッションは中にある7人の学生の遺体の名札をみて、名前をメモしてくるというもの。それと安全確認の同意書に”名前”を記入して提出します。しかし8人目の遺体もあり、そこには”自分の名前”が…。

 

2017年9月に公式ツイッターにて「来季(2018年)リニューアルのため休止」と告知されたまま、その後なんの音沙汰(更新)もなく5年以上の月日が経過しております…(2023年現在)。

 

こちらの漫画(※)によりますと、一度「怖がらせ隊」によるリニューアルが行われたらしい?

※怖がらせ隊自らが原作のエッセイ漫画「断末魔の現場から」より。ただし、直接の明記は伏せられています。

 

 

以前は、上記の館山サザンビレッジ公式サイトに"アトラクション"の項目があって「お化け屋敷 臨怪荘は休止中」と出ていましたが、2023年現在はそのアトラクション項目自体が無くなっている。

 

 

2016年夏
○「呪われた教室 ~奪われたデッキを探して~」

 

横浜にあるパシフィコ横浜で開催されていた「ブシロードしろくろフェス」というイベントで出展されていたお化け屋敷。トレーディングカードやグッズ、同人誌の即売会や声優さん等を招いたイベントが行われた同会場の中では異質な存在でしたが、回転の悪さもあって常時40~50分待ちの行列ができていました。

 

お化け屋敷というよりは、1つの部屋(教室)で行われる「ホラー要素ありの謎解きゲーム」になっていて、黒板等に書かれたヒントを元に「ロッカー」から鍵を探す(ロッカーには首つり死体があり、ちょっと動いたりする)、鍵を使って机にいる死体を動かして「カードデッキ」を取って出口に戻る、みたいな内容でした。

 

予想通り死体は人形ではなくアクターで、突然動き出してきましたが、もっとびっくりしたのが最初の「ロッカー」から男のお化け(アクター)が出てきて出口まで追いかけてきたこと!最初に使われたポイントからアクター出てくるなんて、考えもしないですよね…。

 

 

◎近年の動向について
このように近年は毎年夏、過去作の再演を含めて多い時には7~8箇所、日本全国にお化け屋敷を展開していったオフィスバーンですが、昨年2019年は東京(ドームシティ)、北海道(2016年「ふたご霊」の再演)、静岡と3ヵ所のみと年々実施は少なくなっています。五味弘文氏も60歳を超えている(1957年生まれ)ため、その影響もあると思われます(現在後継者を探しているという話)。

 

2020年夏は、新型コロナウイルスの影響もあって残念ながら東京ドームシティを含めて同社のお化け屋敷の実施は0でした。

 

2021年は2年ぶりに東京ドームシティにて「顔剥がしの仮面」(怨霊座敷の特別バージョン)が開催されるなど活気を取り戻しましたが、2022年は東京ドームシティでの実施が無くなるなど、残念ながら年々縮小傾向にあります。