東京ジョイポリスへ。本来であれば夏休み期間に入っているため平日/休日に関わらず連日混雑していますが、今年は「新型コロナウイルス」の影響で学校の夏休みが短縮されている(7月~8月中の大部分が普通の平日扱いになる)ため、空いていました。

 

ただ、空いているとは言っても新型コロナウイルス対策で毎回きちんと消毒作業を行っており、定員も減らしているため各アトラクション異様に案内が遅く、待たされる事が多かった。「撃音ライブコースター」なんかは2組4人まで乗れるところを1組しか乗せないため5組案内するのに15分以上かかっていた。いつも通りの混雑になってしまうと、ストレスがヤバいかもしれない…。

➝実際、8月お盆頃からは集客が戻ってきており(それでも例年の半分以下ではあるようですが)、来館者自体は多くないものの待ち時間に関しては大型連休等の繁忙期並になっているみたい。


7月下旬~8月中も土日祝とお盆以外は20時までの短縮営業なので、アトラクションは4つ程の利用。まずは今回の目的である、7月23日(木・祝)にオープンしたばかりの新アトラクション「マーダーロッジ」。1997年にオープンし(※1996年東京ジョイポリス開園当初は無かったらしい)1999年頃に終了した、初代サウンドホラーアトラクションの復刻です(東京ジョイポリスのサウンドホラーの経緯はこちら)。

建屋は前作の「鬼灯の冷徹」から一新され、立派な山小屋(ロッジ)風になりました。

 

当時を知らない人のために内容をざっくり言うと、文字通り山小屋に殺人鬼(マーダー)が現れ、「誰から殺してやろうか・・・」、「次はお前だ!」みたいな、よくあるというかシンプルな構成。それ故ストレートな恐怖演出を楽しめます。

※自分は2011年に北海道にある「ルスツリゾート」にて、移設版(スタッフの方によると東京ジョイポリスからの移設らしい)を体験。

 

本編のサウンド(ストーリー)は当時と全く同じで、新録や高品質化などもされてなく、当時の音源をそのまま使っていると思われます(そのため今のサウンドアトラクションと比べると若干の粗さを感じる)。演出も当時とほぼ同じように再現されています。それに加え、なんと新しい演出も追加されています。

 

・当時なかったプレショーが追加。スタッフによる「雨が降ってきました、あの山小屋に避難しましょう。」という演技で中に案内され、メインの部屋に入る前に映像を見ます。

ただ、この映像自体は手抜き感が否めない。紙芝居風でアニメーションが少なく、下にでかでかと「激しい雨」、「轟く雷鳴」、「微かに見える山小屋」とテロップが出る(しかも日本語/英語/中国語で)のは失笑を誘う。

・席に座ったら、「連絡用の無線が聞けるようにヘッドホンを着けて」、「私は外の様子を見てきます」と言って退出するなど、ここでも演技が入る。


・前述のようサウンド本編は当時と同じですが、クライマックス用に新たな仕掛けがあります。これが素晴らしい!
席の真ん中に「白いお皿」があり、サウンド終盤「次は、お前だ!」のシーンで部屋が雷鳴に合わせて明るくなりますが、その時何もなかったはずのお皿の上になんと「生首」が置かれています!

なお、これは当時(一番最初にマーダーロッジが設置された)「新宿ジョイポリス」版にあった仕掛けで、全国にマーダーロッジが設置された以降も新宿でしか体験できなかったらしい。

 

・一方で当時あった扉が開く音と共に後方から強い風が吹く(扉を開けて外から人が入ってきたように感じる)のが無くなったため、同シーンにおいてはやや迫力が欠ける事に。

 

名作とはいえ21年前もの作品を復刻というのは決してポジティブな理由ではない(恐らく新作やコラボ作を製作する余裕がない・・・)かと思われますが、深く考えなければ良作のアトラクションが登場したと喜ばしい事だと思います。

 

 

その後は、現在行われている「初音ミク」イベントVerになっている「撃音ライブコースター」と、同じく「進撃の巨人」イベントVerになっている「ハーフパイプトーキョー」


そして先日もプレイした、6月オープンの新アトラクション「ハウス・オブ・ザ・デッド ~スカーレット・ドーン~」。オープンから1ヵ月経過していますが、残念ながら(?)バージョンアップ等は見受けられず…。

➝9月中旬に改めてプレイしたところ、気持ち程度ではありますが、プレイ人数によってゾンビの数が増えるようになった、全体的にゾンビの耐久力が上がって上手いプレイヤーがいるとすぐ倒せちゃうみたいな事が起きにくくなったなど、多少の難易度調整がされていたような気がします。

 

現場が新人スタッフだらけ(これも新型コロナウイルスの影響の1つ、臨時休業で採用や教育が遅れている)で、有効期限が延長されているチケットなのに何度も「これ何?」と確認作業で待たされたなど、トラブルが多かったのがちょっと残念ではありました。

➝1時間で2回も。しかも2回目(ハーフパイプ)のスタッフはチケットを回収せず、声を掛けたら「は!?」みたいな顔をされ、おまけに受け取ってくれなかった。自分は我慢しましたが普通だったら大クレームだぞ・・・。