その1からの続き。お昼過ぎまでに4大コースターを制覇した後は、昨年2019年7月にオープンした「NARUTOエリア」に行きました。

 

〇「NARUTO×BORUTO 富士 木ノ葉隠れの里」

2019年7月26日(金)にオープンした、日本及び世界でも大人気の作品「NARUTO」及びその続編でNARUTOのキャラクターの息子・娘達が活躍する「BORUTO」をテーマにしたエリア。「鉄骨番長」の横~「絶望要塞3」方面の通路に作られました。

 

エリア内には7つの施設があり、下記のアトラクションの他、プライズゲームや写真館など。作中に出てくるラーメン屋「一楽」も本物の飲食店舗で再現されていて、オリジナルラーメンを食べることができます。

 

 エリア内の詳細は、昨年行われたプレスプレビューにご参加された方もレポートに詳しいので、こちらを参考に。

 

 

・「NARUTO 3Dシューティングライド 科学忍具道場」

 

「NARUTO」(正確には続編の「BORUTO」)の世界観をモチーフにしたシューティングライド。公式サイトでの画像からも分かるように、東京ディズニーシー(及び世界のディズニーパーク)のアトラクション「トイストーリー・マニア」の類似製品であり(※)、そのため「NARUTOトイストーリー・マニア」の意味で「ナルトイストーリー・マニア」と言われたりもする。

※「トイストーリー・マニア」は『ETF Ride Systems』という会社の製品らしくて、恐らくこの「科学忍具道場」もここの会社の製品だと思われます。

 

同様の例として、2019年4月三重県のナガシマスパーランドにも同社製品と思われる「牧場 de バンバン」(代理店はKCA株式会社)が導入されています。 どうでもいい話ですが、多くの方がこれを「ぼくじょう で バンバン」と読んだと思いますが、正しい名前は「まきば で バンバン」だそうです…。

 

なお、富士急ハイランドでは2014年にもディズニーパークの「ソアリン」の類似製品「富士飛行社」がオープンしています(こちらはライド構造の特許絡みで公には「別製品」とされているが実質的には「ほぼ同製品」と、事情が複雑)。

アトラクションの遊戯メーカー等の事情は一般的には殆ど知られていないので、「富士急は中国の遊園地のように、ディズニーのアトラクションをパクっている」と誤解されることも多い…。

 


本アトラクションはかつて(2012年7月~2017年9月)あった「かいけつゾロリのぼうけんランド」の建屋に作られました。待ち列は同アトラクションの面影があります。後述の効率の問題で列の進みは遅く、この日は15分待ち程度でしたが、なかなかストレスのたまる待ち列でした。

 

前述のよう、本アトラクションは「トイストーリー・マニア」の類似製品ではありますが、機構等が違っている部分があります。

・ライドは1両編成で、トラックレールはなく電磁誘導方式。そのため1両2組、最大4人しか乗れないため前述の効率の悪さに繋がっている。


・安全バーの形状が異なる。「トイストーリー・マニア」はガンと安全バーが一緒になっていますが、科学忍具道場は個別になっている。


・これは不満点になってしまいますが、「トイストーリー・マニア」と比べると弾の発射(紐を引っ張る)の反応が鈍かったり、画面上の弾の速度が遅く、全体的に"もっさり"している感じ。「トイストーリー・マニア」と同じ感覚でプレイするとテンポの悪さにイライラするかも。

ステージは全部で6つ。攻略情報として、低得点の的でもたくさんヒットさせると高得点の的が出現するようになったり、各ステージで特定の条件を満たすと高得点の的が大量に出る「ボーナス」が発生したりします。これも「トイストーリー・マニア」と同じ。詳細な攻略法等はこちらを。なお、最初「練習ステージ」がありますが、これは的を持った主人公「ボルト」を狙ってペイント弾を撃つというものになっていて、これは「トイストーリー・マニア」の練習ステージと全く同じ内容です。

 

出口のモニターでプレイ中に撮影された写真と共に得点とランクが表示されます。30万点超えれば「上忍」となり、自分は35万点までいきました。上手い人だと1人で54万点とかいけるようです。

 

前述のようシューティングゲームとしては(どうしても「トイストーリー・マニア」と比べてしまうのもあって)操作性を含めて今一つという感じですが、NARUTO(BORUTO)の世界観は良く出ていて楽しいは楽しいと思います。結局自分もなんだかんだ言って(13:30~15:00しかやっていないというのもあって)3回連続プレイしてしまいました。


エリア内のもう1つのアトラクションとして、NARUTOの世界のジオラマを巡る「忍道館」があります(現在運休中)。こちらは「絶望要塞3」では使われていない(初代「絶望要塞」や「絶望要塞2」では使っていた)B棟の1階を改装して作られています。

 

15時30分からスタートの、昨年2019年7月に(プチ)リニューアルした「ナガシマスカ ~水ましですか~」に開始時間まで待機。案の定、開始時間近くになると40分待ちの行列ができていた。

 

リニューアルで変更されたのは、メインビジュアルにもあるこの「巨大招き猫の口からの大放水」(※ただしライドが通過すると水は止まるため、水がかかる仕掛けではない)と、手前側の噴水(これもあくまでビジュアル用でライドには直接かからない)、それくらいです。

 

しかも渦巻通過後、招き猫付近、その先の大タライの放水が無くなっているので、サブタイトルの「水まし」とは裏腹に濡れる仕掛けは寧ろ少なくなっています(水路からの水はねが激しいのは変わらず、ずぶ濡れになるアトラクションですが)。

 

なお、待ち列装飾やモニター映像等は大きく変わり、また絶叫優先券の入口が変わっていたり、ロッカーが手前側になって一度走路を渡らずに済むようになっているなど、運営面の変化もあります。

 

「ナガシマスカ」のポンチョを着たまま、超久しぶりに「クール・ジャッパーン」へ。こちらも15分待ちと意外と混雑していましたが、運良く一番前の特等席に乗れました。着水時、周りが全部水の壁に挟まれるような感覚は、先頭だと一際怖く感じた。

 

なお、「ええじゃないか」は午後の部14時45分の開始時点には90分待ちになっており、そのまま15時30分頃受付終了。「FUJIYAMA」は30分待ちくらいでした。

 

最後に〆のアトラクションとして「鉄骨番長」を利用。若干風が強かったので上空でかなり煽られて怖かった。乗り終えて16時30分、帰りの電車まで若干時間があったので、園内を散策し、あのアトラクションの近くまで行きました。

 

〇リアル廃墟?「絶凶・戦慄迷宮」

トーマスランド側から、戦慄迷宮の近くまで行けます。戦慄迷宮は3月からずっと4ヶ月近く休止で、スタッフも立ち入っていないのか、門扉には蜘蛛の巣張っていて、誰もいない静かな中、営業中以上に本当の廃病院みたいな雰囲気を出しています。

 

 

この廃病院に再び多くの方を恐怖のどん底に陥れる日はいつか来るのでしょうか…? 噂では営業再開に向けての準備は行っているようですが…。7月18日(土)より「戦慄迷宮」は営業を再開しています。