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「もののけハンターズ」は2015年7月24日(金)にオープンし、登場して以来大人気のキャラクター『モジャヴ』を主要キャラとした常設アトラクション。同年6月7日(日)に終了した「ガウストパニック」の跡地にできましたが、内容やゲームルールは「ガウストパニック」とほぼ同じで登場キャラも共通しているため、「ガウストパニックから(バンダイが版権を持っている)ガウストの要素をなくし、最新機器を導入し演出面を強化した」、実質"ガウストパニックの進化バージョン"という形になっています。
※公式サイトにも「アトラクションが超進化」とある。なおガウストの版権はバンダイですが「ガウストパニック」に登場していたガウスト自体はレアガウスト等一部を除いて大半がナンジャタウンのオリジナルキャラ。

オープン前には、モジャヴが紹介する本アトラクションのCMも放送されました。またオープン前の1週間前からは不定期的(1日数時間程度)ですが一般来場者も参加出来る試遊会も実施していたようです。

 

なお、今回製作(おそらくプレショー等の演出部分を担当?)に東京ジョイポリス等のツアーアトラクション製作を行っている(株)渡邊油化が関わっています。

 

〇アトラクション入口
前述のよう「ガウストパニック」の跡地、ただし入口から先の間取りは変わっていて、受付の位置は正面から入って左側になりました。
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受付にて一人ずつアイテム「もののけロッド」を渡され、近くのモニター映像ではモジャヴがアトラクション概要を説明しています。次の「ミーティングルーム」にてルール説明。この説明、スタッフが(映像の)モジャヴと掛け合いする小芝居があったり実際にUMM捕獲の練習をしたりするなどがあってかなり長い説明です。

※後に経験者は最初のUMM捕獲後すぐに出発できるようになりました。

 

こちらがアトラクションで使うUMM捕獲装置「もののけロッド」

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めちゃくちゃガウストタンサーに似ていますが、モニターは液晶モノクロからフルカラーのミニモニター、実写とCGを合成できるAR機能、声音声(モジャヴの台詞)が再生できるサウンドシステムとスペック的にはかなり進化したものになっています(なお、トリガーはない)。こちらのロッドにも加速度センサーが取り付けられており、ゲーム中はロッドを振ったり左右に動かしてプレイします。
 
〇ゲームの流れ
ミーティングルームから出て園内へ。まずはUMMが潜んでいる下記の「発生源」を探します。発生源の近くに行くとロッドから「近くに(UMMが)いるぞ」とモジャヴの音声が入るので、それを頼りに行動。
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今回は「発生源を探し当てる、探索ゲーム」に重点が置かれており、分かり易いところにもあれば柱や物の影にひっそりと置かれてのもあります。オープン当初は全体的にかなりUMM発生源が見つけにくい、意地悪な位置にありましたが、すぐに配置が見直され今は簡単になっています。ただし、現在でも1~2ヶ所ほど見つけにくいところがある。

福袋にある、一番難しいと思われるUMM発生源の位置・・・。


引き戸を開けないと見つけられない、発生源があっても近くのボタンを押すなど仕掛けを動かさないと反応しない所もあります(※)。
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後に仕掛けを動かすポイントでは発生源自体がなくなり、モジャヴ印のヒントマークが書かれるようになりました。

 

UMMがロッドの画面上に出現したら中央の標準に来た時を狙ってロッドを振り上げ、タイミングがうまく合えばUMMに針が刺さります。UMMは左右に、円を描くようにと動き方にはいろいろなパターンがあり、得点の高いUMMほど激しく複雑な動きをします。ロッドは小刻みに素早く動かすと反応しやすいです。
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針が刺さった後は、右のリールを巻いてUMMを釣り上げます。UMMが中央にいないとゲージが減らず、ロッドを左右に動かしてうまくUMMが中央に来るように操作します。こちらも得点が高いUMMほど捕まえにくい(ゲージが減りにくい)。制限時間はUMMが画面に表れた時から60秒。

 

捕獲したUMMは、ロッド上に詳細データが出ます。前述のようほとんどが「ガウストパニック」に登場したガウストのデザインを流用したものです(ただし名前は異なる)。
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・上の(アトラクション「未来遊戯ガンガンナー」に登場する)「ウサビ」のよう(こいつはもののけだったのか・・・)、アトラクション等ナンジャタウンの施設に由来するUMMも登場、またイベント等に合わせた期間限定のUMMも出ます(オープン当初は「福井恐竜博物館」とのコラボで恐竜のUMMが出現し、その後も様々なコラボが行われた)。

 

・アトラクションプレイ後のクラブナンジャでも捕獲UMMの情報が見られますがこちらにはもっと詳しい設定が載っていて、その文章もジョークや有名作品のパロディが含まれているなど、非常にユニークなものになっています。
 
かき氷型UMM『色こりごーり』は「こいつが側にいるとシロップ掛け放題のかき氷で全部の味を掛けたくなってしまい、大抵不味くなって後悔(こりごり)する」、バスと惑星が合体してできたUMM『アストロバース』を見ると「機械の体を手に入れるため宇宙を旅したくなってしまう、睫毛が異様に長い女性に話しかけられたら要注意」(「銀河鉄道999」)など。
 
この「ワンダーえっと」は、かつてナムコが運営していたテーマパーク「ナムコ・ワンダーエッグ」(1992年-2000年)のキャラクターが元になっていて、説明文にも同園のことが書かれているなど細かいネタも豊富です。
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・UMMを逃してしまうとロッドの「耐久値」が減ってしまい、0になる(4回失敗する)とその時点でゲームオーバーになってしまいます。

 

・「ガウストパニック」とは異なり、制限時間約20分が過ぎたら次のステップに案内されます。なので制限時間内なら好きなだけUMMを捕獲できる反面、例え園内全ての発生源でUMMを捕獲できたとしても制限時間が来るまで何もできず、待つしかありません(報告所で記録することもできない)。

 

・UMM発生源は最初の説明時に1ヶ所、園内に29ヶ所の計30ヶ所の設置。それぞれの発生源にはランク1、2、3の3種類のUMMが出てくるように設定され、いずれかがランダムで出てくる。
ただし最初はランク1のUMMのみで、大体プレイ回数17回目前後よりランク2が、51回目前後でランク3が出るようになります(これは獲得している累計ポイント数も関係しているかも)。
 
〇「フィーバータイム」
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1日に数回、アトラクション入口前でUMMが大量放出される「フィーバータイム」が実施されます。この付近ではUMMの発生信号が連続的に出ているので、自身のロッドの設定上のUMMを時間の限り捕まえることができます(なので同じUMMを2匹以上捕まえられるということも起こりうる)。

 

フィーバータイムが発生するとロッドに指令が入り、逆にその指令が入ってなければその場に居合わせてもフィーバータイムには参加できません。指令が出るかは受付の時点でスタッフが設定しているため、運良くその回に受付をしていることが条件になります。

 

実施の時間は不定期ですが、大体13時・15時・17時頃に実施。またモジャヴの園内グリーティングに合わせることも多いようです。
 
〇ボス対決
制限時間が過ぎるとモジャヴよりMHC本部へ帰還せよとの司令が入りますが、この時「条件を満たしている」と(※獲得ポイント数が高い=30匹のUMMを捕獲した 場合でもプレイできない時もあったため、単純に得点数とかじゃないみたい。その日のスタッフ配置とかも影響しているのかも)、ボスと対決できます。対決するのは「ぬまたま」。封印されていた「もののけ番外地、もののけ達の長」(※)で、今回のUMM大量発生の事件を起こし、そしてハンター達が捕まえたもののけ達が保管されているこの場所を狙ってきたのでした。
「遊びはここまでだ!お前らが集めた、もののけ達を返してもらうぞ!」
※「ぬまたま」は「もののけたま」のもう1つの姿(人間で言うと二重人格)でもあるため、もののけたまがモジャヴに協力して「もののけロッド」を開発したというストーリーに、歪みが生じる(本人が2つの姿を持つ事を認識してないから?)。
また、プレショーではぬまたまがモジャヴの事を「あの幼い青ネコが、偉くなったもんだなぁ!」と言ってるので、モジャヴとも何か因縁がある・・・?


・制限時間は60秒で、まずリールを回してパワーをため、たまったらスクリーン上の「ぬまたま」に対してロッドを振り攻撃。これを繰り返して一定以上ダメージを与えられれば撃退成功です。制限時間が短くリールを回すのは見た目以上に体力を使うため、難易度は高い。
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・「ぬまたま」は第1形態~第5形態まであり(形態によって色が違う)、一緒にバトルへ参加するプレイヤーの得点の合計値によって出てくる形態が決まるようです(プレイヤー人数自体は関係ない)。色は第1形態から青、赤、緑、金、プラチナで変化、外見や台詞など強さ(与えなければならないダメージ量)以外はどの形態も同じ。

 

・前述のよう、探索中に出てくるUMMはランダムで、一緒にボスバトルにプレイする人の得点にも左右されるため、どのボス形態と戦えるかは運が絡みます。事実上、第4形態は(ポイントの高いUMMが出てくる)実力者が4~5人揃わないと出なく、第5形態に関しては後述の(ポイントが段違いに高い)季節限定UMMが出てくる時じゃないと戦えない。

 

・ボスの強さも第4形態を倒すのは困難を極め、第5形態は「システム的にどう頑張っても倒すのは無理と思うほど難しい。第5形態についてはオープン当初は弱い設定で出てきましたが(設定ミス?)、数ヶ月後に現在の(本来の?)強さになってからは倒せた者はいないと言われています

 

ボス対決終了後(ボス対決条件を満たせなかった場合は直接)は報告所へ。なお、報告所出口には前述の「ガウストパニック」を紹介するポスターが貼られています。
 

〇季節限定UMM

前作「ガウストパニック」のプレミアガウストと同じ仕様で、季節毎にその時限定のUMMが出現します(外見も対応するガウストと同じ)。毎年大体以下のスケジュールで実施されていました。
1月:お正月UMM(2種類)
2月:バレンタインUMM (3種類)
3月:ひな祭りUMM (1種類)
5月:こどもの日UMM (1種類)
6月~7月:誕生祭UMM(ナンジャタウンのアトラクションUMM)(4種類)※毎年不定期
8月:夏休みUMM (2種類)
9月(下旬)~10月:ハロウィンUMM (3種類)
11月~12月:クリスマスUMM
(3種類)
12月31日:大晦日UMM(1種類)  ※12月31日大晦日の1日限定
 
※2016年は7月の誕生祭UMMはクリスマスUMMと共に実施、8月の夏休みUMMは実装されなかった(スタッフ曰く、単に設定するのを忘れていたらしい)。翌2017年8月より夏休みUMMを実施、これにて全てのUMMが出現となりました。

 

2016年9月下旬~「ハロウィンUMM」、11月~「クリスマスUMM」の時は、UMMに憑りつかれた=UMM発生源装置を持った「博士」(スタッフ)が園内を徘徊するというイベントが実施されました。
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・季節限定UMMは通常のランク3より上の「ランク4」に設定されており、捕獲時には非常に激しく動き捕まえるのがとても難しい。

 

〇コラボイベント(限定UMM)

前述の「福井恐竜博物館」(2015年7月24日のオープン時~同年9月)を始め、本アトラクションは様々な作品(IPコンテンツ)のコラボイベントと連動して、期間中はその作品に関するUMMが登場していました。

2015年11月「モンスターハンター」、2016年4月「SHOW BY ROCK!」、2020年7月「忍たま乱太郎」など

なお、コラボUMMも「ランク4」設定でしたが強くはなく、比較的捕まえやすかったです。

 

クラブナンジャ上でもコラボUMMの情報が見れましたが、恐竜以外のコラボUMMは権利の関係でイベント終了と同時に見れなくなる(削除される)ようになっていました。



私個人の記録ですが、2020年11月に何故か長らく出てこなかったUMMが今回ようやく出てきて、季節限定の物を含めて全てのUMMをコンプリートしました。総プレイ回数96回、苦節約5年、長かったなぁ・・・。


厳密にはまだ98%でボスの「第4形態」と「第5形態」は倒せていませんが、これは前述のようにゲームの仕様上、現在では出現させること及び倒せるのがほぼ不可能なので、きっぱり諦めます。ストーリーは気になるが・・・。



〇2022年10月以降の長期運休→唐突な終了
本アトラクションは2024年1月16日、唐突に「終了」が発表されました。

実際は2022年10月6日以降、「怨霊フェス2022」開催に伴う期間限定アトラクション「脱出病棟Ω」運営のため"当面の間 運休"となり、怨霊フェス終了後も脱出病棟Ωが(「もののけハンターズ」を運休したまま)引き続き運営することとなり、それ以降再開することなく1年半以上経過した2024年1月正式に終了が発表された形になります(なお、「脱出病棟Ω」も同年1月18日をもって終了)。なので実質2022年10月まで、約7年間の運営でした。
長期の運休及び終了の理由は不明ですが、2022年に入ってから不具合が目立つようになり、7月以降は終日運休する日が続出するという状況だったため、機械的に存続困難だった可能性が高いです(なお、前身の「ガウストパニック」の終了も同じ理由でした)。
2020年に入ってからは新型コロナウイルスの影響(コロナ禍)でフィーバータイムや季節限定UMMの実装、そして恐らくボス対決も実装されていなかったと思いますので、そういった意味ではこのアトラクション本来の魅力は2019年内で終わってしまったとも言えるでしょう。

〇「もののけハンターズ」ファイナルイベント
1月26日~2月25日までファイナルイベントとして、「(アナログの)スタンプラリー形式でUMMを捕獲する」イベントが実施されました。

 



スタンプのシートは5種類あって、UMMのスタンプは全部で100個。ナンジャタウン内に100個スタンプあるなんてかつての「ナンジャビザ」みたいだ!

と思ったら、UMM発生源(スタンプ設置場所)自体は20ヶ所で、こんな感じで1ヶ所に5つのスタンプがまとめて設置してある。


なので見つけるのは実質20個(20ヶ所)だけで、場所も見つけやすいので難しくはないのですが、それでも

100個スタンプ押すのは大変

アトラクションというより作業に近い(いわゆる作業ゲー)。


そして、最大の難所はここ。このアトラクションはシートの色と同じ色のスタンプを押すのですが、

これは何色だ⁉︎

もののけ番外地の一部では赤色のライトで照らされた場所にスタンプがあるので、このような事が起こります。


それでも何とか全100個のスタンプを集められました。30分くらいかかったかな。


ゴールでは、押したスタンプが合っているか答え合わせみたいな事は特にしてなかったので、ぶっちゃっけ適当に押してもバレな

 
まぁ、せっかくなのでちゃんと集めましょう。特典はシート毎に特製シール、

(一応これで答え合わせしてみたけど、ちゃんと正しく押せてました。)


そして、5種類全てのシートにスタンプを埋められたら(スタンプ100個押せたら)、この「ぬまたま」のステッカーも貰えます。