アトラクション概要
もののけ番外地のグランドオープンは1997年7月であるが、このアトラクションは同年10月からのオープン。また、2005年5月にもののけ番外地の一部が「りらくの森」(現在のナンジャアリーナ)建設のため縮小されることに伴い、一部妖怪の移動と内容の変更が行われた(詳細は後述)。 2013年7月ナンジャタウンリニューアル以降は、再び一部妖怪の移動を行い、2020年10月現在も稼働している。
ストーリー
もののけ番外地の悪い妖怪、『河童大王』が赤ちゃん猫『ナンチッチ』を攫い、人間に果たし状を送りつけてきた。プレイヤーは『もののけたま』率いる「もののけ探検隊」を結成し、ナンチッチを救うため街の妖怪達にクイズ勝負を挑む。プレショーでは障子(映像)を突き破り、「勝負だガッパ!」と"果たし状"を突き付ける、「ナンチッチは預かった。返してほしければ妖怪達と勝負して、儂の所に来るガッパ。」と挑発する様子が描かれています。
アトラクション内容
仏滅蝋燭(ぶつめつ ろうそく)店にいる、その名のよう炎に包まれた般若の妖怪。クイズが不正解時だと「腰抜けめ!」と口から強烈なエアーを噴射してくる(正解時でも「知恵の風を授けよう」と言い、どちらにしても同じくエアーが出る)。火炎般若は建物の中にいるため、気付かず挑戦しない人も多い。
なお、火炎般若を演じているのは宇宙戦艦ヤマト「真田志郎」やちびまる子ちゃん「おじいちゃん(さくら友蔵)」など数々の役柄を演じ、2012年に逝去された大御所声優の「青野武」氏。
豆のように小さい体(体長5cm)の妖怪で、集団で出現しハーモニーを聞かせた声を出す。失敗時には「才能ないまめ」、「出直してくるまめ」、「へっくし(クシャミ)」など1人1人馬鹿にしたコメントをしてくる。
「山さざえ」
見た目は巨大なさざえ。壷の中に口が映る。正解時では「知恵のある素敵な方、惚れちゃった(ハート)」と言うが、不正解時で牙をむき出し「食われる前に立ち去れ!」と、あからさまに態度を変える。時間切れになると「べー、でございます。」と言う。
「亀提灯」
巨大な亀の妖怪。おじいちゃんのような優しげな声色。クイズ内容は妖怪絡みのことわざに関する問題が多い。2005年5月の改装以前は旅館の左側いたが移動になった。また、付近には水が貼られており亀提灯が問題を出す際に実際に水が出た(「カーペ」と水を吐くような声を出すのはその名残)。
「化け猫」
猫の形をした影の妖怪。手品が得意らしい。もののけたまを置かないでおくと障子には唐笠お化けや人魂の形をした影絵が映る。2005年5月の改装以前は亀提灯の近くにおり、祠も奥行きがあるものであった。
なまずの妖怪。馴れ馴れしい態度が特徴。地震を起こすというなまずらしく、問題終了時には地面が振動する(2006年頃から長らく振動しない状態が続いたが、2013年7月ナンジャタウン全体リニューアル以降復活した)。2005年5月の改装以前は亀提灯の近くに祠があった。
以上、街の7匹の妖怪と戦うと入口隣の「厄払い地蔵」に行き、6匹以上の妖怪と戦ってないと「勝負に戻れ」と言われ、6匹以上であると今までの妖怪に勝った数とそれに対するコメントをしてくれる。
7勝(全勝利)だと「天才じゃ~!」、6勝「頭良いなぁ!」、5勝「なかなかの使い手じゃ」などと褒めてくれるが、4勝「そこそこだな…」、3勝「まだまだ青いな」となり、2勝だと「不届き者め!」、1勝「かぁ~~つ!(喝)」などと非難され、河童殿に入る時も「大王のエサとなれ」と言ってくる。ただし、0勝(全敗北)の時は「マジか!?あ、こりゃ最悪じゃ」とコミカルな口調になる。
「河童大王」
本アトラクションにおけるラスボス。頭(脳みそ)が以上に発達(人間の3倍)した河童。河童大王とは2択の早押しクイズである。早押しとあるが、システムの都合上問題がポンポンとテンポよく出るわけではないので、落ち着いて答えた方が良い。ただし、問題を答えるのが遅すぎると途中で終わってしまう。
河童大王を演じているのは、昔のドラえもん「ジャイアン(剛田武)」役で有名な「たてかべ和也」氏(2015年6月逝去)と言われている(正式には公表されていないが、実際に聞いたことがある方は分かるよう、明らかに同一演者の声)。上記の成功時の台詞「人間のくせに生意気ガッパ」も元ネタは「のび太のくせに生意気だ!」(ジャイアン役のたてかべ和也氏がアニメにて考案した、原作にはない台詞)からだと思われます。
その他
・前述のよう、2005年5月もののけ番外地改装以前は一部のサテライトの場所が異なっていた。スタート地点は火炎般若がいる蝋燭店の向い側にあり、ゴール地点である河童殿もその付近に併設(入口は反対側から)。また「一角おのち」、「亀提灯」、「化け猫」、「化けなまず」の位置が異なった。河童殿に入る前に寄るサテライトは「鬼鐘」という巨大な鐘の妖怪であった。それを「厄払い地蔵」(2005年5月改装以前は通常のエリア内仕掛けに使われていた者)にそのまま置き換えている(声も同じ)。もののけたまを置いたときの台詞も「鬼鐘様~。お願いするにゃん。」であったが、現在は"鬼鐘様~"の部分が削除されている。プレショーも、もののけたまの台詞は全て差し替えられている。演じている人が違うのか(もしくは同じ人でも8年のブランクがあったためか)、サテライトでのもののけたまの声とでは明らかに違っている。
・2017年3月~7月には、ゲーム・アニメ「妖怪ウォッチ」の企画「黒い妖怪ウォッチ」とコラボしたバージョンで運営された。
貸出アイテムが「ジバニャン」になり、各所出てくる妖怪や出題される問題が変更。「おろちパイセン(先輩)、ちぃ~す!」、(問題正解時)「勝てたじゃねぇか、俺のおかげでな!」、(失敗時)「おいおい、なぁ~に負けてんだよ、このクズが!」原作同様、各台詞異様に柄が悪い。
最後は通常版と同じく「河童大王」(アトラクション中ではナンジャタウンのガチクズ妖怪と言われる)だが、問題は作品に関する事になっていました。問題が専門的な事と最終決戦では制限時間が異様に短い(頑張って6問程度しか答えられない)、成功条件は街の妖怪(6匹)と最終決戦(前述のよう頑張って6問)合わせて10問以上正解と、難易度は通常版より遥かに高かった。最後貰える結果用紙も特別バージョンでした。