今年も無事コバルトーレ女川、シーズン開幕をむかえることができました。今年一試合目は天皇杯宮城県予選。七ヶ浜SCさんとの試合です。

スタンドには昨シーズンで現役を引退した小川和也さんの姿が。
震災の翌年2012年シーズン、当時東北2部にいたころに、専門学校のJAPANサッカーカレッジから入団した、小川さん。引退と聞いたときはルーキーの時から知っているので、私も歳を取ったなって思いました。ルーキーイヤーと2022年の中村雅昭監督時代こそセンターバックてしたけど、キャリアのほとんどはボランチとして、バランサーとしてクラブを支えてくれた功労者でした。

2012年の開幕前の練習試合で、ソニー仙台FCさんと戦ったんですけど、DFでペナルティエリア内でボールを持つ小川さん、前線からハイプレッシャーをかけるソニーさんのFW。クリア。と見せかけて、切り返しして見方にパス。絶妙なタイミングで、新人なのに、こんな肝のすわったプレーができるのかと感心したので、すごく印象に残っています。GKだった泉田圭太さん(現GKコーチ)に「こんなところで切り返しをするな!恐いから!」と怒鳴られていましたけれども。

小川和也さん。少し遅れましたが、現役引退ということでお疲れさまでした。今後、どうされるのか解りませんが、女川のことをこれからもずっと、愛していただければ幸いです。

試合は3-4-3のフォーメーションのコバルトーレ女川。
GKに古川裕貴。DFラインは新加入の岩間裕太、キャプテン黒田涼太、三浦祐希。笠原啓夢、田原伊織のダブルボランチに、左のウィングに吉川圭介、右に最年長奥山泰裕。野口龍也がトップに来て、シャドーに江幡俊介と船木省吾。
相手DFライン裏に蹴り込み、野口龍也がそれをがむしゃらに追う。相手DFにプレッシャーをかけて、チャンスを作る。

七ヶ浜さんは前線のFW17番?を走らせてって感じ

。球際バシバシなのはいつもと変わらない。あんまり言いたくないけど、このカードはよく荒れる。言い合いというか。球際バシバシだから、ファールもそれなりに取られるけど、そんなにイエローは出なかった。それくらい譲れないものがお互いあるし、アドレナリンも出ているしで、裁く審判団が大変そうだと思う。そんな審判団にリスペクトをしつつの試合観戦。

得点シーンはFKからの流れで、野口龍也、三浦祐希が粘って、江幡俊介のクロスに岩間裕太がヘディングで押し込んで先制。その1得点を守りきり、ウノゼロの勝利。

後半、船木省吾が裏へ抜け出し、相手GKと一対一になりシュート、相手GKに弾かれるも、もう一度プッシュ!は相手DFに弾かれ。
野口龍也が相手GKが前に出ているのを見逃さず、ループシュートも枠を射ることはなく。笠原啓夢の低くて、鋭いミドルシュートも右にそれて。

追加点を奪えなかったのが悔しい試合でした。

この日のコバルトーレ女川イレブン。
ちょっと遠いけど、この日の七ヶ浜SCイレブン。





試合後、コバルトーレ女川ベンチに挨拶する七ヶ浜SCイレブン。
試合後、スタンドに挨拶するコバルトーレ女川は選手とスタッフ。