まだ残暑厳しい日々が続いてますが、この日は日差しはなく、曇り空で、気温も上がらなかったので、苦ではありませんでした。

女川ではツール・ド・東北が行われ、たくさんのロードバイクが走ってました。ちょうど女川を出発した時に、国道398号線でライダーさんとすれ違いでした。皆さんには宮城の自然と食を満喫していただけたのなら幸いです。

行って来ました!岩手県花巻市の富士大学まで!女川から約130km。イーハトーブ、雨にも負けず、風にも負けず、宮沢賢治に一切触れることなく、寄り道することなく、コバルトーレ女川のリーグ戦を見るためにやって来ました。

ちなみに、宮沢賢治は修学旅行で東京に行く際、盛岡から船で北上川を下って石巻へ行き、そこから海上を船で東京まで行くんですが、生まれて初めて海を見たのが石巻で見た海だったんだとか。石巻では有名な話しですね。
早めについたので、大学内を軽く散策。連休の中日ということで、静かでした。体育施設で部活をしている学生さんの声が聞こえる程度。
そして、富士大学サッカー部さんが全国大会で優勝しました。総理大臣杯ですね。数多の強豪校をなぎ倒しての優勝!すばらしい!岩手県内ではどれだけ盛り上がっているんだろう?昔、盛岡商業が選手権で優勝した時以来?の日本一!
今日はそんな富士大学サッカー部さんのサテライトチーム「富士クラブ2003」さんとの一戦。
試合の詳細はコバルトーレ女川クラブオフィシャルYouTubeチャンネルをご覧下さい

 


試合は肉弾戦って感じ。いかに空中戦を制すか、ヘディングで弾き返すか、セカンドボールを奪うか、って感じでした。

3-4-3のフォーメーション。この日、スタメンに入った現役高校生・佐藤稜馬がワントップ。野口龍也は1.5列目の左で、中央で勝負というよりは左サイドに張って、駆け上がっているイメージが強かった。セットプレーとかチームが苦しい時、声を出して鼓舞していたのが野口龍也でした。ボール回して組み立てる時はDFラインに入った、キャプテン黒田涼太がコーチングしている。

前半27分。古川裕貴のゴールキックからセカンドボールを佐藤稜馬が奪い、右サイドに展開。吉川圭介がグラウンダーのクロス。ニアで今部勇太が受け相手GKとDFラインの間にパス。これを佐藤稜馬がスライディングで流し込み、コバルトーレ女川が先制!

前半35分。相手に直接FKを決められ失点。ファーに蹴って、誰かヘディングしてくれっていうボールがそのまま、誰にも触られずに吸い込まれた。相手にCKを与える場面が多く、ちょっと気になっていたところだったが、そのうちの1つ、セットプレーで決められた。1-1の同点。

最近の試合はセットプレーでの失点が多いので、今後、気をつけたいところ。

後半開始早々、佐藤稜馬がセンターライン付近で溜めて、左サイドにスペースがあったのでパス。これを野口龍也が反応して、左サイドを爆走。ペナルティエリア、左横まで運んで、マイナスのクロス。これを受けた三浦祐希が蹴り込んでで追加点。2-1。

後半終了間際。吉森海斗が直接FKを決めて追加点。3-1。角度がややあり、距離はそんなにない。左足一閃。左側の良いコース飛んだ。GKはほぼノーチャンスでした。

試合はそのまま、3-1でコバルトーレ女川が勝利。

前半、相手FWがDFライン裏を抜け出しGK一対一。これを古川裕貴が間合いを詰めて、ビッグセーブ。本当に肝を冷やしました。
後半はDFラインの空中戦にほぼ勝っていた。セカンドボールもボランチの田原伊織、吉森海斗が回収。試合を支配できたのではないか。途中出場の志村弘樹も前線で存在感があった。



試合後、バックスタンドに挨拶する富士クラブ2003の選手達。総理大臣杯を制したトップチームと同じ練習メニューをこなしているのでしょう。これは良い刺激を受けるはず。
試合後、バックスタンドに挨拶するコバルトーレ女川の選手達。

佐藤稜馬「(両親に)僕を産んでくれて、ありかわとう」と一言。

こうして、若くてイマジネーション溢れるプレー見れて、本当に良かった。と、おじさんはしみじみ思うのです。花巻まで来たかいがあった。
富士大学サッカー部の皆さんに挨拶するコバルトーレ女川の選手達。改めて総理大臣杯優勝おめでとうございます!




そして、コバルトーレ女川では佐賀県で行われる全国社会人サッカー選手権大会に出場するため、遠征費の寄付金を募っております。皆さま、ご協力のほどよろしくお願いいたします。