6月19日と少々前の話だが振り返る。欧州で活躍している女子プロサッカー選手と大学リーグで強豪の早稲田大学ア式蹴球部女子のメンバーが女川に集結。女川スタジアムを舞台にチャリティーマッチを開催した。女川スタジアム初の有料試合を観てきた。

女川でのサッカーの有料試合は1995年4月10日、今はもう閉鎖してしまった女川町町民陸上競技場で行われたブランメル仙台(現ベガルタ仙台)vsブラガンティーノ(ブラジル・サンパウロ州)のプレシーズンマッチ以来と記憶している。


日本でも女子サッカーはプロ化され、再びW杯で優勝を実現するため、強化をし盛り上げていかないといけない女子サッカー界。海外で活躍する千葉 望愛氏が発起人となり、開催された今回のチャリティーマッチ。あれから10年以上経ちますけれど、被災地・女川の現状を発信したいと言う意味合いも込められての試合となりました。

チーム名のプロタゴニスタは主役を意味するらしい詳しくは公式サイトで。


対するは早稲田大学ア式蹴球部女子。あの早稲田です。ア式とはアソシエーション式の略でつまりサッカーを指す。他にラ式があって、こちらはラグビー式フットボールでラグビーを指す。100うん十年のフットボールの歴史の中で、初期には前半はアソシエーション式フットボールで、後半はラグビー式フットボールで決着をつけよう。なんて話しもあったみたい。こうやって部の名前に名残が残っているのが、早稲田らしいですね。


午前11時キックオフのコバルトーレ女川対猿田興業戦の試合を同会場の女川スタジアムで観戦後、午後3時キックオフの試合に備え、金華楼さんで油淋鶏定食を食す。ラーメンも美味だが、この日はお米の気分。美味しかった!
さて、ダブルヘッダーで挑むプロタゴニスタの試合。1日で女川スタジアムで2試合も観れるなんて、贅沢だね!この日の配布物。クリアファイル。
メディアの方も来てました。
チケット代1,000円。女川の商店街等で使える500円分のアトム通貨も配布され。チャリティーマッチなので、このアトム通貨を使ってお金を落としてねっていう狙いみたいです。こういうのもチャリティーマッチなのではですね。
試合。
応援していたサポーター。



試合は組織の早稲田。個のフィジカルで勝るプロタゴニスタの展開。早稲田のサイドの選手ががサイドを駆け上がりますけれど、プロタゴニスタのサイドバックが完璧に封じ込めていたシーンなんかを見ても強く思いました。

ユニが黒で、審判団も黒。中盤の選手がパスを出した先に主審さんがいて、やはり選手達も混乱してたみたい。

とにかく暑かった。2試合も観ると、日焼けがハンパなかった。
 


早稲田大学ア式蹴球部女子さんのブログにもレポートありましたけれど、女川に来て、震災遺構などを見て、若い学生さん特有の感性で感じていただいて、今後の長い人生の中で、このときの体験が還元されていたのなら幸いかなと思います。