きよの漫画考察日記2408 名探偵コナン第14巻 | きよの漫画考察日記

きよの漫画考察日記

我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...



ガーン


まずはエピソード37「追い詰められた名探偵!連続2大殺人事件(1)」とてつもない大事件が起きそうなタイトルですが、まぁ普通に毒殺事件発生。

トリカブトというのもよく聞く毒草ですがね。これが日本には自生しているっていうんだから、手軽に毒薬を手に入れたい人には良いのかもしれませんね…


つーわけで今回は被害者も容疑者もマジシャン。

マジシャンといえばハトですが、ハトが使われる最大の理由は「暗闇ではおとなしく、光を見ると羽ばたく」というその習性がピッタリだからだそーな。


さて被害者を自殺に見せかけ毒殺したトリックは…

指輪なんてなんとかすれば抜けると思いますけどね。これで被害者を拘束していたというにはちょっと無理があるかな…


そしてここでコナン君が被害者が残したメッセージの意味に気付きます。

被害者はリダイヤルにダイイングメッセージを残しておいたんですね。

いやいやちょっと待て。じゃあ被害者は後ろ手に縛られた状態でリダイヤルにメッセージを残し、どこからかノリを探してきてトランプを接着したということか?後ろ手で縛られてる状態でトランプを接着?マジシャンって何でもできる職業なんですかねw


そして身動きの取れない被害者は電話にダイイングメッセージを残していました。

ダイイングメッセージが分かりにくすぎるんですよね。他にメモとか無かったのは分かりますが、私なら指輪の方を先になんとかしますけどね…


つーわけで暗号の解読方法は…

今回の事件の関係者は被害者が九十九元康、その嫁が九十九七恵、3人の弟子が真田一三、三好麻子、百地裕士、全て数字絡みの名前だという事を匂わせたおいてのこっちかぁ…


そんなこんなで犯人判明。

ダイイングメッセージが「DCマコ」ってのも逆に面白いですけどね。まぁこの暗号方法だと複雑は文字は残せないから、仕方のないことかもしれないけども。むしろ普通にポケベル打ちとかで残す方が解読も楽だし複雑なメッセージも残せたんですけどねぇ…


さて師匠を殺害し、その娘まで殺害しようとしたその動機は…

名探偵コナンにおける殺害動機として最もポピュラーな動機、それは「復讐」です。つまり名探偵コナンという漫画は被害者側も何か過去に悪事をやらかしているパターンが非常に多いという事になります。何も悪いことしてないのに殺される理不尽というのは、この漫画においては少ないですかね。



さて「追い詰められた名探偵!連続2大殺人事件(2)」の舞台は群馬県へ。

小学1年生ならまぁそこにも入るかw


さてここ群馬で繰り広げられていたのは遺産争い。

遺産争いほど醜いものもないんですけどね。苦労せずにお金を手に入れたい、人間の汚い部分がダイレクトに見え隠れする瞬間です。子孫に財を残したいという想いが、なぜ貰う側には全く伝わらないのかねぇ…


さてなかなかに田舎な群馬。

俺の香川の実家も五右衛門風呂でしたね。もちろん後にガス式に変わったけども、今となっては貴重な経験だったと思います。五右衛門風呂に入った経験のある人の方が珍しいもんねぇ。


そんなこんなで死体発見。


これはなかなかにホラーですね。つーかやっぱ「井戸」っていう今となっては非日常なものは恐怖の対象となるんでしょうな。貞子もしかり、やっぱ怖いよ井戸は。


つーわけで警察到着、この人が初登場。

群馬県警、山村巡査部長!

静岡県警の横溝警部に次ぐ2人目のご当地警察官ですな。名探偵コナンはその作品の性質上様々な都道府県が舞台となりますからね、その中でもまぁ群馬県は恵まれている方です。茨城や栃木はまだ名探偵コナンの舞台にはなっていないそうですしね…


さて発見された凶器。

女性用の雨ガッパ?雨ガッパに女性用も男性用もなくね?


さてここでボウガンによる狙撃事件が発生、しかしこれはすぐに犯人判明。


余計なことを口走るおバカな犯人の典型ですな。推理物において最も厄介な犯人とはやはり無口な人なんでしょう、おしゃべりは墓穴掘るだけだもんなぁ…


さてボーガンを仕掛けてたその理由はもちろん遺産のため。

ボーガン仕掛けておいて「殺すかなんかなかった」は通りませんね。こんなの余裕で殺人未遂罪が成立します。ちょっと脅かすつもりなんて言い訳が通用するほど世の中甘くはありませんから。


そして今回の事件の顛末は「正当防衛」でした。



被害者がこういう行動を取ると、推理物は一気に難解さが増します。まぁ資産家の後妻という時点で怪しさは満開でしたからねw

さて今回の殺人事件の問題点は…この後妻が叔父さんを殺そうとした動機ですかね。遺産の取り分を増やそうとして旦那の弟を殺そうとするのは正直ちょっと意味不明です。そもそも法定相続分は嫁1/2、娘と息子が1/4になっているわけですから。相続分を増やす目的で子供達が後妻を殺す、もしくは後妻が娘と息子を両方殺すなら理解できます。法定相続分のない叔父さんを殺そうとするのはちょっと不自然なんだよなぁ…


そして事件後に問題が発生。


群馬から東京までノーヘルで帰れるわけないだろうが(笑)



ラストはエピソード39「スキーロッジ殺人事件」スキー場で偶然恩師に再会。

これは無理じゃね?と思いますけど。生徒側から担任の教師の顔は覚えてはいても、教師側が受け持った生徒の顔を全員覚えておけるわけがない。しかも小学校の時の担任が高校生になった教え子に気付く…いや、ないない。そんな教師はいないw