きよの漫画考察日記2406 名探偵コナン第12巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...



グラサン


エピソード31「月と星と太陽の秘密」から。今回はこんな動画が登場。


ボイスレコチェンジャー!

まぁここまで宣伝するなら当然のように、当時バンダイから発売されていたそうです。

これはあれだな、小学校に持ち込むのが禁止される類の文房具だねぇ…

ちなみに俺が小学生の頃はシャーペン禁止でした。あれは何の意味があったんだろうなぁ?


さて今回は暗号解読の回。

この手の暗号は一文字ズラすというのが定番です。正解は「ヤジルシヲタドレ」ですね。


さてこの館で謎を見つけるコナンくん。

1円玉って1955年までなかったのかとも思ってしまいますが、一円玉自体は1870年から存在しています。アルミ製の今の物に変わったのが1955年という事です。ちなみに1958年までは一円札も普通に存在してたそうですよ。一円玉と一円札の両方が存在していたというのも複雑だよなぁ…


そして新たな暗号発見。

これだけでは解読することは絶対に不可能ですが、これが何パターンか揃うと話は別です。



踊る人形の暗号は傑作だと私も思います。ホームズはこれらの人形による暗号文を読解していくんです。

まぁこれがタイ語に変換する暗号とかだったら絶対に解読不能なんですが、英語だろうと推測できるのであればなんとかならないこともないのかもしれませんね。アルファベットは26文字しかないし、アルファベットには出現頻度があって「E→T→A→O→I→N→S→H→R→D→L→U…」というようによく使われるアルファベットには偏りがあるので、解読する糸口は見つけやすいのかもしれません。


そして今回の暗号はひらがな。

確かに「ん」という特殊な文字が存在するのは暗号解読のとっかかりになりますね。またひらがなはアルファベットとは違い「段」と「行」というものもありますからね、暗号にするのは面白い。


さらに平仮名の特徴。

こーゆーのはアルファベットでも存在します。例えばスペイン語ならアルファベット26文字にñ」が追加されて27文字だし、ドイツ語ならÄ」「Ö」「Ü」「ßの4文字が追加されて30文字になりますので。


さらにこんな手がかりも。

これは欧米人には分からないんでしょうな。我々日本人は「はひふへほ」と「ばびぶべぼ」と「ぱぴぷぺぽ」を親戚みたいな感じで捉えていますが、欧米人に「HとBとPは親戚」と言っても何言ってるのか分からないんでしょうね。


そんなこんなで暗号解読。

ひらがなは50音とは言いますが、実際には46音ですわな。でもこれにがぎぐげごなどの濁音、ぱぴぷぺぽの半濁音、しゃしゅしょなどの吃音、ー(伸ばし棒)や小さな「っ」などを含めると100音越えますわな。アルファベットの26文字と比較すると、表音文字としてどちらが暗号解読しにくいのかは言うまでもないのかもしれませんが、やはり段や行の無いアルファベットの暗号の方が我々にはとっつきにくいねぇ…


さて今回の事件の発端となったのはこれでした。

こんなのCIAが動き出すレベルの事件なのではw



次はエピソード32「ゲーム会社殺人事件」。重要人物が登場します。

テキーラ!

黒の組織から3人目の登場人物。それにしても2mを越える大男で関西弁、これはさすがに秘密組織の社員としては目立ち過ぎです。私が秘密組織の面接官なら書類選考で落としますがw


がしかし、登場して数ページという刹那で爆死するテキーラ。

登場即退場という哀しい結末を辿ったテキーラですが、その尋常ではないケツアゴは読者に多大なインパクトを残したことでしょう。むしろこのアゴはケツを超え女性の乳にすら見えますからね、ケツアゴを超越したチチアゴの持ち主として記憶に留めておくのも良いのではないでしょうかw


さて推理パート。小五郎を眠らそうとするコナン君でしたが…


これ脳髄飛び散るレベルなのではw


さて今回の爆殺事件の動機は…

中学の頃から付き合っていようが、大学の時に自分を捨てて同じサークルの別の男に乗り換えた女ということでしょ。そんな女が自殺したところでだから何?とも思ってしまいますが。これを動機にするのはちょっと愛情が歪んじゃってる気もします。



次はエピソード33「ホームズ・フリーク殺人事件」。殺人事件が発生する確率ダントツ1位とも呼ばれるペンションへ向かう一向。

断崖絶壁の上のペンションかよww

もう誰か転落する未来しか見えませんし、転落しないのなら逆に驚きですw


そして読者の期待を裏切らずに事件発生。

崖があって落ちないなんてあり得ない。だって落ちるためにこんなところにペンション建てたんでしょうからw


さて連続殺人に発展した今回の事件、3人目の被害者を狙う犯人。

なんでこれから刺そうと思ってる人がアイスピックの逆側を持つんだろうか?

しかも被害者がライターを着けたところで、その明かりがアイスピックに反射してそこだけ暗闇に浮かび上がるというのはさすがにあり得ないと思いますが。暗闇で何百回繰り返してみてもこうはならんだろ…


さて今回のトリックのキモはここ。

以前激しい運動をした直後に死亡した場合は死後硬直が始まる時間が早まるというトリックがありましたが…今回は逆に死後硬直が解けていく時間を使ったトリックということか…