きよの漫画考察日記2402 名探偵コナン第9巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...



りんご


まずは「歩美ちゃん誘拐事件」から。

小学1年生にしては、この子たちは知性が発達し過ぎてますわな。考え方とかじゃなく、言葉のチョイスが子供じゃないんだよな…


さて車のトランクに閉じ込められた歩美ちゃん、とんでもない物を発見してしまいます。

女児の生首ですが…これは大丈夫です。名探偵コナンにおいては子供の死体は登場しないというのが隠れたルールですから。これは人形です。


さて歩美ちゃんが閉じ込められた車を追うためにこの道具。

ターボエンジン付きスケボー!

このスケボーというアイテム、いまいち私には伝わってこないんですよね。バックトゥーザフューチャーとかカッコよくも見えますが、これ日本文化には合わないでしょ。日本でスケボー文化は絶対根付かないと思うんだよなぁ…


とはいえ漫画的には使い勝手が良いわけで。


映画版とかだと使い勝手が特に良いですよね、このスケボーは。動画にすると見せ場にできますから。推理物漫画として名探偵コナンだけがここまでヒットしたのは、この「アクションパート」を上手く取り入れたためにメディアミックスしやすかったというのもあるのかもしれませんね…


さてここで不可解な出来事が。

走る車を追いかけながら、空き缶を投げ付けるってほぼ不可能でしょう。仮に60㎞/hで走っていて80㎞/hで投げつければ確かに空き缶自体の速度は140㎞/hにはなります。しかし空気中でこれを行うのはまず無理ですよ…


次は「小五郎の同窓会殺人事件」温泉旅館にやってきた一同。

体は子供、頭脳は大人。性欲はどっちに行くんでしょうねw


さてここで堀越由美が死体で発見されます。拳銃による自殺のようにも見えましたが…

拳銃を発射すると瞬間的に約2000度の熱風が銃口から生じます。至近距離でくらえばそりゃ火傷しますわな。銃自体が発生させる熱ってものにまで、素人はなかなか気が回らないですよね…


さてさて。自殺ではないなら外部犯の犯行という声もありましたが…

毛利小五郎もやる時はやる男だということです。まぁ日頃三枚目キャラの方がこーゆー時輝くんですよ、キン肉マンも冴羽獠も日頃の三枚目キャラがあるからこそシリアスパートが際立つんだよなぁ…


そして死亡推定時刻についてのトリックも解決。


これは難しいところですね。由美が殺された場合真っ先に同期の面で疑われるのはこの中道さんなわけですから、殺すにしても自分が容疑者から外れる殺し方をしなければいけない。そうなると犯行にアリバイ工作を練り込まざるを得ませんから、こういった犯行になってしまったのもまぁ仕方ないかな…


そして墓穴となった発言。

不用意な発言や、犯人以外知り得ない事を口走ってしまうというのは推理漫画にはありがちです。つまり推理物において最も厄介な犯人像は「無口」これに尽きるでしょう。


さて今回の動機は…


これはちょっと犯人に同情してしまいますよね、女性側の自分勝手が過ぎます。とはいえ18年間付き合ってプロポーズ断り続けるカップルという時点でもう破綻してますけどね。いないよそんなバカップルw


そしてそんな犯人をぶん投げる毛利小五郎。


犯人の中道さんは現職の千葉県警の刑事です。それがこんな殺人事件起こしたんじゃ大騒ぎになります。実際現職警察官が痴情のもつれで交際相手や奥さんを殺害した事件はありますが、警察トップが辞任するくらいの騒ぎになってますからね…



次は「資産家令嬢殺人事件」とある資産家令嬢の誕生日パーティーに呼ばれた一同。

接待も大変ですよね。でもここに色恋を絡めないといけないのは更に厄介ですな。金持ちの令嬢のご機嫌取りなんて、最も心が疲弊する仕事ですよ…


そして予想通りのアクションを取ってくれるお嬢様。

偏見かもしれませんが、やっぱお金持ちは性格悪いですよね。でもそりゃそうもなりますよ、人間はやっぱ人を見下してる時が一番楽しいですからね。全員が全員とは言わない、でもやっぱ統計的に見ても金持ちは性格悪いですよ、間違いない。