きよの漫画考察日記2397 名探偵コナン第5巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...



おにぎり


まずは「山荘包帯男殺人事件」この重要キャラクターが初登場。

鈴木園子!

まぁあれですね、とにかくこの漫画はコナンと蘭の身近なところで事件を発生させないとどうにもなりませんから、毛利小五郎と同様に2人を事件へと巻き込む役が必要なのは間違いない。そのために作られたキャラクターなんでしょうけども、大化けしましたねぇ…

ちなみに園子の声はハイスクール奇面組の宇留千絵と同じだそーな。クソ懐かしい…


そんな園子には意外にも姉がいました。

妹とは異なり殺人事件に巻き込まれたのは今のところ僅か2回。まぁ普通に考えりゃ2回でも十分多いんですけども。


さて山荘というと必ずこうなります。

吊り橋なんてよっぽどの事がないと落ちないんですが、まぁ漫画界ではこれほど落ちるものは他にありませんね…


さて今回の殺人犯である包帯男、被害者を拉致し衆目に姿を晒します。

これは怖いかも。とゆーのも「窓の外に人」って実は相当怖いんですよね。俺、夜中に窓とかベランダ見るの嫌だもんな…


そして攫われた千佳子さんの運命は…

名探偵コナン的には珍しいバラバラ殺人、こーゆーのも金田一少年のテリトリーですかね。まぁこれまで推理物で見てきたバラバラ殺人において、意味もなくバラバラにした犯人なんて1人たりとていませんでしたからね、今回もなんらかの意図があったんだろうとはこの時点で推察できます。


さて執拗に蘭を狙って侵入してくる包帯男。


犯人の余計な小細工が自らの首を絞める、名探偵コナンにおける常識です。


そんなわけで推理開始。


外部犯に見せかけようとする犯人の努力、これが実ったことはないんですよね。そりゃそうです、存在しない人物をでっち上げるのはやはり難しいんですよ。どこかに無理が生じてしまうんだよな…


そして窓の外に居た包帯男の正体は…


なぜ犯人の高橋はここまでやって殺害犯を外部犯だと誤認させたかったのかという点が疑問として残ります。もちろん自分への疑いを逸らすためというのは分かりますが…それならそもそもこんな山荘を殺害の舞台にしなけりゃいい。ここまでやるくらいなら日常生活の中で強盗犯に襲われたようにでも細工する方がよっぽど楽です。その上この高橋に殺害動機があるなんて誰も知らないんだから。この高橋のミスはとにかく「こんな閉鎖的な山荘での殺害を決意した点」です。


とはいえ、死体をどーやって運んだのかという疑問は残ります。


漫画ならではのトリックですわな。実際には無理でしょ、さすがに腹部の違和感に気付かれてしまうと思いますが…ワンチャン何とかなるかな?


さてここで自殺を図る高橋に対し…

死にたい奴は死なせてやれとも思いますけどね。自殺というものに対し助長するような発言に対してはここぞとばかりに叩くというのが今の日本ですけど…そもそも自殺ってしちゃいけない事なの?そこに関する考えも足りないままに「自殺を助長するような行為は悪」とバッサリ切り捨てるのもいかがなものかと思います。自殺したい奴には自殺したい理由がある、精神的に抑圧された状態下での自殺は自己決定権の行使とは認められないなんて意見もありますが、それこそ個人の意見の押し付けでしょう。



次の事件は「カラオケボックス殺人事件」有名バンドの打ち上げに参加する蘭と園子。

これは内田有紀の「TENCAを取ろう!ー内田の野望ー」ですねwどーゆーチョイスだとも思ってしまいますが、一応1994年の年間オリコンチャート82位にランクインしてる曲でした。当時はアイドルというものが完全に廃れている時期でね、内田有紀以外には高橋由美子くらいしかいなかった時代なんですよ。そう考えるとこのチョイスも渋い。


さてここで被害者になる木村達也がドラえもんの歌をリクエスト。

めっちゃ嫌な奴じゃんかw「オレがいなきゃ何もできねーのび太くん」って事は自分のことをドラえもんだと思ってるってことでしょ、めっちゃ嫌な奴じゃん。

ちなみに名探偵コナンは日テレ、ドラえもんはテレ朝。共演は不可能ですね…


そんな嫌がらせをしておいてのお願い。

おにぎりキャッチボール(笑)


そんな達也を毒殺したのはマネージャーの寺原麻理でした。


まぁ殺害トリックとしてはそこまで悪くはないと思います。自分への疑いの目を逸らすという意味でも問題はない。問題なのはこの殺害方法でありながら自殺に見せかけようという点です。「カラオケボックスで皆がいる前で突然服毒死」なんて不自然過ぎますからね、スケープゴートを用意する犯罪の方がハマりますかね、これは。


そんなわけで犯人の寺原さん、達也の事が好きでした。

整形は別にいいと思いますよ、可愛くなりたいっていう女の子の願望は底が知れませんし。ただ元の顔を知っている相手に好かれるために整形するってのはどうなんでしょうか?「あー整形して可愛くなったね、じゃあ付き合おうか」なんていう男、外見だけで女を判断する最低男でしょうに。


がしかし、達也は達也で元の顔のままの寺原さんが好きだったようで。

これは被害者の達也にもある程度の非はあるのかもな。女の子に対してブスとか言うから殺されるんですよ。素直に好きといえないのは分かるけど、だからって女の子の容姿を批判してちゃ殺されても文句は言えないんですよ、女の子は怖いんだから。


さて心配する蘭の前に姿を現す工藤新一。

暗くたってある程度は見えるでしょw



次の時間は「江戸川コナン誘拐事件」ここで新一の両親の素性が判明。

母親すごいな、山口百恵レベルじゃんかw

それに父親も凄いな、日本人作家でありながら世界進出ですよ。日本語というものが使えないという制限の中、日本人が文学において世界に出ていくのはほぼ不可能に近いもんなぁ…