きよの漫画考察日記2321 クロスゲーム第16巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

「光たちにとって甲子園をかけた最後の夏。星秀学園は北東京大会を順調に勝ち上がっていく。意気上がる光たちだが滝川あかねが入院することになってしまい…ちょっぴりせつない四つ葉の青春野球ストーリー第15巻です!」と表紙に書いてありますな。

野球

さて怪物になっていく樹多村光。
大谷翔平が高校生で160㎞を投げてプロ入りしてから165㎞を投げて、こんな投手あと30年は現れないぞと思ってたら、すぐに現れたのが大船渡の佐々木ですな。高校生で163㎞の球を投げるなんて化け物以外のなにものでもない。早くも今年のドラフトが楽しみですねぇ…

さて入院しちゃったあかねちゃん、見舞いに訪れたのは赤石と青葉。

光は若葉が最後に見た夢を叶えるためだけに甲子園を目指しているわけではなく、今も誰よりも努力を続けている青葉のためでもあるわけですな…
ちなみに憧れと愛情ってのは近しいものがあるんでしょうな。青葉がヤクルト五十嵐に憧れてるのと同じ気持ちを、光は青葉に持ち続けていたわけですからね…

さて見舞いには来なかった光。

あかねちゃんも女子力の高い子ですな。男が喜ぶ事をナチュラルに発言できる、将来モテ女になることは間違いありません。

さてあまり調子の良くないあかねちゃん。

男のいいところはさ、何でもかんでも闘志に変換できるところかもしれませんね…

そしてその日の夜。

甘酸っぱい展開になってきましたな。青葉とあかねちゃんに光と東と赤石が絡んでくるとなると…男が1人余っちゃいます。普通なら余るのは赤石なんだけども、あだち充的に主人公である光をあえて余らせるという展開だってなくはないからなぁ…

しかしあかねちゃんが手術しなければいけないほど悪い事を知ってしまった光。

やはりあかねちゃんは女子力が高いですね。光の本当の気持ちに気付いてるといったところでしょうか…

しかし光は手術の事実を青葉にだけは告げます。
手術とか周りの人間からは手の出しようがない事に関して、じゃあ何に頼るつったら先祖に頼むしかありませんわな。既に亡くなった人のいいところはさ、何があろうとも無条件で生きている人たちの味方になってくれるところにあるもんなぁ…

そして墓参りから帰ってきた青葉。

東と青葉がくっつくという展開だって現状なくはないのがクロスゲームという漫画の渋いところです。青葉とあかねちゃん、どちらを光が選んだところで残される方が生じてしまうわけですから。光があかねちゃんを選んで東と青葉がくっつく、もしくは光が青葉を選んであかねちゃんと赤石がくっつく、どちらのパターンもあるぞと読者を悩ませにきてますね、これは…

そしてここで千田ごときから核心を突く質問が。


この段階であだち充はクロスゲームの最終回を既に想定していたのかもしれません。光はウソつきなんだという前フリをここで重ねておけば、最終回のあのシーンがより際立ちますからね…