きよの漫画考察日記2258 魁!男塾第23巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...


たこ焼

さて雷電の敵討ちに向かう伊達、まずは梁皇のターン。
梁山泊奥義 髪針斃射!
この技の解釈としては2種類あります。ラジャマハールのように髪を自在に操って針状にして発射している、もしくは髪の中に仕込んだ針を発射しているという解釈です。梁皇の戦闘スタイルとしては後者なんですが…そうなるといかなる仕組みで針を飛ばしているのかという疑問は残ります。普通に考えればバネか空気圧なんでしょうが…

これに対して伊達はこの技。
覇極流奥義 無限追顕槍!
一度投げた槍が飛び回るというこの奥義、タネは単純でした。
いやいや、それだけでは槍の推進力が生み出せないでしょに…

そして梁皇を追い詰める伊達。
槍で突き刺したのに切れない髪の毛ってどういう事なの(笑)

しかーしここで梁皇が掟破りの反撃。
さすがの天挑五輪大武會といえども銃器の使用だけは禁止されているそうです。でもまぁこれほど分かりやすい負けフラグは他にありませんわな…

そんなわけで梁皇死亡。
宋江将軍の遺体を嬲り、実の弟山艶の亡骸を投げ捨て、卑劣な策で雷電を殺害し、ルールに反して銃器まで使った梁皇には魁!男塾におけるキングオブ外道の称号がよく似合います。彼に匹敵する外道といえば…アメリカに妻がいながら六本木で女子大生と遊んでいたJ・J・ジョージくらいのもんでしょうか(笑)


そんなこんなで大会三連覇中の梁山泊十六傑相手に雷電1人だけの犠牲で圧勝した男塾、その前に立ちふさがる最強の敵が…
冥凰島十六士!
結果だけを見れば男塾に対し1勝1分12敗、ボロボロの成績ですが…やはり魁!男塾における最強の敵でしょう。ただその誤算は蒙古三凶撰があまりにもダメ過ぎたのと、男塾第3の助っ人があまりにも規格外過ぎた点ですかね…

そんな冥凰島十六士を束ねるのはもちろんこの男。
東堂豪毅!
もみあげだけならピネジェムですね(笑)まぁ男塾の世界における最強の敵と認定したいところなんですが…桃・伊達・邪鬼の3人が強すぎるからねぇ、実力的には月光や死天王レベルかもなぁ…

さーてまず冥凰島十六士の一番手はこの男!
ジェロニモ赤い稲妻(レッド・サンダー)!
冥凰島十六士は世界中から才能ある者を集めただけあって国際色豊かです。日本・中国・ロシア・インド・フランス・ギリシャ・モンゴルそしてアメリカと実に多彩。男塾が国際化したような存在が冥凰島十六士なのかもしれないなぁ…

さてまずは赤い稲妻のこの技。
冥凰島奥義 葬者の羽根(ウイング・オブ・ザ・デッド)!
直訳するのであれば「ウイング」ではなく「フェザー」を使うべきなんでしょうが。それにしても漢字の技名に英語で読みを当てるという今現在当たり前のように使われている手法は男塾の時点で既に存在していたんだなぁ…

さらに赤い稲妻のこの技。
冥凰島奥義 悪魔の赤い稲妻(デビルズ・レッド・サンダー)!
身体から電気を発するこの技、チェーンデスマッチでなければ使い所が非常に限られてしまいますけどね。桃がこの決闘法を受けてくれなかったらどうしてたんだろ?

さてこういう時に必ず出てくる解説役の雷電が死亡してしまった男塾、さぁ誰が解説役を引き継ぐのか⁉︎
人類史上初の盲目解説者が誕生した瞬間です(笑)

さて髐撥雷神拳とはこんな技。
普通にデンキウナギやデンキナマズの挿絵を使えばいいのに、何故かシビレダーシマウナギなる謎の生物をあえて押し込んでくるのが宮下あきらです(笑)

さて自分の発した電流を逆にくらうはめになった赤い稲妻。
電気攻撃を使うキャラクターは電気攻撃に耐性があるというのが常識なんですけども、その常識はRPGゲームによって植えつけられた幻想なのかもしれませんな。実際デンキウナギだって自らの放電によって感電しているそうですからね…

さてここで桃が初の二刀流を披露。
問題なのは、もう一本の小刀を鞘にも入れずに背中に隠していた点です。こんな状態で戦ってたら尻が傷だらけになりますよ(笑)

そしてこの小刀を投げつける桃。
「蚊に刺されたに等しい」わりにはガッツリ刺さっとるがな(笑)

そして再び電気責めにあう赤い稲妻。
雷に打たれるという結末は桃vs邪鬼戦と同じ展開ですね。普通の漫画家ならこういった同じ展開は避けると思うんですが…まぁ宮下あきらなので桃vs邪鬼戦を忘れていたという可能性は十分にありますな(笑)


さて。冥凰島十六士の二番手いってみましょう。
黒薔薇のミッシェル!
当時の我々がフランス人に抱いていた印象ってのはやはりこんな感じでしたよ。そう考えてみるとベルサイユのばらのインパクトってやっぱ強烈だったんだなぁ…

そんなミッシェルは当然のごとくバラ使い。
冥凰島奥義 殺薔薇微棘薫(キリング・ローズ・フレグランス)!
毒の香気を放つ紫の薔薇、刺されると即座に死に至る赤い薔薇という二種類の薔薇を使い分けるというこの攻撃、我々の世代は当然のようにこの黄金聖闘士を思い出します。
黒薔薇のミッシェルと魚座のアフロディーテ、この両者に関連性を見つけないことの方が困難です。つまり宮下あきらか車田正美、どっちかがパクっていると考える他ない(笑)調べてみるとですね、アフロディーテが登場した数年後に黒薔薇のミッシェルが登場してるんですよ。まぁそこはパクったのではなくインスパイアしたということにしておきましょうか…

さて薔薇の毒に侵され余命1分の冨樫、これに解毒剤を差し出す優しいミッシェル。
余計なことしなけりゃミッシェルの勝利だったんですけどね。宝竜黒蓮珠の馮椿もそうだったんですが、毒を使うんであれば解毒剤なんて用意しちゃダメですよねぇ…

さてここでの解説役は珍しく桃。
ラ・メルヴェル、これはおそらくla merveilleではないかと推察されます。直訳すると「奇跡」になりますな。まぁ確かに肉厚5cmの鉄球は奇跡でも起きないと砕けませんわな…

しかしそんな鉄球を上空からの頭突きで叩き割った冨樫。
これ、鉄球が割れる前に中のビンが確実に割れちゃうでしょ(笑)

さてここで唐突ですが第3回キャラクター人気投票。
1位 伊達
2位 桃
3位 飛燕
4位 雷電
5位 J
6位 月光
7位 赤石
8位 邪鬼
9位 冨樫
10位 羅刹
11位 虎丸
12位 影慶
13位 センクウ
14位 卍丸
15位 江田島平八
16位 男爵ディーノ
17位 三匹の猿
18位 翔霍
19位 泊鳳
20位 山艶
第3回にしてついに伊達が桃を破り1位を獲得。まぁ4位の雷電、17位の三匹の猿、19位の泊鳳、20位の山艶からも分かるように、投票されたのが梁山泊戦掲載中のことだったのでそこで活躍したキャラクターは当然票を伸ばしますわな。それなら男爵ディーノがもっと上位に来てもおかしくはないと思いますがね…

さてここで即死効果の赤い薔薇を食らってしまった富樫、しかしこれは富樫の策略でした。
先ほど黒薔薇のミッシェルは聖闘士星矢のアフロディーテのパクリ的な事を言いましたが…後に聖闘士星矢THE LOST CANVASにおいて魚座のアルバフィカが白バラを自らの血で赤に染めて偽装するという富樫そっくりの事をやらかします。まさにパクりパクられ(笑)

そんなわけでついに形勢逆転。
金◯潰し、この痛みは女性には理解できないんでしょうな。よく「出産の痛みは男には分からない」なんて言われますが、女だって金◯握られる痛みは理解できないでしょ(笑)

しかしこの状態からミッシェルは冥凰島奥義 殺薔薇棘踊(キリング・ローズ・ダンシング)で脱出。
毒を使ったり筋肉弛緩剤を使ったり中枢神経を狂わせる薬を使ったりと、ミッシェルの戦い方はまるで薬剤師です(笑)

そんなこんなで冨樫は崖から転落しミッシェルの勝利。


富樫といえば運がいいだけとも思われがちですが…はたしてそうでしょうかね?飛燕戦、独眼鉄戦、センクウ戦、阿們吽們戦、そしてミッシェル戦、そのいずれの勝利も俺には富樫の実力のように思えてきます。この戦いの前に「富樫こそが男塾のカオ」だと桃が言っておったんですが、ホントその通りなんですよねぇ…

しかし結局は落下してしまう富樫。
出ました富樫の「男塾万歳」。考えてみると男塾にはお約束のセリフが結構あるんですよね、塾長の「わしが男塾塾長江田島平八である」王大人の「死亡確認」松尾の「なんだか嫌な予感がするのぅ」Jの「You are not my match」桃の「知っているのか雷電?」etc忘れようにも忘れられないセリフがいくつもある名言の宝庫、それが魁!男塾という作品です(笑)

そんな富樫を救ったのは瀕死のミッシェル。しかしここで冥凰島十六士3人目の男が登場。
名前も分からぬまま豪毅に両腕を切断されてしまいますが…彼もポジション的にはやはり冥凰島十六士の1人としてカウントしてあげるべきでしょう。もしかしたら凄い奥義を持っていたかもしれないしなぁ…

そんなこんなでミッシェル死亡。


水曜日のダウンタウンで検証してくれませんかね「男塾に登場する美形キャラ、逆に全員男気に溢れまくっている説」を(笑)

そんなこんなで男塾側が幸先よく二連勝、しかしついにここで冥凰島十六士中最強ではないかと思える男が、いや、もしかすると作中全体でも桃や伊達に匹敵しかねないこの男の登場です!
ラジャ・マハール!
巷の女子の中でホットヨガなんてのが流行ってたりしますが、そんなもの習わずにラーマヨガを習えと言いたくなるほどラジャマハールの強さは当時衝撃的でしたからね…