改訂版きよの漫画考察日記2252 魁!男塾第21巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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ハローキティ

さて毒手を食らってしまった蓬傑、がしかし問題無し。
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まぁ毒抜きがこんな簡単にできるのかどうかは別として、注目すべきは蓬傑が彊条剣で自分の腕を刺している点です。この彊条剣も先端から猛毒が出る仕組みですからね、そんなもん自分の身体によく刺せるもんです(笑)

さて毒の効かない男塾第2の助っ人に対し蓬傑はこの技。
{EB1E608B-C34D-4C47-9302-BE4DCC965836}梁山泊秘奥義 奔棘襲銛!
あの梁山泊の秘奥義というだけあってこの技は強力です。空を自在に飛行する謎の銛、これを全て打ち落とすのは至難の技ですから。邪鬼の真空殲風衝や伊達の渦流天樓嵐、月光の扇蔽幕くらいでしょうか、この奔棘襲銛に対抗できるのは。飛燕や雷電、赤石や死天王では防ぎようがないもんなぁ…

さてそんな銛の正体は…
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金虎蜂!
いやいや、デカ過ぎるって(笑)ただこんなカブトムシサイズにまで大きくなってしまうと逆に打ち落としやすいのかもしれませんけどね。虫は小さければ小さいほど打ち落としにくくなりますからね(例外はトンボですかね、あいつらはデカくてもなかなか打ち落とせません)。

つーわけでこの金虎蜂を使った拳法が…
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操蜂群拳!
出典が「罦虻流昆虫記」というのもふざけてますけどね(笑)ちなみにこの罦虻流昆虫記の「罦」という漢字、どれだけ頑張っても変換できません。ネット上で見てみても「浮虻流昆虫記」や「孚虻流昆虫記」となっている始末。でもこの「罦」という漢字を即座に見つける方法があるんですよ、それは宝竜黒蓮珠の「鄧罦傑」を検索すればいいんです。おそらく日本において「罦」という漢字を使用している言葉は罦虻流昆虫記と鄧罦傑だけですから(笑)

そんなこんなで男塾側が4連勝。ついに男塾第2の助っ人の正体が明らかになります。
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翔霍!
「男は金の為などに命を賭けたりしない‼︎男が命を賭ける時はただひとつ…それは自分の一番大切なものを護る時だけだ‼︎」という桃の発言も名言なんですが、自分の一番大切なものが金だという人も中にはいるんじゃないですかね(笑)
ちなみに罦虻流昆虫記からも分かるように俺はこのブログにおいて男塾用語をできる限り正確な漢字で書こうと考えているのですが、実はこの翔霍に関しては正しい漢字を使っていません。蝙翔鬼もそうなんですが「翔」の字が正しくは旧字体なんですよ。だけど翔の字の旧字体はパソコン上でどうしても出せないんです。世の中には旧字体を使っている名前がたくさんあるんですよ、渡邉、廣田、濱田、槇原、智辯和歌山、獨協大学、慶應、大學、藝術、證券、曾祖父、王蟲…だけど翔の字の旧字体は出せない。ここに関してはあしからず。

そんな翔霍でしたが邪鬼様はお見通し。
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まぁ翔霍の変装は誰の目もあざむけてはいないんですけどね(笑)


さてさてここまで1勝もできていない梁山泊十六傑、しかしここで救世主到着。
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梁山泊副頭 宋江将軍!
ここで宋江という人物について語りましょうか。水滸伝という物語は108人の英雄が梁山泊に集い悪を倒すというストーリーなんですが、そんな水滸伝の主人公であり梁山泊の三代目首領が宋江です。この人はフィクションではなく実在の人物なんですが、同じ中国四大奇書の1つである三国志の劉備や曹操とは異なり、実際には山賊くずれの人物だったのだろうとは思われます。相当美化されて後世に伝わったんでしょうね、日本で例えるなら源義経って感じかな…

そんな宋江将軍と共に闘場に降り立った3人の男。
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どのチームにもこういった集団戦要員はいるもんです。そして彼らがまとめて瞬殺されるというのは男塾における定番パターンです。お約束といってもいいですね…

さて宋江将軍に挑むのは桃の刀を借りた赤石。
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飛燕が軽くどもってるのが気になりますな。

そんな赤石に対してこの技。
{BC008E5E-5048-4048-9320-1C0578FFFA2C}梁山泊兵法奥義 轢鋲球!
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「古代中国戦乱の時代屈指の名将として名高い周の范公将軍が考案したといわれる機動兵法 〜范公将軍自らが率いる轢鋲球わずか三騎で敵である呉軍一千騎を大混乱に陥いれた」とありますが…まぁこれでもかというくらいフィクションだらけです。そんな中にもひとつまみの真実が隠されているのではないかと思い頑張って調べてみましたが、やはり真実が見つかりません(笑)周という国と呉という国は時代的にも成立年代が400年くらい離れているしなぁ…

さて赤石は闘場を支える水中の柱を斬って闘場を傾けるという荒技を披露。
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つーわけで傾いた闘場はこんな感じに。
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まぁここまでならなんとか納得はできます。支点となるべき柱さえ残しておけばこういう状態にならないこともないでしょう。がしかし問題なのは、浮き上がっている方に赤石が小石を投げると闘場が元に戻ってしまった点です。
{C814D9CE-9605-484B-B17F-5DAC84A397CC}全ての柱を斬っちゃったんならこの闘場は沈んでしまうのでは(笑)

さて赤石の斬岩剣に対し、宋江将軍はこの技。{56EB3351-25A7-424A-8E44-1C809DAF6EAB}
梁山泊奥義 翹磁大撥界!
これにより赤石の刀は宋江将軍の身体に届く前に弾かれてしまいます。
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これはね、どう解釈すればいいか非常に難しい技です。というのもS極だけ、又はN極だけという性質を持った磁石というものはこの世に存在していないんです、これを作り出すことすらできないんです。つまり磁石というものは絶対にS極とN極を持つんですよ。赤石の刀に付着した太極磁石粉も宋江将軍の甲冑の太極磁石も、絶対にS極とN極があるはずなんですがね…

そしてお約束の雷電による解説。
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翹磁大撥界を完成させた中国拳法中興の祖の名前が「珍宝湖」になっているのはさすがにやり過ぎです。これはさすがの中国人も怒るよと思いきや、中国には鏡泊湖(チンポーこ)という湖が実際に存在しています。さすが中国、懐が深い(笑)

さてここで羅刹による昔話。北国の長年の宿敵、いったいどんな存在だったんでしょう。高校野球でいうなら仙台育英みたいなもんでしょうか(笑)

さて雪で視界が悪い中、危険を知らせるために赤石が採った手段は…
普通に学ランを振る方が目立つ気もしますけど。それにこうまでしなければ視界が効かない天候なのであれば、とっくの昔に男塾塾生を積んだトラックは山道から転落してそうなもんですけどね(笑)

そして赤石は桃の刀を使って…
斬岩剣を手放して桃の日本刀で戦えばよかったんじゃないの?とも思ってしまいますが、まぁそれじゃ赤石の美学に反してしまうのかな…

さて普通の戦いならこれで赤石の逆転勝ちなんですが、さすがは梁山泊副頭宋江将軍、ここからさらに逆転。

膝の腱を切られた赤石、でもまぁ問題ありません。この天挑五輪における赤石の出番はここで終わりですから。センクウ・卍丸・羅刹・赤石の4人は決勝の冥凰島十六士戦での出番は無いんですよね…

さて斬岩剣に付着した磁石粉は血液で落とせる事を知った赤石、ついに決着。



う〜む、これぞ男塾二号生筆頭、赤石剛次の戦い方です。素手で戦えばよかったんじゃね?とか、わざわざ身体を貫かなくても腕を貫けばよかったんじゃね?なんて考えるような奴には男塾名物義呂珍の刑です(笑)細かいことはいいんですよ、そんな事考えないのが赤石という男なんです!


そんなこんなで副頭も敗れ、ついに梁山泊三首領が登場!
泊鳳!
実は相当強いんじゃないかと噂されている泊鳳、たしかに作中Jにしか負けてませんし、神拳寺の義蒋も倒してるし、少なくとも梁山泊長兄の梁皇よりは数段強いでしょう。男塾内ランキングでいうなら…J・月光・影慶よりは弱いけど飛燕や雷電よりは上でしょうか。ちょうど卍丸くらいの実力かな…

さーてそんな泊鳳に挑むのはJ。割り箸でJのパンチを止めるなんて普通は不可能です。でも泊鳳は気功を会得しておるんですよ、つまりこれは桃や邪鬼がやったのと同じように割り箸に気功を通して硬質化しておるんですよ。

さてJの動きを全て先読みしてしまう泊鳳。
體動察の法!
「ちなみに目の回りには體動点が集中しており「目は口ほどにものを言う」というのはこのことを証明するものである」う〜ん、これは子供なら信じてしまいます。あながちウソだとも断言できないところもありますしね…

そんなこんなで泊鳳にダウンを奪われたJ。
桃戦、さらに森田大器戦でもJはダウンを奪われてはいるんですが…これはあれですよ、素手同士での殴り合いではという意味なんですよ、きっと。素手での殴り合いでJに勝てるのは邪鬼か塾長くらいのもんですからね…

最後に。巻末の三宅克史くんのファンレターに吹いたので載せておきます。エスパー魔美の主人公の名前は「桜魔美」ではなく「佐倉魔美」が正しいんですが、それよりも「羅刹が念力を使えるようにしてくれませんか?少しわがままを言ったかもしれませんが、よろしくお願いします。」
いやいや、そのわがままは少しじゃねーから(笑)