きよの漫画考察日記2227 食戟のソーマ第15巻 | きよの漫画考察日記

きよの漫画考察日記

我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

{5D918CCB-3C97-4BBA-B11A-0632D7E7CB75}

鍋

さて迫る学園祭、創真が狙いを定めたのは十傑第8席。
{89FB2410-1824-4FEA-A398-60E7F812BCCB}
久我照紀!
漫画ならではの髪型というんですかね、でもこうやって髪の毛を二色に分けることによって描きやすくなるというのはあるのかもしれません。実際にこんな頭の色の奴がいたら二度見しちゃいますけど(笑)

そんな久我が学園祭で出すのはこの料理。{9AAC70C2-3A00-4088-95E7-EBAA51DA94F2}
麻婆豆腐!
THE中華料理といったら麻婆豆腐なのかもしれません。ラーメンや炒飯や餃子はもう日本人の国民食的なところもありますからね、そうなるとTHE中華料理と呼べるのはやはり麻婆豆腐一択です。

さて創真も麻婆豆腐を作ってえりな様に試食をお願いしますが…{3C51D7CD-E619-4AAB-AA12-15EA97C72261}
秘書子も丸くなりました。おかげでえりな様もギャグパートにどんどん絡んでいけますね…

がしかしえりな様からはダメだし。
{0E2ED780-9179-4AB9-BE78-EF62AC064B2B}
唐辛子の辛味「辣味」はもちろん分かるんですが、花椒による「麻味」は日本人には伝わりにくいとこですな。最も近いのは山椒なんですが、日本の山椒と中国の花椒が同じものかというとまたちょっと違うわけです。本格的な麻婆豆腐を作ろうと思ったら日本の山椒で代用できないんですが、でも花椒なんて普通のスーパーじゃまず売ってないからねぇ…

つーわけで四川料理の辛さに挑戦する創真。
{18D9CD35-48EF-4AAE-98E8-8274C4B15169}辛いのが大好きな国民ってのはいるんですよね。そしてそれはやはり北半球よりも南半球の方に固まってます。タイやメキシコは辛いの好きそうなイメージがあるもんなぁ…

そんなわけで試作した四川料理が…
{1F29F2E9-8077-4D76-A69A-00BCBAB02C9D}
回鍋肉も青椒肉絲も元々は四川発祥の料理なんですが、日本では広東風にアレンジされて辛味を効かせたものはまず見かけません。まぁだからこそ子供から老人まで幅広く受け入れられているんでしょうけども、本場四川の人からすればこのアレンジは気にくわないのかもしれませんね…

さらにえりな様からダメ出し。{CA3E2149-E5C5-443F-AECD-6D4EF5A0E4ED}中国八大菜系とは山東料理・江蘇料理・浙江料理・安徽料理・福建料理・広東料理・湖南料理・四川料理のことですな。まぁ正直8つに分けられると日本人には難しいので、北京・上海・広東・四川の4つに大別してしまう方が楽ですね。
・北京ダックや水餃子、宮廷料理系で見栄えがするのが北京料理。
・小籠包や豚の角煮、紹興酒を使った魚介の扱いに長けてるのが上海料理。
・日本の中華料理屋のほとんどが広東料理。蛇だろうが猫だろうがハクビシンだろうが食べちゃう。
・麻婆豆腐や担々麺、回鍋肉や青椒肉絲、とにかく辛いのは四川料理。
うん、これならまだ覚えられますな。

さらにここで「辛味」についてアリスから講義。{F7F23F09-7527-411B-B9FE-F9C47177D968}一般に舌で感じられる「五味」と呼ばれるのは甘味・苦味・酸味・塩味・旨味であって辛味は含まれていないんですよね。まぁ辛味というのは味覚で感じるものではないと言われても変な感じがしますが、確かに病みつきになってしまう理由は味覚では説明できないかも。

さてその頃、極星寮の面々はこのジャンルで参加することに。
{5251D718-1CE6-4077-BB7C-DB7708CFDF87}
芋煮会、これはもう東北人でない俺に語る資格はありませんね。もちろん特段美味な料理ではないのかもしれませんが、芋煮には東北人の歴史と伝統と愛情が詰まっとるもんなぁ…

そして創真がたどり着いたのは台湾料理のこれ。
{664CDB73-1BF9-459B-B8BE-73DB216FC6E3}
胡椒餅(フージャオビン)!
蒸すんじゃなく焼いた豚まんというイメージでしょうか。もちろん食べたことはありませんが、台湾料理というとこういう素朴な料理が多いイメージがあって親しみが持てますよね。中国の高級レストランに行くよりも台湾の屋台に行ってみたいもんねぇ…

さてこの胡椒餅の焼き方。
{C3B90784-DCCF-4452-97AF-85AB2533AC32}
イメージとしてはナンやタンドリーチキンですよね。昔はこういう石窯もいろんなところにあったんでしょうが、オーブンレンジが開発されて激減したんでしょう。とはいえパン文化の無かった日本においてはそもそも石窯で調理する料理ってのは少なかったのかなぁ…

そしていよいよ始まる月饗祭、まずは遠月学園校歌斉唱。
{2B1E8F49-BBA6-4C0A-8A61-7A46BED1DAD0}
校歌ってのはやっぱいくつになっても忘れないもんですよね。俺も忘れてませんもん、つーわけで僭越ながら歌わせていただきます。箕谷小学校校歌!
緑の山に つつまれた
ここ箕谷に 学ぶぼくらの わたしらの
希望は高く こだまする こだまする♫」
歌い出しからいきなり「緑の山につつまれた」ですからね、ホント田舎の学校だったんです(笑)
ついでに高校の校歌も歌わせていただきます。三田学園校歌!
千仞高し 六甲の山 
萬古変わらぬ 不動の姿 
あゝ 仰げや 
忠誠奉仕は 御国の固め
教えの守り 仰いで国に 尽くさばや♫」
歌詞が戦前丸出しですけどね(笑)

人の学校の校歌ほどどうでもいい事はありませんが、ご静聴ありがとうございました。

さて麻婆豆腐だけではない久我の中華研。
{5A4D3B92-F73F-45D3-949F-18C72896C9B6}口水鶏というのは日本でいうところの「よだれ鶏」というやつです。茹でた鶏肉にピリ辛ソースを絡める冷菜です。そして紅油餃子ってのはラー油まみれの餃子みたいな料理です。夏にも食べたくなるし冬にも食べたくなる、四川料理はやっぱ魅力的です。

そんなわけで1日目の売り上げランキング。
{3414DF98-22BA-408C-B555-AA1B59E3C42A}利益率考えない単純な売り上げランキングでしょうからね、それだと単価の高い料理で勝負した方が有利にはなります。そんな中芋煮で7位に入ってる一色は凄いですよ。3位の女木島、4位の紀ノ国もそれぞれジャンルはラーメンと蕎麦でしょうし、それで売り上げを出そうと思ったらとにかく回転率を上げないといけませんからね…

さて創真の初日の成績は…{5DE3D683-B410-464F-B6B0-912CE7F414B5}昆虫食研究会、興味ありますけどね。蜂の子やイナゴ、ザザムシのように日本国内で食べられている昆虫のみならず、海外で食べられている昆虫食も焼いたり炒めたりしてれば大体いけるとは思うんですが…やっぱこれは無理だと思うのもあります。一番キツそうなのはこれですかね。
{BAABA835-9215-4770-97D9-78C06776446A}イタリア・サルディーニャ地方のカース・マルツゥというチーズなんですが…これね、チーズの中にウジ虫が繁殖してて、そのウジ虫をそのまま食べるんです(笑)発酵食品大好きの日本人といえども、ちょっとコレに手を出すのは無理なんじゃないでしょーか。つーかイタリア人もこんなの食べてないって(笑)

さて月饗祭2日目、この子の出店へ。
{280FF0FA-3859-4D01-84F1-A0E1A8AE5468}
くさや、俺は好きです。まぁくさや液は相当キツいんでしょうが、干物になっちゃえばなんてことない匂いだと思いますけどね。納豆も鮒寿司も平気ですし、この匂いはダメだというのは俺は特にありません。そもそも嗅覚も鈍いしな…

そんな貞塚と創真が遭遇。
{C7BF3300-C308-4893-A622-71545D360D2C}シュールストレミングは有名ですね。スウェーデンの塩漬けニシンですが、やはり死ぬまでに一度は匂ってみたいという好奇心はあります。食べたいとは思わないけどなぁ…
一方キビアックというのは聞き慣れない料理かもしれませんが、これがまた強烈な料理です。作り方の分かりやすいイラストがありました。
{9F1D0839-38BE-4EDE-8E7F-3AB8271E10BD}
ウミツバメをアザラシに詰めて土中で発酵させるという、誰が考えたんだと思わずにいられないミラクルな料理です。しかもこの食べ方が凄いんですよ。発酵したウミツバメの肛門に口を当てて、液状になった内臓を吸い出すんです(笑)正直これに比べれば昆虫なんてゲテモノでもなんでもありませんよね、これを食べるのは絶対無理だわ…

さて2日目、創真が増やしたメニューがこれ。
{4D173AA5-251E-4D19-9357-C8CB694BD4B2}なんちゃって担仔麺!
担仔麺ってのはエビ風味のスープに豚ひき肉をトッピングした麺料理です。台湾はもちろん麺料理も有名なんですが…でもやっぱり中華麺の料理に関しては日本がTOPなんじゃないですかね。毎日のように情報番組で特集されても次々と新しい味を生み出してくる日本のラーメン業界は、本場中国や台湾の追随を許さんもんなぁ…