きよの漫画考察日記2135 修羅の門第弐門第9巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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カブト

さてジ・エイベックスの第2試合はこの対戦。{C9A43D87-ECE7-4BDB-8CD1-627041DAD279}

{5B9CA66D-31E8-4B01-9B65-34B1038EE8A0}ニコライ・ペトロフvs飛田高明!
コマンドサンボvsプロレス、いや、コマンドサンボvs総合格闘技と言うべきか。プロレスから総合に転向した格闘家をなんと呼称すべきかは難しいとこなんですよね…

さて打撃で攻める飛田に対しペトロフは当然低空タックル、しかし…
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{F4ADD43D-2AA0-43A5-842A-00FF3BCD52F8}引き込み返しからの腕ひしぎ、これが簡単に極めれるのなら苦労は無いんでしょうけどね。まぁ相手が道着を着ていなければそもそも引き込み返し自体が難しいか…

つーわけで打撃・投げ・関節が高レベルでまとまった飛田に対しペトロフは不利かと思われましたが…{177AB3BE-5343-4859-AAA4-0D12BE08467E}サンボでは当然打撃はありませんが、コマンドサンボは打撃ありです。これで思い出されるのはやはりこの格闘家でしょう。
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ロシアンラストエンペラー、エメリヤーエンコ・ヒョードル!
世界最強の男の格闘技ベースとなっていたのがコマンドサンボだったんです。当時のヒョードルは殴ってよし、蹴ってよし、寝てもよし、守ってもよし、何一つ欠点を見つけられませんでしたからね、もちろんヒョードル自身の強さというのはあったでしょうが、コマンドサンボという格闘技についても実戦性の高さを感じましたね…

さてここで飛田をアキレス腱固めに捕らえたペトロフ。飛田のピンチにこの人がリングサイドに登場。
{F0582E6D-55CB-442B-A85F-18DBF836015B}格闘技でさ、セコンドがリングサイドから細かく指示を出している映像をよく目にしますが、大した意味があるようには感じませんけどね。リング上で対峙してる選手に指示通り動く余裕なんてないでしょ…

そんなわけで飛田はアキレス腱固めからこーやって脱出。{9BAEA6B4-44DC-4C89-82CC-4F4B4C467691}
この蹴りはかわされますが…
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こういった蹴りというものもさ、体重によって威力は相当変わってくるんでしょうな。相撲取りとかが本気で相手を蹴ったりしたらとんでもない破壊力を生み出しそうだもんねぇ…

さてペトロフの反撃。{260FF366-AB9F-4C44-8EB6-75466FCC8C86}地味に嫌な攻撃です。膝へのダメージは即KOに繋がるというものではありませんが、どーやっても筋肉を付けられない部分ですからね、ダメージを軽減する方法が無いんですよね…

これに対し飛田も反撃。{56B69441-1BE0-4C17-A8F1-B303E26D8927}

{3D7C993E-2F25-4864-8C78-E8896C09DC8E}やはり世の中で最も美しい技はジャーマンスープレックスかもしれませんね。投げっぱなしジャーマンはやはり邪道ですよ、この美しいブリッジの形が崩れちゃいますよ…

そんなわけで投げられたペトロフでしたが即座に反撃。{A9C941EF-A2F2-439B-A4A2-0015F316D15B}膝固めです。柔道では膝関節を攻めるのは許されていないので総合格闘技でたまに見かける程度の技ですが、本来はやはり十字に極めるのがオーソドックスな膝固めです。このペトロフのように自分の肘を支点にする膝固めは珍しいですよね…

しかしこれに対し飛田も…
{0553009C-3919-469D-A63A-DC496D3F8483}送り襟絞め!
着衣だとこれがあるんですよね。まぁ柔道着を脱いでたところでスリーパーホールドに捕らえられていたでしょうけども。

さて両者の我慢比べの結末は…{BF7B0055-4712-44CF-BBB9-98FC2A1FEEEF}

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裸絞めが完璧に入ると人は3秒で落ちると言いますが、俺は落ちた経験がないんで何とも言えませんね。中学生の頃柔道の授業で実験的に教師が生徒を落としてるのを見たことありますが、今考えるとムチャクチャですわな(笑)


そんなこんなで1回戦第3試合、九十九に挑むのはこの男。
{3FD41950-F5B4-46B4-8E0F-2E2DCB1EE7C5}絶対王者、ヴォーダン・ファン・デル・ボルト!
TSFヘヴィ級王者として総合格闘技の頂点に立つ男ですが…修羅の門全体としてみればその強さはS級どころかA級にも届かない辺りですかね…
ちなみに俺が考える修羅の門登場人物強さランキングはこんな感じから、
S級 陸奥九十九、海堂晃、不破北斗、アリオス・キルレイン、レオン・グラシエーロ、姜子牙、ケンシン・マエダ
A級 片山右京、イグナシオ・ダ・シルバ、呂奉先
B級 龍造寺徹心、飛田高明、龍造寺巌、ジャージィ・ローマン、ラモン・グラシエーロ、ジョニー・ハリス、ブラッド・ウェガリー、毅波秀明、呂子明
うん、やっぱボルトはB級くらいが妥当ですね。

さてそんなボルトはボクシングとレスリングを組み合わせたファイトスタイルが基本。得意のパンチで九十九を攻め立てますが…{12A44B9A-9603-44CE-BD75-EC5476FE46E9}
元ボクシングヘビー級統一王者である陸奥九十九を殴り合いで圧倒するのは無理です。それができるのはアリオスくらいのもんです。とはいえバーリトゥードで飛田が解説で言っていたように枠を広げては何でもできる九十九には勝てませんからね、結局枠を狭めて戦うのがベストですが、その意味では何でもできる総合格闘家というのは対陸奥用の戦士としては期待薄ですよね…