きよの漫画考察日記2041 ゴルゴ13第68巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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豚

第259話「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」
とある売春宿の女主人。
{9450BA5B-30D9-4CE1-B527-CE214CC6BBAE}マツコデラックスっぽいな(笑)

さて舞台となる機関はこれ。
{393D5269-D5DE-4EF3-8280-5ECEE80FD7D8}MI5!
ジェームスボンドのMI6が有名過ぎてイマイチな機関ですけどね。それにしても逮捕権が無いってひどいな…

ゴルゴが殺した人 1人
ゴルゴが抱いた女 


第260話「ラスト・ゴーギャン」
題名通りお題はこの画家。
{1B2D3C7A-E605-48DB-B4D8-82F67463B94E}ポール・ゴーギャン!
芸術的なセンスが完全に欠落している俺にとって、音楽家と画家はホントどーでもいい存在です。ゴーギャン?ゴッホ?ルノアール?誰それ?

さてゴーギャンといえばこの島。
{7B49E73A-15B7-44BD-A8F0-E9FC11900D29}タヒチ!
よく聞く名ですが、タヒチという国があるわけではなくフランス領タヒチです。現地の住民は独立しようとは考えないのかねぇ?

ゴルゴが殺した人 1人
ゴルゴが抱いた女


第262話「すべて人民のもの」
ゴルゴ13の長い歴史の中でも間違いなく上位に食い込む珠玉のエピソードです。これを読まずしてゴルゴを語ることなかれ。

さてまずは謎のおじいちゃん登場。
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イリイチという名のこのじいちゃん、その正体は…
{863DCFD2-E4B6-475F-A2D0-6390A0F0A88E}ウラジミール・レーニン!
レーニンがどういう人かを一言で言ってしまえば「ソビエト連邦初代指導者」です。アメリカやイギリスと異なりソビエト連邦の指導者は覚えやすいんですよ、人数が少ないですからね。①レーニン②スターリン③マレンコフ④フルシチョフ⑤ブレジネフ⑥アンドロポフ⑦チェルネンコ⑧ゴルバチョフ、この8人だけですからね…

そんなレーニンが探せと言ったロマノフの血筋、彼らにはスイス銀行に預けられているとある財産の相続権があるんです。{806650D2-9950-438D-A70A-385A2E598D34}
何をもってアメリカの国家予算というのかは難しいところですが、ざっくり言って300〜350兆円くらいと考えておけばOKです。ビルゲイツの総資産が8〜9兆円くらいですからね、さすがにケタが違いますわな…

そんなとんでもない個人資産を蓄えていたのがこの一族なわけです。
{5AA008C1-FA0E-40C1-AB2D-0FA869D2D8D8}ロマノフ家!
簡単に言ってしまえば「ロシアにおける徳川家」みたいなもんです、存続していた年代がほぼほぼ同じですからね。まぁもしロマノフ王朝関連がテストに出た場合は「ピョートル1世」「エカチェリーナ2世」「アレクサンドル1世」「クリミア戦争」このどれかを書いておけば大体はOKです。

そんなロマノフ王朝最後の皇帝が…
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ニコライ二世!
ロマノフ王朝最後の皇帝です。皇太子時代に日本を旅行していて日本人巡査に斬りつけられた大津事件の被害者として有名ですね。あの出来事が日露戦争の引き金の一つであることは否定できないのかもねぇ…

そしてロマノフ家にこの人が入り込みます。
{588F04C1-9FBA-470E-B13B-84B783E51505}怪僧ラスプーチン!
まぁ色々と言われてる人ですが、本当のところはよく分かりませんわな。権力を握った人物に対しては必ずアンチ勢力が良からぬ風説を流布するもんですし、どれが真実でどれが捏造だったのかはもはや現代人に知る術はありませんもんね…

そして世界大戦が勃発。
{450DF46E-F7F0-42E9-96B4-04C39AC3EF2A}今の世界情勢からするとイメージが湧きませんが、当時のロシア帝国はドイツ・オーストリア連合軍にボロカスにやられちゃうんです。その結果ロシアは現在のフィンランド・バルト三国・ポーランド・ウクライナといった広大な領土を奪われることになってしまったわけです。とゆーか昔のドイツはホントに強かったんだなぁ…

そして1917年の2月、民衆デモを発端に始まった2月革命によりニコライⅡ世は退位、ソヴィエト臨時政府が成立します。がしかしロシア革命はこれで終わらなかったんです。{E2D80783-6C0C-418E-8453-C928C8A46085}
皇帝の退位後の臨時政府は立憲君主制的な制度の国家作りを推し進めたんですが、レーニンを筆頭とする社会主義革命家たちがこれを打倒して人類史上初の社会主義国家を立ち上げた、これが10月革命です。フランス革命も世界史上における意義は非常に大きいですが、ロシア革命もそれに負けず劣らずの大変革なんですよね…

そして内戦へ突入したロシア。{0B464351-06BE-419A-AAB4-76DC71864E8F}この辺りも大政奉還だけでは終わらず戊辰戦争・西南戦争へと突入していった明治維新期の日本と重なりますね。大きく異なるのは日本では勝利した政府軍が親天皇だったのに対し、ロシアでは勝利した赤軍が反皇帝だったという点なんでしょう。白軍が勝利していればロシアは現在でもイギリスのような立憲君主制国家だったのかもねぇ…

そんなわけで皆殺しにされた皇帝一家、だけど自分はロマノフ一家の生き残りであると主張する人物がその後何百人も現れるんです。
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当時は真贋判定がなかなかに難しい部分もあったでしょうけど、まぁ恥知らずといえば恥知らずですよ。自分の出生を偽るのは自分の両親に対しての最大級の裏切りですもんね…

そんなこんなで成立したソ連邦、しかしその実権はこの人の手に移るわけです。{D08DA5F7-AC19-4C03-BBFE-62A83D6DD3BF}
スターリン!
歴史的評価の良し悪しは別として、まぁ説明不要の大人物ではあります。これほど「独裁者」という言葉が似合う人もいない反面、ソ連をアメリカに並ぶ強国に押し上げたのもこの人なんだもんなぁ…

その頃日本では東郷麟三なる人物がこの人の救出を企ててました。
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東条英機!
これまた評価の難しい人物です。批判的な見解もあれば好意的な見解もあるでしょう、でもそれは正しい事なのかもしれませんな。どちらか一方の見解しか伝わっていない歴史上の人物というのは、単にその人物に関する研究が進んでいないだけなのかもしれませんしね…

そんな東条英機の秘書だった東郷麟三と、ロマノフの第5皇女であったドーラとの間に子供が生まれます。
{46B84F9C-DBFC-4095-990E-2D5D08F65E3D}このグレゴリー・皇士・東郷=ロマノフ、この子が成長してデューク東郷になったというのかこの「全て人民のもの」のストーリーです。果たしてゴルゴは東研作なのか芹沢五郎なのかアレクセイ・スメルジャコフの息子なのか五島貴之なのか東郷狂介なのか東郷英治なのかグレゴリー・皇士・東郷=ロマノフなのか東堂高志なのか…これはもう作者自身が分かってない以上読者が勝手に決めるしかないですわな。俺としては東郷狂介説が最もしっくりくるんですけどね、ゴルゴにロシア人の血が1/2も流れてるとはどーも思えないし…

ゴルゴが殺した人 1人
ゴルゴが抱いた女


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