改訂版きよの漫画考察日記36 魁!男塾第2巻

本編の前にカバー裏の作者コメント。

吹いたw宮下あきらはやっぱ面白えわ…

さて魁!男塾第2巻ではこの漢が登場します。

二号生筆頭、赤石剛次！

頭は白髪、しかし眉毛は村山富市元首相を上回る凄まじい剛毛っぷりです。それにしても富樫「源次」赤石「剛次」虎丸「龍次」と似たような名前が続くんですよね…

そんな赤石の声はタイガーマスクの伊達直人でありガッチャマンの大鷲の健でありガンダムのガルマ・ザビであり北斗の拳のシュウでありドラゴンボールのネイルさんです。

さて男塾に復帰した赤石からの伝言を一号生に伝えに来た二号生、彼はインパクト抜群です。

凄い塾生が登場したもんです。これは松尾ならずとも悪い予感しかしませんよ（笑）

そんなわけで早速赤石によるシゴキが始まります。

男塾名物、義呂珍！

油風呂や直進行軍ならまだしも、この義呂珍は一歩間違えば即死亡です。実際死亡者が出ちゃったら男塾サイドはいかに対応するのかなぁ…

その頃男塾の運営に頭を悩ませる江田島塾長。

ぶははっ

よくそれで学校経営が300年も続いてますね…

さて無期停学から戻ってきた赤石、その無期停学の理由になったのが男塾二・二六事件。

ここから分かることは少なくとも赤石は3年以上前から男塾に在籍しているということになります。さらに邪鬼も十数年以上男塾に在籍している一方で、桃たち一号生は普通に3年間で男塾を卒業してます。この辺りいったい男塾のシステムはどーなっとるんだという疑問が湧くのは当然のことですが…俺が想像するに男塾では「上級生の筆頭が卒業ないし死亡しない限り下級生は一切進級できない」というシステムなのかもしれませんよ。そうだと考えると天挑五輪大武會で邪鬼が死亡したから桃たちが二号生に進級したという事実にも合致しますし、七牙冥界闘で赤石が死亡したからこそ桃たちは三号生に進級できて卒業できたんじゃないかと推察されます。ね、それだと理論的にもハマるでしょ。それにこう考えると大威八連制覇の意義が分かるんですよ。三号生に一号生が挑まなければいけなかったのは何故か、つまり大威八連制覇それ自体が二号生へ上がるための進級テストなんですよ！

…う〜む、辻褄が合い過ぎていて怖いな…

そんなわけで桃vs赤石の戦いはこれで行われます。

男塾名物、殺シアム！

これね、アニメ版では「巌流島」という名称に変更されています。殺シアムという名称がマズかったのか、それとも巌流島の方がしっくりきたからなのかは分かりませんけどね…

さて殺シアム当日は出店も出ます。

笑いを誘うシーンではありますが、ここにも男塾らしさが溢れています。男たるもの商魂も逞しくなければいけないということなんですよ、たぶん（笑）

さて赤石が使う流派は一文字流斬岩剣、ここで男塾の代名詞たるあの書籍がついに初登場します。

民明書房！

俺を含む当時の小学生はほぼ全員この民明書房の存在を信じて疑いませんでしたよ（笑）だっていかにもホントっぽい内容ばかり書いてあるんですもん。実は俺は天挑五輪大武會の途中までこの民明書房がフィクションだということに気付けませんでしたからね。翔霍とフビライカーンが水槽の中で戦ってる時に「ちなみにこの決闘法で負けたものをモンゴル語で「ドザイ・モーン」(水死の意)と言い日本で溺死体のことを「土左右衛門」と呼ぶのはこれが語源である民明書房刊「泳げ！騎馬民族」より」っていうのを見て初めて「あぁ、この民明書房ってフィクションなんだな」と気付いたのを未だに覚えてます（笑）

さて始まった桃vs赤石、しかし桃はひたすらよけるばかり。