きよの漫画考察日記1630 アカギ第9巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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お月様

さ、鷲巣麻雀1回戦東四局から。テンパイ気配の鷲巣に対し平然と7索を叩き切るアカギ。
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鷲巣麻雀は牌が透けて見えるが故にその待ちは当然ある程度読めます。これなら本命47索・58索、対抗が47筒・58筒、大穴で5萬36筒、これ以外のアタリ牌はありません。7索は間違っても切れる牌ではないんですけどね…


さらにアカギは5筒も通します。これはこの男の手牌を見ていたから。
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鈴木!
この鷲巣麻雀が何年も連載継続してるので自然とこの鈴木もメインキャラへと昇格してきた感じすらあります。すくなくとも安岡よりかはよっぽど良い仕事してますよ…


さて鷲巣の強運麻雀にもめげずになんとかアガリを拾っていくアカギに対して…
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まぁこれは鷲巣に限ったことではないでしょな。食われそうになった動物や昆虫が必死に抵抗している姿を見るのはちょっと楽しい。人間の本質は残虐なものですからね…


さて南二局で点差は8,800点。ここは是が非でも鷲巣の親を蹴らなきゃいけないアカギ、58筒待ちの満貫をテンパったので安岡は即座に8筒を切りますが…
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このアガリ見逃しによって待ちは25索しかありえないと鷲巣にミスリードさせたわけです。牌の透ける鷲巣麻雀ならではの技ですが、ここは素直に差し込みを受けてても良かった気もしないではないですけどね…


つーわけで鷲巣が手を回してる間に…
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アガリ見逃しのツモ、まぁこんなのは実戦ではよくやることです。特にこの麻雀においては安岡と鈴木がアガるということはまず考えられないですからね、鷲巣さえオロしてしまえば後はツモるだけです。


そんなわけでようやくアカギという男が分かってきた鷲巣。
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たしかに鷲巣の言う通り。命知らずという言葉は自分の「不利」に目をつぶっているだけで、手にした「利」はなかなか手放せませんわな。つーか人間である以上それはできないんですよ、普通は。

そしてオーラス、アカギはついに鷲巣に手を曲げさせることに成功します。
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これは分かりますね。バカヅキしてる人間に正攻法で挑んでもやっぱ勝てないもんなんですよね。だけどどこかで手を曲げさせるとツキの流れも変わるもんなんです。だから一番手に負えないのは初心者のバカヅキなんですよ、手を曲げることを知らない奴のツキを変える術がないですからねぇ…


そんなわけで1回戦はアカギの勝利。ようやく鷲巣もアカギの本質を悟ります。
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アカギと戦うためにはまずこの事を理解しなくちゃいけません。アカギは狂人なんです、狂人を常識では測れないんです。まずはそこをキッチリ把握しておかないとどーしようもありませんからね…