きよの漫画考察日記1444 ジョジョの奇妙な冒険第63巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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ついにジョジョ第5部完結!

お月様
さてシルバーチャリオッツレクイエムを倒し矢を手に入れたかに見えたディアブロ、しかしそれを直前で阻止したのはトリッシュ。
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第5部の大ボスであるディアボロにイマイチ人気がないのはこのトリッシュの発言が全てです。ディアボロは運命というものにビクつき過ぎなんですよ。己の正体を隠して生きてきたという点では吉良吉影と同じなんですが、吉良は怖れを抱えながら生きてはいませんでしたからね…

さてついに矢を手にしたディアボロ、しかしここでブチャラティがシルバーチャリオッツレクイエムを破壊したことにより全員の魂が元の身体へと戻ります。ブチャラティを除いて…
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アバッキオ・ナランチャに続いてブチャラティも死亡…でもまぁ考えてみるとこの3人は全員ディアボロに殺されてるんですよ。ディアボロの部下のスタンド使い達がいかに頼りなかったかということですね…

さて散々と邪魔され続けたディアボロ、ついにキレます。
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人を罵倒する言葉はいろいろありますよ「クソ野郎」とか「ションベンハゲ」とか。だけども「便所に吐き出されたタンカス」これが頂点ですわ(笑)

そして結局矢の力を手に入れたのは…ジョルノ!
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ジョジョシリーズにおける最重要アイテムであるこの矢、これに刺された者はスタンド能力を発動します。まぁ矢に刺されることなくスタンド能力を生まれつき持っていたタイプのスタンド使いも多く存在してますが、だいたいのスタンド使いはこの矢により生み出されたスタンド使いです。そしてこの矢でさらにスタンド自体を貫くと…レクイエム化するんです!

つーわけでこのスタンドが誕生。
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ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム!
破壊力なし / スピードなし / 射程距離なし / 持続力なし / 精密動作性なし / 成長性なしという、スタンドパラメーターの全てを超越したスタンドです。その能力については後述ですが、スタンドと呼べるかどーかもよく分からない超越者です。

とゆーわけでジョルノvsディアボロ、ゴールドエクスペリエンスレクイエムvsキングクリムゾンなんですが…ここで保留していたキングクリムゾンの能力について考察。
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まずはこの未来予知。これだけならボインゴのトト神の能力でも可能なんですが、キングクリムゾンは自分に不都合な未来予知を変えてしまうことができます。
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ザ・ワールドは時間を止め、キラークイーンバイツァダストは時間を逆行させましたが、キングクリムゾンは「時間を消し去る」という能力を有しています。ザ・ワールドにより時間が止められた世界では何も動くことはできないんですが、キングクリムゾンの能力は時を止めないので発動中も誰もが自由に動くことができます。だけどもキングクリムゾンがその時間を消し飛ばした場合、全ての生物はその消し飛ばされた時間の中での行動を認識できないという効果が発生します。例えば1秒に1歩のペースで歩いてるとしましょう、そこから5秒間時間を飛ばされると急に5歩先へワープした感覚に陥ってしまうわけです。ちゃんと5歩歩いてるんだけど、その行動は消し去られて5歩歩いたという結果だけが残り、その結果しか認識することができないわけです。
じゃあこれをキングクリムゾンがどう戦闘に応用するかというと、消し去った時の中を自在に動き回れるため瞬間移動が可能、さらに消し去った時間の中での結果は消滅してしまうためその時間内に行われたあらゆる攻撃を回避可能。この2本立てがキングクリムゾンの主要な戦法です。
こうして見てみると未来を予知しつつあらゆる攻撃を回避できるキングクリムゾンの防御力は絶大。ただキングクリムゾンは消し去った時間の中で対象に攻撃を加えることができないため、結局時間を消し飛ばしながら近付いて直接攻撃という手段を取らざるを得ません。これは止めた時間の中で相手をボコれるザ・ワールドに比べれば相当の減点ポイント。さらに攻撃方法がパンチしかないため自動操縦型や遠距離操作型のスタンドに対してはちょいと相性が悪そうな印象も受けます。総合的に見れば…評価はAあたりですかねぇ…

つーわけでジョルノに攻撃するディアボロでしたが…その攻撃は全て巻き戻されて無かったことになってしまいました。
ゴールドエクスペリエンスレクイエム「コレが…レクイエム…ダ!オマエが見テイルモノハ確カニ「真実」ダ、確カニオマエノ能力ガ実際ニ起コス「動キ」ヲ見テイル…シカシ…」
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ゴールドエクスペリエンスレクイエムの能力は「相手の動作や意思のエネルギーを全てゼロに戻す」です。つまりジョルノやゴールドエクスペリエンスレクイエムへ向けられた攻撃は全て自動的にリセットされ最初からやり直しになってしまうということなんです。スタープラチナやザ・ワールドが時を止めようが、クリームの暗黒空間だろうが、全てを無効化してしまうこの能力は無敵です。ゴールドエクスペリエンスレクイエムを倒せるスタンドは…存在しません!

そしてトドメ。
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ゴールドエクスペリエンスレクイエムによって殺された者は「死ぬ」という真実にも辿り着くことができず、永遠に死ねない死を繰り返すんです。
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評価は…SS。ザ・ワールドとスタープラチナよりも1ランク下に設定しました。ゴールドエクスペリエンスレクイエムは絶対に倒せないんだからSSSだろという人もいるかもしれませんが、2つだけ弱点があります。まずゴールドエクスペリエンスレクイエムの攻撃方法は殴るしかないわけですから、逃げようと思えば逃げられるというのが1点。そして2点目はジョルノがゴールドエクスペリエンスレクイエムを発動していない時に遠距離からジョルノを狙撃しちゃえば倒せるんじゃないのかという点です。まぁその点に関してはスタープラチナであっても同じなんですが、ゴールドエクスペリエンスレクイエムが最強のスタンドだっていうんじゃちょっとつまらねえからさぁ…

つーわけで長い戦いも終わり…
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このブチャラティのセリフ「運命とは「眠れる奴隷」だ…」という言葉が、最終エピローグ「眠れる奴隷」へと導きます!

つーわけで舞台はまだジョルノがブチャラティチームに入る前の話。ここでミスタの前に現れたスタンドが…
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ローリング・ストーンズ!
スタンド使い本人であるスコリッピ自身にも全く制御できない遠隔操作型スタンド。このローリングストーンズは特定の人物の死ぬ間際の姿に変形するという特性を持っています。
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ローリングストーンズによって死を暗示された者はその運命から逃れることはできないんですが、ローリングストーンズに触れた場合にのみ安楽死できるという厄介な能力です。評価はGでしょ、自分で操作できないんじゃなぁ…

つーわけでそんなローリングストーンズをなんとか破壊したミスタ、しかし運命を変えることまではできません…
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荒木飛呂彦が最もお気に入りだというこの「眠れる奴隷」のエピソード、たしかに深い。「運命は自分の手で切り開くもの」とは第3部承太郎の発言ですが、この第5部では「自分の手で切り開けるようなものはそもそも運命だなんて呼ばない」というレベルにまで達しています。運命を変えるために戦うのではなく、運命の中にあっても正義の心を見失わずに立ち向かい続けることこそが人間の崇高なる精神、黄金の風なんだという事を読書に伝えたこのジョジョの奇妙な冒険第5部、もはや少年漫画ではなく哲学書です!

さぁそして次巻からはジョジョ第6部「ストーンオーシャン」!
…まだまだ続くなぁ…




俺的スタンド強さランキング

SSS スタープラチナ・ザワールド

SS ゴールドエクスペリエンスレクイエム

S クリーム・マンインザミラー

A ハングドマン・デス13・クレイジーダイヤモンド・レッドホットチリペッパー・ヘブンズドアー・キラークイーン・ホワイトアルバム・キングクリムゾン

B マジシャンズレッド・ジャスティス・ザフール・アヌビス神・アトゥム神・ザハンド・バッドカンパニー・ハーヴェスト・ハイウェイスター・ゴールドエクスペリエンス・オアシス

C エンペラー・ゲブ神・ホルス神・アクアネックレス・ボーイⅡマン・ストレイキャット・スティッキィフィンガーズ・ソフトマシーン・セックスピストルズ・エアロスミス・パープルヘイズ・ビーチボーイ・ザグレイトフルデッド・ベイビィフェイス・グリーンデイ・オアシス

D ハイエロファントグリーン・シルバーチャリオッツ・タワーオブグレー・ハイプリエステス・エコーズACT2・ラット・エコーズact3・エニグマ・リトルフィート・スパイスガール・メタリカ

E ホイールオブフォーチュン・オシリス神・サーフィス・ラブデラックス・アースウインドアンドファイヤー・ブラックサバス・ムーディーブルース・クラッシュ

F ダークブルームーン・ストレングス・ラバーズ・ジャッジメント・バステト女神・セト神・ザロック・アクトンベイビー・アトムハートファーザー・クラフトワーク・ノトーリアスBIG

Gハーミットパープル・エンブレス・ザサン・クヌム神・トト神 ・ティナーサックス・エコーズact1・パールジャム・シンデレラ・スーパーフライ・チープトリック・ミスタープレジデント・トーキングヘッド・シルバーチャリオッツレクイエム・ローリングストーンズ