改訂版きよの漫画考察日記839 キン肉マン第33巻 前編 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...


せめて表紙だけでもジェロニモ入れてあげようという優しさはないのか(笑)

ちなみに表紙の折り返しの作者コメントがこれ。
ロビンは真面目過ぎて友達としては不向きじゃないでしょうか。俺的にはスプリングマンやステカセキングあたりが友達になれそうです(笑)

おにぎ

さてラーメンマンvsプリズマンの次鋒対決の続きから。カピラリア光線の毒素に冒されたラーメンマンは…
ピラミッドパワーで回復。俺は科学が万能だとは思っていませんが、科学的根拠が全く無い事象を信じる気にもなれませんね。ピラミッドパワーというものが存在するというのなら、最低限の科学的な裏付けが欲しいんだよなぁ…

そして反撃。
まぁブロッケンJr.は分かるとしても、アシュラマンはレインボーシャワーを一発もくらってはいないわけですからね、アシュラマンの苦しみをプリズマンに味わわせるのはちょっと筋違いかも。

さてここで久しぶりの超人紹介。この5人は全て33巻で登場します。それにしてもオメガマンって2人の読者のアイデアが合わさって生まれた超人だったんだな…

さてここでラーメンマンがジャングルジムから落下。
こんなのに刺さったら間違いなく即死です。がしかしラーメンマンはここから何事もなかったのごとく立ち上がり…
やはりプリズマンの最大の弱点は「身体がモロそう」という点でしょう。ブレーメンサンセットでもやられてましたからね、落下激突技に対する耐性が低いんでしょう。ただそれでもレインボーシャワーの悪質さは際立ってますからね、攻撃と防御にピーキーな性能を持った良い超人だったとは思いますね。

そしてラーメンマンが串刺しになりながらも無傷だった理由が明かされます。
いやいや、2本のパイプをどう使えばあの状態で無傷で済むのか、誰かやってみせてくださいよ(笑)

つーわけで次鋒対決はラーメンマンの勝利…と思いきやちょっと違ってました。
テリーマンvsキングザ100トン戦と同じく両者の対戦結果は公式には「引き分け」だったんだなぁ…
つーわけで作中におけるラーメンマンの全対戦成績はこうなります。
⚪️ブロッケンマン(キャメルクラッチ)
⚫️キン肉マン(体当たり)
⚫️テリーマン(反則負け)
⚪️ブロッケンJr.(ロメロスペシャル)
⚫️ウォーズマン(スクリュードライバー)
⚪️ミスターカーメン(レッグラリアート)
⚪️スプリングマン(レッグラリアート)
⚪️乱入コンビ(ロングホーントレイン)
⚫️ヘルミッショネルズ(クロスボンバー)
⚪️モーターマン(キャメルクラッチ)
⚪️バイクマン(九龍城落地)
△プリズマン(九龍城落地)
やはりラーメンマンの戦績はアイドル超人の中でも優秀。特にアイドル超人軍が最も追い込まれたといってもよい悪魔七超人編で2勝を挙げている点は評価できますよね、結局悪魔七超人のうち魔雲天以外の6人はキン肉マンとラーメンマンの2人だけで倒してるわけですから(笑)


さてさてその頃キン肉大王と王妃の元にはこの子が登場!
誰?
面影すら無いわ(笑)
せめて髪の色くらいは同じにしてくれないとなぁ…

さーてさて中堅戦。ついに知性チーム最後の超人が登場!
ジ・オメガマン!
まずはその超人強度8600万パワー。これは神(元神のザ・マン含む)を除けばキン肉マン史上最高値。あの悪魔将軍の5倍以上。バッファローマンの86倍。カナディアンマンの860倍。そしてカニベースの43,000,000倍(笑)
さらにその出身地はオメガ・ケンタウルス星団。またゆでたまごが適当な出身地を作りやがったなと思ってしまいましたが、ケンタウルス座にオメガ星団というのが実際に存在してるんです。地球から17.000光年も離れてますが、ウルトラマンの出身地であるM78星雲は地球から300万光年離れてますからね、それに比べれば近いもんです。ちなみに宇宙戦艦ヤマトが目指した大マゼラン星雲は地球から14万8000光年、銀河鉄道999が目指したアンドロメダ星雲は250万光年離れています。オメガ・ケンタウルス星団、案外近い(笑)

そんなオメガマンの最も注目すべき点は30年近く経過してから双子の兄がいたことが判明した点でしょう。
アリステラに関してはまぁいずれ語るとして、キン肉マニアの中では早くもオメガマンの事を「ディクシア」と呼ぶ風潮が始まっていますからね…

そんなオメガマンの名前の由来。
Ωは確かにギリシャ文字の最後の文字なので「最後」「究極」という意味があります。それを我々の世代に教えてくれたのはやはりコレでしょうね。
ファイナルファンタジー5で登場したこのオメガ、当時の子供達は誰しもが覚えていることでしょう。今でこそインターネットで検索すれば対処法もすぐ分かるんだけども、我々の時代は独力でなんとかするしかありませんでしたからね。オメガや神竜は我々に試行錯誤することの大切さを教えてくれたんだよなぁ…

さて中堅戦の前に、キン肉マンとフェニックスが同時に吐血。
心臓病で吐血したフェニックスよりも、ただの疲れで吐血したキン肉マンの方がヤバそうな感じがしますけど(笑)

さてさてオメガマンに対するキン肉マンチーム中堅はミート君。だがしかし…
なんと「大量のドロ水を飲んで相当のダメージを負った」ために欠場。お腹でもこわしたんでしょう(笑)まぁオメガマンvsミートくんなんて誰も期待してないからいいんだけども…

こーなりゃ仕方ない、キン肉マンチーム副将ジェロニモ、行ってこーい!
とりあえず使い道のないそのオノを置きなさい(笑)

さてキン肉マンチームは副将が出てきたということで…
どうもゆでたまごが描く団体戦というのはルールがはっきりしない。勝ち抜き戦なのか星取り戦なのかが非常に曖昧なんですよね。先鋒戦でキン肉マンがサタンクロスに勝利したことをどのように捉えているんだか…

さてさてジェロニモvsオメガマンの戦いの舞台はこれ。
石垣リング!
普通のリングにも見えますが、リングのキャンバスは砂を固めたものでむしろ土俵に近い。さらに堀の中は四次元空間に繋がっているという危険なリング。アトランティスなどの水棲超人は喜びそうですけどね…

そんなわけで始まったジェロニモvsオメガマン戦ですが、いきなり大技が炸裂します。

Ωカタストロフ・ドロップ!
キン肉マンの落下激突技の中でもインパクトの強く残った技ですね。極め型も結構いい感じですし。ただ惜しむらくはオメガマンが背負っている巨大な右手の描写がムチャクチャだという点です。
これが正しいんです。巨大右手の人差し指のみ、指の先がさらに枝分かれしているのが正しいのに…
右手の人差し指の先が分かれてません。
さらに…
手が開いているのにオメガマンの頭の上にも手があります。たった数ページの間でここまで描写が適当になるのはさすがゆでたまごと言わざるを得んわ…

話が逸れてしまいましたが、Ωカタストロフ・ドロップの解説。
巨大指で覆い隠す意味は無いようにも感じますが、技の形としては非常に完成されてます。これは一度極められちゃったら返しようがないですからね、落下激突技の中ではマッスルリベンジャー級の完成度はあると思います。

さてこのΩカタストロフドロップからジェロニモを救ったのはネプチューンマンが投げたソルジャーの灰でした。
ジェロニモの綴りとして「JERONIMO」というのも間違いではない。そういう名字もなくはないんですが、インディアンのジェロニモということであればその綴りは「Geronimo」になるべきなんですけどね…

そんなわけで両者の戦いは水中戦に。
水中での会話の可否について今更どうこう言うつもりはありません(笑)

さてネプチューンマンを追っているオメガマン、しかしネプチューンマンは2年前に爆死したはず。
爆弾を飲み込んで爆死したネプチューンマンでしたが、なぜか両手両足と首がちぎれて胴体無傷という不自然な遺体に。まぁそもそも爆弾を飲み込む必要はなかったんだけどな…

そんなネプチューンマンを蘇生させたのがこの3人の完璧超人。
まずはこの超人から。
グレイト・ハリケーン!
超人強度6500万パワー、出身地は太平洋。ちなみに名前がグレ「イ」トハリケーンなのかグレ「ー」トハリケーンなのかは微妙なところ。キン肉マングレートとの整合性を図るのなら後者が正解かな…

2人目。
キャッチマン!
超人強度4600万パワー、出身地はやはりベースボール発祥の地アメリカ。野球の中でもキャッチャーをモチーフにした超人ですが、それならちゃんとキャッチャーミットを持たせるべきでしたね。ちなみに必殺技は「地獄の牽制アタック」どんな技か非常に気になりますね…

ラスト3人目。
フィッシングマン!
釣りのリールをモチーフにしてはいますが、そこ以外に釣りの要素は感じられませんね。ちなみに出身地はメキシコのアカプルコ。メキシコ出身超人といえばスカイマンとキン肉マンマリポーサの二大ルチャコンビだったんですが、フィッシングマンはパワーファイターだろうなぁ…

ちなみにフィッシングマンは7450万パワーというキン肉マン史上オメガマンとマンモスマンに次ぐ超人強度の持ち主。そこで超人強度ランキングを作ってみました(神は除く)
1位 8600万パワー ジ・オメガマン
2位 7800万パワー マンモスマン
3位 7450万パワー フィッシングマン
4位 6500万パワー グレートハリケーン
5位 5200万パワー プリズマン
6位 5000万パワー ネプチューン・キング
7位 4600万パワー キャッチマン
8位 4100万パワー サタンクロス
9位 2800万パワー ネプチューンマン
10位 1500万パワー 悪魔将軍・パルテノン・ケンダマン
13位 1300万パワー スクリューキッド
14位 1200万パワー バイクマン
15位 1000万パワー バッファローマン・アシュラマン・キングザ100t
1000万パワー以上の超人は以上17人。結構少ないんだな…

それでは1000万パワー以下で最も超人強度の高い超人は誰でしょう?
正解は…
18位 800万パワー キャノンボーラー
まさかのキャノンボーラーでした(笑)

さらに1000万パワー以下100万パワー以上の超人は以下の通り。
721万パワー ザマンリキ
700万パワー ミキサー大帝・サンシャイン
600万パワー ジャンクマン
580万パワー ゴーレムマン
520万パワー ホークマン
500万パワー プラネットマン
460万パワー モーターマン・レオパルドン
400万パワー スニゲーター
360万パワー ザニンジャ
340万パワー ペンチマン・アモイマン
320万パワー スプリングマン
280万パワー ミスターVTR
250万パワー ステカセキング
200万パワー ミスターカーメン・ブラックホール
145万パワー アトランティス
108万パワー キン肉アタル
100万パワー ウォーズマン・ストロングマン・カナディアンマン

そして100万パワー以下はほぼ正義超人です。
97万パワー ラーメンマン・パワフルマン
95万パワー キン肉マン・テリーマン・ロビンマスク・シシカバブー・フェニックスマン・プリンスカメハメ
90万パワー ブロッケンJr・盗人ジョージ・クリスタルマン
87万パワー ソルジャーマン
85万パワー ジェシーメイビア
83万パワー ジェロニモ
81万パワー ディッキーマン
80万パワー ウルフマン・ゴッドフォンエリック
70万パワー ペンタゴン
65万パワー キン肉真弓・スペシャルマン・ジャンヌスティムボード
60万パワー カレクック・スカルボーズ・デビルマジシャン
55万パワー ビューティーローデス
51万パワー チャボケロリ
50万パワー アレキサンドリアミート・ザ魔雲天
45万パワー ハラボテマッスル・ゴーリキ・スカイマン
40万パワー ベンキマン
35万パワー キンターマン
33万パワー オイルマン
30万パワー チエの輪マン・キングコブラ
25万パワー ティーパックマン・ウォッチマン
20万パワー キン骨マン・タイルマン
16万パワー ザフィッシャーズ
15万パワー イワオ
10万パワー ビビンバ
8万パワー キューブマン
1万パワー ルピーン
25パワー プヨプヨ
10パワー ビーンズマン
2パワー カニベース

完璧超人からすれば正義超人がアリンコに見えてしまうのも分からんではない、それくらいの超人強度格差がありますね…




後編に続く…