つー訳で三船東vs友之浦は三船東の逆転勝ち。その帰り道、吾郎は寿也にもう一度勝負を挑みます。試合には勝ったものの寿也を一度も抑えていないからという理由で。
寿也「すごいね。やっぱすごいよ吾郎君は。どこまでもアグレッシブでピュアで自分の信念を持ってる…そんな君だからこそ僕はずっと憧れにし、君にムキになってライバル意識を燃やしたりしたんだ…たかが海堂高校に認められるかどうかっていうくだらないレベルでさ…でももういい。今日の試合ではっきりとわかったんだ。もうそんなちっぽけなプライドはどうでもいい…」なるほど、こーゆー展開できましたかぁ!
つー訳で寿也と共に三船市立に進学することにした吾郎、そんな吾郎の県大会初戦の相手は海堂附属中学!そこのエースが…この眉村という男、まともに打たれる描写はほとんど無し。吾郎の生涯のライバルは打者でいえば寿也、ギブソンJr.で、投手としてのライバルはギブソンとこの眉村なんです!
その眉村との初対決、結果はなんと19-0で4回コールド負け…
ちなみにコールドゲームってのはよく勘違いされてます。cold gameじゃなくてcalled gameですからね。
さてボッコボコに叩きのめされた吾郎。そして…
当然寿也も誘う吾郎でしたが寿也はこれを拒否。海堂は私立なんでね、じーちゃんばーちゃんの世話になっとる寿也にはキツイんです…
その理由を知った吾郎は寿也の家へ。
吾郎「あいつが海堂に行かなくて誰が行くんだよ!オレはあいつといっしょに海堂でバッテリーを組みてえんだ!」
これに対し寿也は…
「僕はずっとおじいちゃんとおばあちゃんのそばにいてあげたいんだ…ありがとう吾郎君。だから気持ちはうれしいけど…僕はやっぱり海堂に行く気はないんだ。」
家庭環境のせいで夢を諦めざるをえないのは仕方のないことですわな…
しかーしここで寿也のじーちゃん登場!俺はこのじーちゃんで泣いた
じいちゃん「待ちなさい。なぜだ。なぜおまえはそんなにわしらに気をつかうんだ?わしらが甲斐性のない年寄りだからか?やっぱりわしらはおまえを産んだ直接の親ではないからか?」
「いいんだよ、わたしらなら全然いいんだ。それより…こんなにお前や野球のことに真剣になってくれる友達がいるんじゃないか!」う~ん、このおじいちゃん最高
俺の家も決して裕福ではなかったが、俺を中学、高校、大学と私立へ進ませてくれた。俺と家族との仲は完全に冷えきってはおるけれども、その恩を忘れたことだけはない。
つー訳で海堂のセレクションを受けることになった吾郎と寿也。小森も誘われますが辞退。理由は寿也に比べ才能のない自分が海堂へ行っても無駄だと。
だけども小森は見かけちゃうんです。バッティングセンターでボール磨きをしながらキャッチングの練習をひたすらに続けている寿也の姿を…
小森「寿君はただの天才だと思ってた…!あのキャッチングもバッティングも、僕とさほど変わらない練習量で僕より優れたキャッチャーだと思ってた…!それが才能の差だと思ってた…!」問題はその「才能」ってものをどう捉えるかじゃないか?才能ってものを資格のように捉えて、才能がある奴だけが成功できるものだと考えるならば努力することに意味はない。だけども才能ってものを単にスタートラインの違いだと捉えるなら努力による逆転は可能だよな…
さて最後の大会も終わり吾郎たち野球部は卒業旅行で女子ソフト部と日帰りで海へ。帰り際、清水が吾郎に声をかけます…
それがどーしたじゃないんよ吾郎!清水はね、また吾郎が遠くに行ってしまうことに悩んどるねん!うーん甘酸っぱいですなぁ(笑)
そして清水は…そして清水も海堂高校へ向けて勉強開始!