今年もF-1が開幕しました。


新パワーユニットが採用されたことで、現地もかなりの混乱があったようです。

ご覧になられていた方もなかなかなれなかったのではないでしょうか。


私もその一人です。

大好きなF-1に文句を言うのも何ですが、視覚的に情報が足りなかったのではないかと思います。


走行中、エンジンの他にもMGU-KやMGU-Hといったパワーユニットが動いていますが、それらがどのような動きをしているかを視覚的に知りたかったと思っています。昨年はKERSの放出状態が視覚的に分かるようになっていましたが、今年はまだ対応しきれていないのか、そこまで見ることができませんでした。


しかし、F-1のことですから、上に書いたようなこともすぐ実現できるのではないかと思います。


早速、再来週のマレーシアグランプリが楽しみになってきました。


短評ながら、今日はここまで。

今年のF-1のレギュレーション変更は、各所での既報の通りですが、非常に理解しずらいものがあります。

とくにエンジンを主とするパワートレイン関係はその最たるもの。


私もここに非常に困惑しています。何とかしなければと勉強をすることにしました。

一番の近道は、F-1のことをよく御存じの方から話を聞くこと。


ということで、先日東京恵比寿で開催されたF-1解説者の今宮純氏の「クロストーク・ミーティングPULS」に参加してきました。実は、今宮純氏のクロストーク・ミーティングに参加するのは5年ぶりです。


前回の参加報告はこちらから


今回は「PULS」ということで、通常のクロストーク・ミーティングとは違って、ゲストもほとんどなく、今宮氏が90分間今年のF-1について懇切丁寧に解説されるというものでした。参加者も小規模で、5年前の参加者は私の記事によると182名だったようですが、今回は80名強。人数が少ないということで、じっくり今年のF-1について勉強できる環境でした。


私は幸いフロントロー(最前列)に着くことができ、最前線で話を聞きました。


今年のレギュレーションで時に気になっていたパワートレインの概要は以下の通り。

(私の解釈であり、違いがあるかもしれません。ご容赦賜りたく。)


・エンジンは1.6LのV6シングルターボ(燃料供給系はDI-筒内直接噴射-)

・パワーユニットは、エンジンに加えてMGU-KとMGU-Hが使用される。

・MGU-K(Motor Generator Unit-Kinetic):昨年までのKERSと同じようなもの。

 いわゆる回生ブレーキの一種。

・MGU-H(Motor Generator Unit-Heat):新たに加えられたユニット。

 ターボチャージャーの回転により発電される。いわゆる熱回生システム。

・これらのパワーユニットは自動で協調される。マニュアルモードもあり。

・トランスミッションは8速


これで何となく今年のF-1のパワートレインを理解できました。

あとは、レースを観戦して、どのような動きを車がするかを注目してみたいと思います。

今年のF-1も今週末開幕です。

昨日わずかな時間を利用してクルマの試乗を約1時間のうちに2台行ってきました。


当日は駆け足での評価だったので、大まかに紹介させて頂きます。


その1 ホンダ N-WGN

ホンダが放つNシリーズの4台目。

熱戦が繰り広げられているトールワゴン試乗の中でどのような存在感を出せるかが勝負。

街乗りの感触では十分に走り、使い勝手も良い。高速での走行性能が注目。

特に、今回は自然吸気エンジンのモデルの試乗だったので非常に気になるところ。

安全面では、後席でシートベルトを閉めていない場合、警告灯が点灯する装備があり。

このようなちょっとした気配りがうれしい。


その2 テスラモデルS

テスラのセダンモデル。クルマの車格はかなり大きく、ポルシェパナメーラ相当。

EVらしく、加速のトルクは強烈。フットブレーキは軽く踏んでもかなり強めに効く。

電子制御で弱くする設定もあり、それを試したところ通常のクルマ相当になった。

お値段もかなりするようで、オピニオンリーダーが愛車として検討されるのも良いと考える。


駆け足ですが、以上です。

根強いファンの方々に支えられて不定期更新の我がブログのメインコンテンツ「クルマ褒めちぎり」もめでたく40回目を迎えられることができました。本当にありがとうございます。


今回ご紹介するのは「ルノールーテシア」です。

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昨年登場した現行型ルーテシアは通算で4代目となります。ルーテシアは個人的にお気に入りのクルマで、2代目と3代目をディーラーさんでちょっとだけ試乗させて頂いた過去があります。今回は良心的なレンタカー会社さんがレンタカーを展開しており、その車を借りてロングドライブに出かけました。「クルマ褒めちぎり」のレンタカー料金や、燃料の料金、高速道路代はすべて自己負担ですから、全力で評価しています。

今回借り出したのは中間グレードの「ZEN」。

全長4095mm、全幅1750mm、全高1445mmであり、ほぼCセグメントと言えます。ライバルはやはりフォルクスワーゲンゴルフと言ったところでしょうか。

目玉のエンジンは、1.2L直列4気筒のターボ(ハイオク仕様)。トランスミッションは6速のDCT(デュアルクラッチトランスミッション)。パワートレインのスペックは欧州車のトレンドをそのまま踏襲していると言えましょう。

タイアはコンティネンタル製ContiEcoContact5を履いています。サイズは195/55R16。程よいサイズです。

ここでシートアレンジを確認します。

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リアシートを倒したのですが、トランクスペースと倒した背もたれの間に段差があります。大概の日本車ではフラットになるので、ここは日本車に一日の長があるようです。


前置きはこのあたりにして、早速乗ってみましょう。

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「~今回は、ルノールーテシアをいつもの山坂道に持ってまいりました。~」

ということで、今回の試乗コースもいつもの高速・一般路・山坂道を組み合わせたコース※です。

※首都高-東名-小田原厚木-一般路-西湘バイパス-箱根ターンパイク-芦ノ湖スカイライン-箱根スカイライン-長尾峠(-一般路)-西湘バイパスからは往路とは逆行路


以下、インプレッションを箇条書きにします。


・実燃費15.2km/L。カタログ燃費はカタログに記載なし。比較的走る方と思う。
 しかし、ハイオク仕様は残念、欧州車だから致し方なしだが。
・ターボの音は回転問わず高負荷で「キーン」という音が聞こえるが、総じて静か。
 本当に1.2Lなのだろうか?動力性能に不満無し。
・足、総じて柔らかめ。とは言え、ふらふらすることもない。バンプは多くのものはしっかりいなして快適な乗り心地。
・100km/hを超えてくると風切音が気になるが、それ以下ではノイズは気にならない。
・振動も気にならない。ステアリングからの入力はよほど荒れた路面でない限り、あまり感じられない。
・車のサイズは大きすぎず、小さすぎず。もはや日本でもCセグメントが主流となるのかもしれない。
・日本車でCセグメントのハッチバックがあまりないのが残念。
・気になるAピラー。太すぎず。視界良好。
・後方視界、シートベルトが屋根からぶら下がっているのがバックミラーに映る。一瞬何かと思う。何とかならないか。
・タイアの空気圧は、フロント220kPa、リア200kPa。あまり高くはないと思う。これによって乗り心地が多少良くなっているのかもしれない。
・ブレーキはフロントディスク、リアがドラム。不都合は通常の領域ではなし。
・6速DCTの感覚は、2500rpmでポンポンとシフトが変わる。リズミカルで面白い。
 →アクセルの踏込量で変速するエンジン回転を変えているらしい。アクセル踏込めば変速するエンジン回転はさらに上の方向にあった。
・手動変速モードもお手軽。手動変速モードで停止してもシフトは自動で変速してくれる。ありがたい。
・オートクルーズもあり、楽である。オートクルーズとは別物でスピードリミッターの設定ができる。
・後席の居住性は。→座高は高めで多少は前方の景色を望むことはできる。頭上のクリアランスは、こぶし2.5個分。悪いことはないと思う。
・100km/hにおけるエンジン回転:6速約2400rpm、5速約3000rpm。エンジンノイズは悪いことはない。おっとりしているようにも見えるが十分。
・いつもの山坂道、十分以上の性能。自動変速モードでもアクセルを踏み込むとぐっとシートに押さえ付けられる様な事が多々。
・DCT変速は適切であり。まさにFun to drive。カングーの様なpoorなセッティングとはかけ離れた良さ。
・ECOモードについて:発進加速は少々もたつく。発進は通常のモードで行い、定速走行はECOモードに任せるのが良い。
・触感など:エアコンスイッチはかなり気に入った。オーディオは取っつきにくいかも。CDオーディオが存在しないのは驚いた。少々不便を感じる。
・エアコン、マニュアルでいい。今回の仕様は必要にして十分。
・ステアリング、悪くはない。プラスチックの触感あまりよくないかも。革との接合面段差あり、持ち方によっては指に刺さるかも。
・ステアリングの調整機構:チルト&テレスコについては問題なし。こちらとしては必須、と思う。
・リアのドアノブは上手く作りこんだと思う。微量とは言え、空位抵抗の低減により、燃費に効く可能性あり。
・シート、かなりよい。さすがフランス車といったところ。長時間乗っていても腰やお尻が痛くなることがなかった。
・ゴルフと比較すると、やはりルノーは面白いところを突いてきてくれる。遊び心があるというか。


最後に結論ですが、かなり楽しいクルマです。ルノーの自動変速のマッチングは今まであまり作り込まれていない印象を持っていたのですが、非常に素晴らしい変速を今回のルーテシアは実現していました。箇条書きにも書きましたが、「Fun to drive」を実現した素晴らしいクルマだと思います。かなりお勧めです。


以下、番外編の写真


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箱根ターンパイク頂上の大観山からの眺望。何度もターンパイクには来ていますが、ここまで晴れ渡り、芦ノ湖~富士山がしっかり見えたのは初めてだと思います。


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「いつもの山坂道」の途中にある三国峠で富士山とルーテシアの2ショット。


また、ルーテシアの様な楽しいクルマで出会えることを祈りながら、今回の「クルマ褒めちぎり」を終わります。ありがとうございました。

2014年からF-1のカーナンバーはドライバー固有のものとなります。

昨日FIAから公表されたエントリーリストによると、カーナンバーは以下のようになりました。


1* Sebastian Vettel, Red Bull
3 Daniel Ricciardo, Red Bull
44 Lewis Hamilton, Mercedes
6 Nico Rosberg, Mercedes
14 Fernando Alonso, Ferrari
7 Kimi Raikkonen, Ferrari
8 Romain Grosjean, Lotus
13 Pastor Maldonado, Lotus
22 Jenson Button, McLaren
20 Kevin Magnussen, McLaren
27 Nico Hulkenberg, Force India
11 Sergio Perez, Force India
99 Adrian Sutil, Sauber
21 Esteban Gutierrez, Sauber
25 Jean-Eric Vergne, Toro Rosso
26 Daniil Kvyat, Toro Rosso
19 Felipe Massa, Williams
77 Valtteri Bottas, Williams
17 Jules Bianchi, Marussia
TBA Max Chilton, Marussia
TBA, Caterham
TBA, Caterham

*セバスチャン・ベッテル選手はもともと5を選んだが、昨年のチャンピオンであり。

 よって1を付けて走ることになる。


また、マックス・チルトン選手は確認中です。


皆様もカーナンバーには色々な思い入れがあると思います。

今年はどのようなレースが展開されるでしょうか。