≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載 1234
W50に転送します。 広橋
2024年7月25日のブラジルニュースです。(確認7月25日)
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出来事 1 ブラジルで逮捕されたイタリア人麻薬蜜売人、マフィアとPCC及びCVの関係を暴露することを決めた。 (今日の1面トップニュース見出し)
ブラジルで逮捕されたイタリア人マフィア組織幹部、自国当局にPCCの秘密を伝えることを決意したという。
イタリア人のビンセンゾ・パスキーノ(Vincenzo Pasquino) はレッド・コマンド( Red Command= CV) に関する情報も提供する必要がある。彼は南米での 「ンドランゲタ・マフィア一族」のコカイン密売における最大の仲介者とみなされていた。
(翻訳者注PCCとは=首都第一コマンド 、はブラジルを中心として活動している犯罪組織。構成員は20,000人以上いると言われており、その内6,000人が刑務所に投獄されている。
CV=コマンド・ベルメーリャとは=ブラジル最大の犯罪組織の1つです。 1979 年にリオデジャネイロのアングラ ドス レイスのイーリャ・グランデにあるカンディド ・メンデス刑務所で設立された)
ブラジルで逮捕されたイタリア人マフィアのヴィンセンゾ・パスキーノは、犯罪組織PCCとCV(コマンド・ヴェルメーリョ)の秘密 を自国の当局に伝えることにした。パスキーノはイタリアの裁判所と一種の 司法取引 に署名した。
この情報は新聞『O Estado de S. Paulo=エスタード・サンパウロ紙』に掲載された。 TV Globo(テレビ・グローブ社)は、協力協定と、ブラジルの司法長官事務所 (PGR)がその過程でイタリア当局を支援していることを認めた。
パスキーノは、イタリアで最も強力なカラブリアのマフィア「ンドランゲタ」で指導的な地位を占めていた。警察や司法界では、「ンドランゲタ」の指導者が 密告 するのは珍しいとみなされている。この暴徒は、ブラジリアの連邦刑務所に収監されていた2023年11月に初めてブラジルでのマフィアと犯罪行為への関与を認め、当局に情報を発表した。
パスキーノ容疑者は今年3月にイタリアに引き渡された。彼は現在ローマで投獄されている。
エスタドン紙によると、マフィアがイタリアの司法当局と合意に達したことを明らかにしたのは、イタリア国家対マフィア・反テロ総局の責任者であるジョバンニ・メリッロ検事だった。
(サンパウロ在住の感想」 現在でも現実に、映画「ゴッドファーザー」がブラジルでは活躍しているようですね。日本では一時「ヤクザ映画」が隆盛して映画館に通ったものですが、そんな映画のヨーロッパ版 みたいな感じで、私もゴッドファーザーを見た記憶があります。今はやくざ映画作ってもダメな時代になってるのですかね、時代の変遷をこんな部分からまで感じさせられるこのごろです。ご同輩諸氏!)
出来事 2 ブラジルでは…オロポーチ熱なる新手の感染病で今日2人が亡くなられたようです。
(ニュースの見出し記事)
ブラジル保健省はバイーア州でオロポーチ熱による死亡を確認。この病気による死亡例が記録されたのはこれが初めてです。
バイーア州内陸部に在住している30歳未満の女性二人です、併存疾患はなかったようです。この感染症は髄膜炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こす可能性がありますが、・・・ 重篤なケースはまれなようです。
保健省は今週木曜日(25日)、国内でオロポーチ熱による2名の死亡を確認した。同省によると、それまで「世界の科学文献にはこの病気による死亡例の報告はなかった」という。
この病気は主に「マルイン」または「サシチョウバエ」として知られる蚊によって伝染し、デング熱に似た症状がありますが、一般に重症度は低いです。
(翻訳者注:サシチョウバエを引いてみたら、この症状感染症の説明がありましたので、下に添付します。)
このオポローチ熱と、以下のリーシュマニア症は同一のものではないかと考えます。
そういえば、私の農場にも夕方になると、ムトゥカとかボハッシュ―ドとかいう蚊を小さくしたコバエみたいな小さなコバエのようなのに刺されて痒いこと、こういうたぐいのコバエが媒介する熱病みたいですね。農場買って40年になりますが、いまのところ感染していないようです。
もし違っていましたら、ご連絡をお願いします。 マツエ
リーシュマニア症
流行地
リーシュマニア症は、サシチョウバエにより媒介される寄生虫疾患です。皮膚リーシュマニア症、内臓リーシュマニア症、粘膜皮膚リーシュマニア症の3つの病型があります。リーシュマニア症は、熱帯雨林~乾燥地帯の田舎で多く、都市部で少ない傾向にあります。しかしイラクのバクダットやアフガニスタンのカブール、ブラジルの東北部では都市部周辺や都市部でもみられています。
サシチョウバエが活動する夕暮れ時から夜明けまでの時間帯は感染のリスクが高く、日中の暑い時間帯には刺されることは少ないです。サシチョウバエは蚊の約1/3の大きさと小さく羽音もしないので見つけることは困難です。刺されると痛みを伴うことがあります。リーシュマニア症のリスクが高い旅行者は、冒険旅行者、野鳥観察家、途上国でのボランティア隊員、建築作業員、夜間にアウトドアをする人などです。
皮膚リーシュマニア症の90%以上を以下の8つの国が占めています。アフガニスタン、アルジェリア、イラン、イラク、サウジアラビア、シリア、ブラジル、ペルー
内臓リーシュマニア症の90%以上を以下の5つの国が占めています。インド、バングラデシュ、ネパール、スーダン、ブラジル) 以上です。