≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載 1212 | 私たちの50年!!

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1962年5月にサントス港に着いたあるぜんちな丸第12次航の同船者仲間681人の移住先国への定着の過程を書き残すのが目的です。

≪ブラジルニュース(マツエ版)≫ 日本語版のみ連載 1212

 

2024年7月3日のブラジルニュースです。(確認7月3日)

 

為替1US$=5.56レアル(ー1.71%)

石油1バレル=US$87.02(2か月先物価格)

 

出来事  1 (今日の一面記事)ハダジ財務大臣は250億レアルの国家予算からの経費削減を表明した。(お陰で為替USドルが1.7%も下がった。)

ルーラ大統領とハダジ財務大臣が会談、ハダジ氏は250億レアルの経費削減を発表。

ルーラ大統領は財政枠組みを順守すべきだ、とも述べた。

ハダジ大臣は「これについては議論されていない」と述べ、枠組みには尊守されるルールが含まれていることを保障した。今週火曜日を中心に数日にわたる市場の混乱(ドルの暴騰)のさなか、ハダジ氏とルーラ氏が一連の会談を持った。

会談の行われた日(今日水曜日)ハダジ氏とルーラ氏の会談は、政府と市場の混乱の中で行われた。

ルーラ氏はここ数週間の講演で、中央銀行の金融政策委(copom)に反対する姿勢を強めている。大統領は、Selic金利(公定歩合)はもっと低くなる可能性があると考えている。

市場はこの種の発言は経済への政治介入のリスクとみている。

さらにルーラ大統領は、銀行家を満足させる必要はなく、むしろ貧しい人々を満足させる必要があるとも語っている。大統領のこれらの発言は、公費の管理ができないのではないかという懸念を引き起こした。

この結果、ドルは急騰し、2年半ぶりの高値となる5.66レアルに達した。

しかし今週水曜日今日には2%下落し、5.56に達した。

もう一つの要因は、今週水曜のルーラ氏とアダド氏および経済チームとの会談が、ドルの上昇と政府の支出抑制が大統領の注目を集める兆しであると投資家がみなしたことだ。

 

出来事  2 言葉のやり取りが合わないルーラ・ブラジル大統領とミレイ・アルゼンチン大統領(記事の見出し)

選挙での言い争い、対面会談なし、メルコスール首脳会談での意見の相違:ルーラさんとミレイさんの関係。

ブラジルとアルゼンチンの大統領は全く異なるイデオロギーの流れに属しており、直接会談はない。ミレイアルゼンチン大統領は、ブラジルでルーラさんのライバルたちとの保守派(右寄り)会合に参加するために、メルコスール首脳会談への参加をキャンセルした。

(サンパウロ在住の素朴な疑問 メルコスール経済協力組織の主要メンバーであるブラジルとアルゼンチンが、まったく意見が合わないという状況はどういうものかと思われます。足並みが全く揃わない組織は非常に不安定で力も削がれてしまうことになるのではないか、と思われるのですが、事務方がどういう対処をするのか観察したいと思います)

 

≪ブラジルニュース(マツエ版)≫  日本語版のみ連載 その54の記事より